シンバルの祭典「Zildjian Festival 2023」

2023年3月18日に開催されましたシンバルの祭典「Zildjian Festival 2023」の会場を訪れる機会をいただきました。
「Zildjian Festival 2023」とは、今年でなんと創業400年を迎えるシンバルメーカー「Zildjian」によるシンバルの祭典。
国内Zildjian使用アーティストによるパフォーマンス、新製品等々の展示、試奏コーナー、参加者様によるフリードラムセッションなど、まさにジルジャンの創業400年を祝うにふさわしいイベントでした。
こちらではその一部をご紹介いたします。
展示コーナー

ジルジャンのほぼすべてのラインナップが展示されていました。
もちろん試奏もOK!

国内未発売のSシリーズダークが展示されていました。
Sシリーズといえばお求めやすい価格ながら高いサウンドクオリティで人気ですが、そのダーク版。
クリアで明るめなアタックでありながら、余韻が短いあたりがダークなのですね。
国内発売が待たれます。

NATALドラム、パーカッションも展示。
フロントヘッドにはジルジャン400周年の特別版。

NATALのアクリルシェルセット。
アクリルらしい太いサウンドが楽しめ、試奏タイムでは大人気でした。

こちらの展示コーナーには1997年に製造されたスティーブガッドさん仕様のレコーディングカスタムのセットが展示されていました。

なんとドラまで。
これは現物は初めて見ました(笑)
さすがに大きいですね…

ジルジャンシンバルの製造工程紹介コーナー。
この手に持っている石のようなものが合金の塊です。
ずっしりと重い!

これを加熱、圧延を繰り返し…

レイジング(音溝)を施し、シンバルに仕上げていきます。
ふだんなにげなく叩いているシンバルですが、製造途中のものが見ることができたのはとても貴重!
パフォーマンス会場

出演ドラマーさんのセットが一度にセッティングされています。
これを見るだけでもテンション↑
ドラムセット紹介
SATAKOさん(FUZZY CONTROL)

SATOKOさんのセットは、お父様菅沼孝三さん最後のセットであったヤマハのスタージカスタムHipをもとにカスタムされたセット。
特別なペインティングやタム増設が施されていますが、現在島村楽器各店舗でも人気のハイブリッドドラムセットと同じドラムセットです。
小口径浅胴であることを忘れてしまう大迫力のサウンドでした。
シンバルはKシリーズ中心にチョイス。
左手側にはオリエンタルチャイナトラッシュが見えます。

スネアドラムはヤマハから菅沼孝三さんの還暦のお祝いに送られた特別なスネアドラムを使用されていました。
影丸さん(-真天地開闢集団-ジグザグ)

ヤマハのハイエンドシリーズ、PHXをご使用。

大口径のチャイナから穴あきクラッシュ、ベル、スプラッシュに加えツインペダルはもちろん左足クラーベまで駆使したテクニカルなプレイに会場からは大きな声援が飛んでいました。
神田リョウさん

おなじみのサカエ、トリロジーシリーズ(現在廃番)。
フロントヘッドはこの日の為に作られたジルジャン400周年の記念デザイン。

シンバルはAvedisシリーズ、Kカスタム、Kをセット。
メインスネアにはBrady!!
お馴染みのchopsはもちろんですが、シンプルな4つ打ちビートを演奏された瞬間、会場のお客様が思わず踊りだしていたのが印象的でした。
坂東慧さん(T-SQUARE)

ヤマハレコーディングカスタムの多点セット。
スネアの前のタムの並びが特徴的だったり(13”→10”→12”でしょうか?)シングルヘッドのゴングバスドラムがあったりと、セットを見るだけでテクニカルなフレーズが目に浮かぶようです。

シンバルはKスウィートやクラスターのほかに、フロアタム側には22インチAスイッシュノッカー。
そしてこれらの写真ではご紹介できませんでしたが、4人のドラマーさん皆さんがasprのドラムヘッドを使用されていました。
フリードラムセッション

ライブパフォーマンスの終了後は参加者さんによるフリードラムセッションも開催されました。
PHXとアブソルートハイブリッドメイプルで参加できるという豪華仕様!
終演後…

多くのお客様が詰めかけた今回のイベント。
そして終演後のスタージ上に新たな告知が…!
2023年11月19日(日)にもジルジャンフェスティバルが開催されるそうです。
今回の豪華な内容のパフォーマンス、展示を超えるイベントが行われるというのでしょうか…詳細の発表が待たれるところです。
この記事を書いた人
札幌パルコ店 鳥塚

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