島村楽器限定!電子ドラム用ヘッドホン”EMUL SSW-DHP200″レビュー
ドラマーの皆さん、ご自宅での練習にはアコースティックドラムを使用していますか?
それとも電子ドラムでしょうか?
昨今の住宅事情を考慮すると、電子ドラムを使用しているという方が多いのではないでしょうか?
電子ドラムに関しても、リーズナブルなモデルからハイスペックなモデルまで様々な機種が存在します。
電子ドラム選びでは、機種それぞれの打感やサウンド、機能などを踏まえて検討されたのではないかと思います。
そうして拘って手に入れた電子ドラムを使って、もっと良い音で練習したいと思いませんか?
その時に重要になってくるのが、ヘッドホンやスピーカーといった「実際に音が出る機材」です。
どんなにハイスペックな電子ドラムでも、最終的なヘッドホンやスピーカーの品質が低いと宝の持ち腐れになってしまいます。
そこで今回ご紹介するのは、2022年2月に発売したばかりのドラム演奏が楽しめるようサウンドチューニングが施された電子ドラム用ヘッドホン「EMUL SSW-DHP200」です!
バスドラム、タムの音の伸びやシンバル系のアタック感やサステインがしっかり再現できるようにサウンドチューニングされている電子ドラムのためのヘッドホン。
また、低域がしっかり再生されるのでベースの演奏にもオススメです。
それでは、実際に電子ドラムに使用してレビューを行っていきましょう!
まずはその前に、商品の特徴をおさらいしていきます。
目次
EMUL SSW-DHP200 主な特徴
長時間の演奏でも疲れにくい装着感を追求
人間工学に基づいたエルゴノミックデザインのイヤーパッドを採用し、装着面にはベロア素材を使用。
また、電子ドラムの練習に最適な3mケーブルを採用し、ケーブルの取り回しに便利なクリップも付属しています。
耐久性や頑強性に優れた素材
「ワレ」や「劣化」の少ないナイロン樹脂を本体素材に採用。
大切な楽器や音響機器に傷を付けないよう、構造体として金属を使用していません。
また、ケーブルは着脱可能(リケーブル対応)となっており、長く愛用できるヘッドホンです。
気持ちよくドラム演奏が楽しめるようサウンドチューニング
スタジオヘッドホンで定評のあるSOUND WARRIOR(サウンドウォーリア)ヘッドホンをベースに新規開発。
バスドラム、タムの音の伸びやシンバル系のアタック感やサステインがしっかり再現できるようにサウンドチューニングを施しています。
安心の「Made in Japan」
国内で製造、人による全数サウンドチェックおよび検品を行っています。
EMUL SSW-DHP200を実際に試してみました!
今回使用する電子ドラム”Roland TD-17KVX-S”
※本製品にキックペダル、ハイハットスタンド、ドラムスローンは付属いたしません
ブランド | Roland |
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型名 | TD-17KVX-S |
定価 | オープンプライス |
販売価格 | ¥198,000(税込) |
JAN | 4957054513191 |
今回比較検証するヘッドホン”Roland RH-A7″
ブランド | Roland |
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型名 | RH-A7 |
定価 | オープンプライス |
販売価格 | ¥8,800(税込) |
JAN | 4957054501655 |
外観・装着感
まず手に取って最初に感じるのは、「あれ、イヤーパッドの形状が違うな」です。
左:EMUL SSW-DHP200 右:Roland RH-A7
画像を見ていただくと一目瞭然ですが、通常のヘッドホンはイヤーパッドがフラットタイプですが、SSW-DHP200は流線型になっています。
これは「エルゴノミックデザイン」といって、人間工学(エルゴノミクス)という研究分野に基づき、人がより自然に・無理なく・効率的に扱えるよう最適化されたデザインを採用しているためです。
実際に装着してみます。
左:EMUL SSW-DHP200 右:Roland RH-A7
確かに耳に非常にフィットしますね。つけているときの違和感(ヘッドホンをつけているという存在感)が少ないので、長時間使用しても耳が痛くなるという事は無さそうです。
また、ヘッドバンドも柔らかいクッション性のある素材になっているので、頭頂部の装着感も優しいですね!
さらに私の主観ではありますが、外音の遮音性も高いと感じました。
実際に曲を流しながらRH-A7と比べてみましたが、耳にフィットしているので遮音感が強い状況でした。
(完全なノイズキャンセリングという訳ではありませんが・・・)
集中してプレイしたい時には便利ですよね!
また耳に非常にフィットするため、頭を揺らしてみてもズレにくい印象がありました。
電子ドラムを激しくプレイしても良い環境で演奏できそうですね!
さらに、イヤーパッドは「ベロア素材」を採用。
高級感のある見た目に加え保湿性も高いので、プレイで汗をかいた状態でも快適に装着できます。
重さ
次に、ヘッドホンの重さを量ってみます。
左:EMUL SSW-DHP200 右:Roland RH-A7
SSW-DHP200を実際に図ってみると”234g”(スペック上は230g)でした。
比較検証しているRH-A7は”220g”(スペック上は200g)でしたので少し重くはなっておりますが、実際のフィット感(ヘッドバンドの柔らかさ、イヤーパッド形状)が良いのでかえって軽く感じます。
一般的なヘッドホンの重さが200~300gなので、ヘッドホンの中では軽い部類に入るではないでしょうか?
サウンド
実際に「Roland TD-17KVX-S」につけて演奏してみます。
まず、聞こえてくる音量がRH-A7より大きいのにビックリしました。
自分の演奏音がしっかりと聞こえます。
また音質については、ハイ、ローが非常に良く出ており、メリハリのあるサウンドになっていました。
さらに、音自体が非常に締まって聞こえるため、1音1音しっかりと鳴ります。
内蔵されている音源の良さが際立ったサウンドになっていると思います。
その他
これは地味にありがたいのですが、SSW-DHP200は「リケーブル対応」です。
ケーブルが断線した時の交換が容易ですし(修理に出さなくてもケーブルを自分で交換できる)、よりサウンドのクオリティアップを求めたい方はケーブルのカスタマイズも可能になっています。
高額ヘッドホンの購入に対しての不安が軽減されるのではないでしょうか?
まとめ
EMUL SSW-DHP200を試してみて一番の感想は、「長時間演奏でも疲れにくく、非常に高音質でドラム演奏ができる」点です。
練習環境には最適なアイテムではないかと感じました。
「リケーブル」を始め、長く使用していくのに良い特徴も多くあったと思います。
高級な部類に入るヘッドホンではありますが、練習環境の充実のため、長く愛用できるヘッドホンをお探しの方に非常にピッタリなアイテムではないでしょうか?
商品詳細
EMUL SSW-DHP200
ブランド | EMUL |
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型名 | SSW-DHP200 |
定価 | オープンプライス |
販売価格 | ¥19,800(税込) |
JAN | 4514812107476 |
スペック
タイプ | セミ・オープン・ダイナミック型 |
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ドライバーユニット | 外径φ40mm |
インピーダンス | 40Ω/1kHz |
周波数特性 | 10Hz~35kHz |
最大入力 | 200mW |
出力音圧レベル | 102dB/1kHz,1mW |
重量 | 230g(コード含まず) |
プラグ形状(本体) | φ3.5mmモノラルミニジャック×2(L/R),接続コード分離型 |
ヘッドバンド | ビニールレザー |
シェル素材 | ナイロン樹脂 |
生産国 | 日本 |
付属 | φ3.5mmステレオミニプラグ接続コード(長さ3m)×1,取扱説明書×1 |
保証期間 | 購入後1年間 |