こんにちは、島村楽器名古屋パルコ店の立浦です。
本日はRoland社から新たに発売されたオーディオミキサー・オーディオインターフェイスGO:MIXER STUDIOついてご紹介させて頂きます!

GO:MIXER STUDIOは、コンパクトかつ手軽な操作・高音質なスマートフォン・タブレット向けのオーディオインターフェイスとして知られる同社の人気シリーズGO:MIXERシリーズの最新作。
2017年の初代GO:MIXERを皮切りにこれまでも様々な機種がリリースされており、2021年発売の人気モデルGO:MIXER PRO-Xは私も以前に動画にて実機レビューをさせていただいておりました。
いずれも好評を博しておりましたGO:MIXERシリーズですが、今回のモデルはそれらの良いところを継承しつつ、音質・機能共に大幅にアップグレードした新たなフラグシップモデルに位置する商品です。

24bit/192KHz対応12in6outと多数の入出力に加え、また本体ディスプレイも搭載し、各チャンネルに適応可能なCOMP/EQ/リバーブといったDSPエフェクトも装備したパワフルなモデルに仕上がっています。
本稿にて、早速チェックしていきましょう!
製品概要
これまでのGO:MIXERシリーズは手軽に使えるスマホ・タブレット向けのオーディオインターフェイスとして人気でしたが、今回のGO:MIXER STUDIOはスマホタブレットはもちろん、WindowsやMacにもしっかり対応。
また、24bit/192kHz 12in/6outのこれまで以上に多数の入出力を備え、楽曲制作・演奏動画撮影・ライブ配信までを1台でカバーできるより強力なオーディオインターフェイスに仕上がっています。

ちなみに初代GO:MIXERやGO:MIXER PRO-Xと並べてみるとこんな感じ。
俯瞰した際の幅・奥行きのサイズは殆どGO:MIXER PRO-Xと変わりませんね!(むしろちょっとだけ小さいくらい)

代わりに本体の高さ(厚み)は大きく上昇しています。
重量もGO:MIXERは約100g、GO:MIXER PRO-Xは約215gに対し、GO:MIXER STUDIOは440gと倍以上重くなっており、堅牢な作りです。

刷新された高音質マイクプリアンプやスタジオ品質のエフェクト

GO:MIXER STUDIOには高出力マイクプリアンプを2 基搭載。
+75dBのゲインにも対応しており、例えば配信用マイクとして人気の高いSHURE SM7dBのような比較的感度が低いダイナミックマイクでも問題なく音量を確保できます。
ファンタム電源供給にもしっかり対応しており、コンデンサーマイクも使用可能です。
また、音量だけでなく、音質面に関しても前回のGO:MIXER PRO-Xよりもさらに向上しており、本格的なボーカル・楽器のレコーディングもスタジオ品質で行うことが可能です。
軽くテストしてみましたが、同価格帯のオーディオインターフェイスにも負けない高品位なサウンドで収録が可能でした。


側面にはギター・ベースなどのハイインピーダンス対応の入力や電子楽器等を接続するLINE IN、ヘッドホン出力やヘッドセット入力も装備。
ボーカルだけでなく様々な楽器・外部音源を一緒に録音・配信することが可能です。
こちらも試しにギターを入力してみましたが、こちらも明らかな音質の向上が実感できます!
ゲインを上げた際のノイズも格段に少なくなっており、音のキレも増しているように感じました。
また、側面のAUX端子は4極(TRRS)3.5mmミニ・プラグに対応。
4極ミニ・プラグのケーブルでスマホと接続すると、スマホからの音声をGO:MIXER STUDIOへ入力と同時に、スマホ側に音声を出力をすることが可能です。
なので例えばUSB-CでスマホAと接続し配信しながら、AUX端子から接続したスマホBで電話ゲストを入れてその音声も配信に載せる、といったような簡易放送スタジオのような運用が出来てしまいます!

また、本体内部にDSPエフェクトを内蔵しており、コンプレッサーやイコライザー(EQ)、そして待望のリバーブエフェクトをGO:MIXER STUDIOの本体だけでON/OFF・調整することが可能です。

コンプレッサーは定番ビンテージ・コンプレッサーの回路タイプ・キャラクターをモデル化したものを3種類(CHCP-4K、OPTCP-2A、FETCP-76)搭載しており、ネーミングや質感的に
・CHCP-4K=音にパンチを出すVCA方式のバスコンプ(SSL4000G系)
・OPTCP-2A =音を自然に整える光学コンプ(Teletronix LA-2A系)
・FETCP-76=アタックの速いキレの良いFET方式のコンプ(UREI / Universal Audio 1176系)
といった感じ。
用途や音声素材によって選べるのが良いですね!

