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【徹底検証:ドラムペダル】「DW(Drum Workshop)5000シリーズ」ターボとアクセレレーターの違いをチェック!

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【徹底検証:ドラムペダル】「DW(Drum Workshop)5000シリーズ」ターボとアクセレレーターの違いをチェック!

記事中に掲載されている価格・税表記および仕様等は予告なく変更することがあります。

人気のペダルをチェック


DW(Drum Workshop)製のドラムペダル「5000」シリーズは、パワフルなサウンドと安定感あるアクションで大変人気の高いモデルです。

この5000シリーズには、ドライブシステムの違いで2つのバリエーションがあります。全体の見た目はほとんど同じに見えますが、実は大きな違いがあります。
今回はちょっとわかりづらいその違いをチェックしてみました。ペダル選びの際に参考にしてみましょう。

その前に、DW5000シリーズを改めて紹介してみます。

DW5000シリーズシングルペダルの特徴

ボールベアリングヒンジ


カカト部の赤いヒンジ(蝶番)にはベアリングを内蔵。DWの特長でもあるベアリング入りのヒンジにより、スムーズな動きを実現し、左右ガタツキもシャットアウト。

ダブルチェーンドライブ


パワーを逃さず伝え、耐久性も良好。

デュアルベアリング スプリングロッカー


スプリングの上下にベアリングを装備。滑らかなアクションが楽しめます。
特にスプリング下部も稼働することにより、スプリングに余分なストレスがかからず、素直な戻りを実現。

トライピボット トゥ クランプ


バスドラムフープを噛む部分が可動式となっており、ペダルのカカト部の浮きやバタツキが防止できます。

裏面にはラバーシート貼り付け


過去のモデルはベルクロ(マジックテープ)でしたが、このモデルからラバーになりました。しっかりとしたグリップ感があり、経年劣化も少ない。

ターボ(Turbo)とアクセレレーター(Acclerator)の比較

上記の各部動作部は共通ですが、ターボ(Turbo)とアクセレレーター(Acclerator)という、駆動部の違いにより2モデルのラインナップがあります。

ターボ(Turbo)


真円カム(スプロケット)とも呼ばれます。カムの中心に軸があります。

踏み込んだ分だけビーターが動く、素直なアクション。もちろん5000シリーズならではのパワフルなサウンド、しっかりとした踏み心地も楽しめます。

アクセレレーター(Acclerator)


偏芯カム(スプロケット)とも呼ばれます。カムの軸を中心からずらすことで、独特なアクションを生み出しています。

軸がカムの中心をずらして配置されており、加速→減速を繰り返すような回転運動をします。この原理を利用し、加速するタイミングでビーターがヒットします。

動画でチェック

ターボ(Turbo)とアクセレレーター(Acclerator)の比較動画を作成してみました。動作の違いが分かれば幸いです。

おしまいに


人気のペダルの大きな違い、お分かりいただけましたでしょうか?
この2機種の動きの違いにより、踏み心地に大きな違いがあります。
軽い、重い、踏みやすいだけでなく、ご自身の思うタイミングで音が出せ、グルーヴできるのはどちらか、という観点からも、皆さまご自身にピッタリのペダルを選んで頂けたら、と考えています。

今回紹介したペダル

ターボタイプ

ブランドDW
型名DW-5000TD4
定価(税抜)¥33,000(税込)¥36,300
販売価格(税抜)¥24,800(税込)¥27,280
JAN0647139221472

アクセレレータータイプ

ブランドDW
型名DW-5000AD4
定価(税抜)¥33,000(税込)¥36,300
販売価格(税抜)¥24,800(税込)¥27,280
JAN0647139221465

この記事を書いた人

札幌パルコ店 鳥塚

テレビで見たドラムに心を奪われてドラムを始め、バンド活動に明け暮れていたある日、何気なく訪れた楽器店で目にしたプロドラマーのドラムイベント(ドラムクリニック)に感銘を受け、楽器店員を志す。現在は札幌パルコ店勤務の傍ら、演奏活動も行う。

これまでに、米国のZildjianや大阪の旧SAKAEといった国内外のドラム/シンバル工場を訪問。長い演奏歴とスタッフ歴で培ったマニアックな知識は、島村楽器随一。

そして今では、世界中のドラマーの定番となったPROTECTIONracketのスネア&ダブルフットペダルケース「TZ3016」「TZ3015」の発案者。

偉大なドラマーを輩出し続ける北海道・札幌で、ドラムコーナーの灯を絶やさぬよう奮闘中。
MyDRUMS内で「トリヅカのマニアックドラム」を連載中!

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