また、EQはLOW/MID/HIGHの3バンド仕様。Q幅(バンド幅)も本体内で調整でき、また後述の専用アプリを使えばよりグラフィカルにEQのかかり具合を確認することが可能です。更に、EQは入力チャンネルだけでなく、ヘッドホン出力端子やLINE 出力端子にも音独立して調整することが可能です。
なので例えば、パソコンから返ってくる音に対し、スピーカーにはストレートに出力するけれど、ヘッドホンにはやや高域をブーストして聴きやすくする、といった処理も可能です。これも何気に便利ですね!


そしてリバーブエフェクトはRolandのSRV-2000という1980年代後半に発売した 業務用デジタル・リバーブ・プロセッサーをモデリングしたものを搭載!
リバーブの種類もルーム、ホール、プレートと異なるタイプを選択可能で、本体画面上から細かく調整可能です。
人気の配信ミキサーとしてYAMAHA AG03が挙げられますが、AG03は本体ではON/OFFのみで細かい調整はアプリを経由する必要がありますが、GO:MIXER STUDIOは本体だけで完結できる点が嬉しいですね!
肝心のリバーブの音質も非常に綺麗で透明感のあるサウンドで、ボーカルが歌いやすいように感じます。
また、サウンドの芯は残しつつ上手く馴染みながら掛かってくれるため、ボーカルだけでなくシンセサイザーやリズムマシンなどの電子楽器にもマッチしてくれそうです。
ここは是非、皆様にも実機にてご確認いただきたいところです。
USB-C やMIDIポート

背面には音声の各入出力端子と合わせてUSB-Cポートが2つとMIDI/in outも用意されています。
こちらもご紹介していきましょう。
まずUSBポートは電源供給用のUSB-Cとパソコン・スマホやタブレットに接続・通信するためのUSB-Cの2つ。

一般的なオーディオインターフェイス同様、こちらのGO:MIXER STUDIOもUSBバスパワー給電に対応しているので基本的にはパソコン・スマホと本体をUSB-C同士で接続すれば、すぐに駆動するのですが、上記図のように電源供給用のUSB-Cをコンセントに繋いた上で通信すれば、スマホやタブレットを充電しながらも使えるという有り難い仕様になっています!
これまでのGO:MXIER PROはバスパワー駆動のみだったので、長時間配信する際には電池残量を気にする必要がありましたが、このGO:MIXER STUDIOならその心配もなし。何かと生配信の多いストリーマーの方や長尺のレコーディングを行う方には嬉しい改良ポイントですね!
- ※電源供給はコンセントからだけでなく、モバイルバッテリーからも可能です
- ※コンデンサーマイクを使用する際にも、このポートからの電源供給が必要となります。

そしてMIDI/IN OUTは従来の5Pin DINタイプに代わり最近スタンダードになりつつある3.5mm仕様。

例えば上記のようにMIDIキーボードとGO:MIXER STUDIOをMIDIで接続し、演奏はMIDIキーボードで行い、音声はGO:MIXER STUDIOの高品質な出力を利用する、という方法も可能。
他にもMIDI OUTをもあるのでアプリであらかじめ打ち込んでおいたMIDIフレーズ・シーケンスを外部のシンセや音源で鳴らす、ということも出来ちゃいます。

上記のような変換プラグを使えば、5PIN DINタイプのマシンにも接続可能です。
昨今iPad/iPhoneでも優秀な音楽アプリが多くリリースされていますので、それらを利用したミニマルなライブ・演奏セットが組めてしまいますね!
USBマルチチャンネルとデュアルバス

GO:MIXER STUDIOは12in6outのマルチチャンネルに対応しているので、シンプルな録音以外にも様々な用途で有用なオーディオインターフェイスです。※サンプリング周波数192Hz を選択した場合、入出力 は8IN4OUT に制限されます
PCと接続した際に複数のアプリケーション(DAWソフトやPCゲームアプリ、ボイスチャット、パソコン内部の音楽プレイヤーなど)からの音声を同時にコントロール可能です。
なので例えば、仲間でボイスチャットをしながらPCゲーム実況の配信を行う際に、GO:MIXER STUDIOにマイクを接続、USB 3/4 ゲームの音、USB 5/6にボイスチャットの音を割り当てておき、それぞれの音量を個別でコントロール可能です。
また、本機種のLOOPBACK(パソコンやスマホから出ている音を、再びGO:MIXER STUDIOの入力として取り込む機能)も非常に柔軟!ZOOMやMEETなどの双方向で音声やり取りを行うビデオ通話アプリなどでは、安易にLOOPBACKしてしまうと上記の図のように音が無限ループしてしまいハウリングや音が2重に聴こえるといったトラブルが発生する場合があります。


しかし、こちらのGO:MIXER STUDIOには各入力チャンネルごとにLOOPBACKのON/OFFが用意されており、任意に設定が可能。
例えばZOOM上でオンラインレッスンを行う場合などで、USB3/4にZOOMの音、USB 5/6にDAWの音声を割り当てておきUSB 3/4はLOOPBACK ON、5/6はLOOPBACK OFFにしておくことでZOOMの相手側にはDAWの音声だを返す事ができ、異なったソースを個別に音量を調節しておきながら不要なトラブルを防ぐ事ができます。

他にも、本機種はライブで同期演奏をする際にも有用!
上記のように動機で流したいメインの音声をUSB1/2、クリックパートをUSB3/4に割り当てておくことで本体でメイン音声とクリックを個別に音量操作できるようになりますが、更に本機種にはデュアルバスという、ヘッドホンでモニターする音と、LINE出力から配信・録音する音のミックスバランスを個別に設定可能なので、メイン音声(USB 1/2)はメインモニター・ヘッドホン双方がから聞こえるようしておき、クリックの音はヘッドホン出力のみONにし、メインモニターにからは出ないようにOFFにしておくことで、同期演奏をクリックを聴きながらスムーズに行うことが可能となります!
シーンメモリー機能

上記のように幅広い用途・シチュエーションで使える幅の広いGO:MIXER STUDIO。
状況ごとの様々な設定を登録、呼び出しが可能です。
最大16のシーンを記録可能で、切り替えも非常にスムーズで殆ど遅延なく違うシーン設定に移行できるので、例えば何かと忙しいライブ配信時に「歌の時とトークの時でマイクの音量やリバーブの設定を変えて保存しておきたい」といったような場合でも活用できそうです。
専用アプリも用意

基本的には本体だけでパラメーターの設定を完了できる本機種ですが、「GO:MIXER Editor」という本体設定をより分かりやすく行うアプリも用意されています。
各INPUT,OUTPUTの音量やエフェクトやモニターのON/OFFを一括で管理でき、非常にグラフィカルで分かりやすい!

コンプレッサーには圧力計、EQもカーブ表示でより感覚的にコントロール可能です。

またGO;MIXER STUDIOと併せて使うことによりワンランク上の演奏動画を作成できるGO:MIXER Cam というiOS 用アプリも用意されています。iPhone でビデオ収録と同時にマイクやギター等の各入力からの音を独立して録音することができ、後から各チャンネルの音量バランスを調整することが可能。
これもありがたいですね!
一般的なオーディオインターフェイスなら取り直しになるような音量だった場合でも、修正が可能です。

たとえば、ギターの弾き語りを録画した場合、ギターの音量を変えずに後からボーカルの音量だけを大きくするといったことが出来ちゃいます!
また、オーディオインターフェイスとしてはもちろん、パソコンやスマホと接続していなくても電源供給さえされていれば、GO:MIXER STUDIO単体で簡単なオーディオミキサーとしても駆動可能。様々な用途が見込める有用な音楽ツールですね!
いかがでしょうか?
Rolandの新たなオーディオインターフェイス・オーディオミキサーGO:MIXER STUDIOは、2026年1月24日より発売開始!
島村楽器対象店舗でもお取り扱いしますので、気になる方は是非チェックしてみてください!
発売日
206年1月24日
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| 品名 | 販売価格 |
|---|---|
| 品名 JANコード:4957054521493 | ¥44,000(税込) |

この記事を書いた人

名古屋パルコ店 シンセサイザー / DTM / DJ 担当 立浦(たてうら)
シンセサイザー、DTM、DJ等デジタル機材の事ならお任せください!逆に子育ての事、教えて下さい!






