デジランドプロショップ 福岡店の上坊です。
大好評につき品薄中のショルダーキーボード ROLAND「AX-EDGE」ですが、やっと!
発売日の翌日に予約いただいた方への納品が今月から出来そうです…。長らくお待たせいたしました!
そして、AX-EDGEを使い倒そうと考えた時に、どう考えても必要なのが、ケース。どう考えても必要なんですが、なぜか専用ケースが用意されていないんですよね…(泣 (※ 純正ケースが発表されました。詳しくはこちら)
形状も特殊なので、汎用ケースを探そうにもなかなか難しいのが現状です。
いろいろ考えました!探しました!
そして、結論!
3つ!提案させていただきます。
直球の妥協案からスタートし、徐々にピンポイントの変化球に向かっていく3機種。
メーカー純正の専用ケースではないので、クッション性など気を付ける点はありますが、ベターな選択肢としてご案内します。
- 他のシンセにも使えるし、まぁしょうがないよね…な76鍵シンセケース
- 意外なジャストさ!88鍵スリムシンセケース
- 大穴だけど安価で使える!変形ベースケース
ROLAND / CB-76RL(76鍵盤シンセサイザー用汎用ケース)
まずは、いわゆる「普通の汎用76鍵盤」ケースです。肩掛けタイプ。
サイズ
縦(※)と高さがかなり余ってしまいます。持ち運び時には、中でAX-EDGEが動いてしまうのが気になります。
※この記事での縦横の表記は、画像のケースの向きに統一して記載していきます。
入れやすさ
柔らかい素材でスペースが余っている関係上、立てたまま(AX-EDGEをスタンド置きした方向)入れるのは、ちょっと面倒。床や机に置いての収納が安心です。
クッション性、その他
クッション自体は問題ありませんが、遊びが大きい分、予期せぬぶつかり方をしないように注意が必要です。
Studiologic / NumaCompact GigBag(88鍵盤スリムシンセサイザーケース)
「88鍵盤のスリムタイプ」シンセサイザーの専用ケースを流用します。両肩で背負えます。
サイズ
ほぼジャスト!と思いきや、縦幅だけツノがケースを少し押し込む形になります。カタログで確認すると1.1cm足りていない状態ですが、ケースのファスナーは抵抗感もなくスムーズに閉まります。ツノが押し込んだ分もクッションで吸収出来ていて不安感も感じないので、実用上問題なさそうです。
フタ部分のクッションは分厚めにあるので、カタログスペック上は高さが少し余るように見えますが、実際にはグラつきもほぼありません。
入れやすさ
立てたままの収納もしやすく、問題ありません。
また、立てた時の下部に滑り止めがあり、壁に立てかけた際の安定感やクッション性が上がるのも嬉しいポイント。
クッション性、その他
クッション性は今回比較した中では最も高く、安心して持ち運びができます。
KC / CTB80(変形ベース用ケース)
最後に、変形ベース用のケース、KC / CTB80。片肩で背負えます。
ケースを考えながらAX-EDGEの姿を眺めていた時に、右側のツノに着目し、「サンダーバードベースのケースなら入るのでは…?」と思いついたので検証してみました。
サイズ
最大部分だけで見ると、ほぼジャスト。ツノの部分だけ少し突っ張っている感じです。
マチの設定していないケースなので、グラつかないのはGOOD。
下に向かって広くなるケースなので、横幅は右上と左上で余る場所も多めです。「変形シンセx変形ケース」な分、背負った際の安定感には少し欠けます。重量もAX-EDGEの4.2kgという重さは、ベースとほぼ同程度の重量ですので、問題ありません。
入れやすさ
もともとベースのケースですので、立てたままの収納のしやすさは良好です。
クッション性、その他
少し薄めのクッションですが、全体的には問題なさそうです。
2か所、気になる場所として、ツノ部分は突っ張っている分ぶつけるのが不安なのと、底部はAX-EDGEのストラップを取り付ける部分を一点で支えることになるので、何かクッションを足したほうが良いかもしれません。同じ理由で、背負う方向で壁に立てかけると安定しません。
その他の問題があるとしたら、このケースで会場入りしたらキーボーディストだと認識されない可能性が高い、というところでしょうか。笑
比較表
今回の検証内容を表でまとめてみます。
AX-EDGEのサイズ:1252(横)x291(縦)x85(高さ)
CB76RL | NUMA COMPACT Gig Bag | CTB80 | |
本来の用途 | 76鍵盤シンセケース | 88鍵盤スリムシンセケース | 変形ベースケース |
サイズ (内寸/mm) |
横)1366 縦)395 高さ)125 |
横)1320 縦)280 高さ)120 |
横)1360 下部)450?/上部)280 高さ)0 |
横の過不足 | +114 | +68 | +108 |
縦の過不足 | +104 | -11 | +149?-11 |
高さの過不足 | +40 | +35 | - |
持ち方 | 肩掛け | 背負い(両肩) | 背負い(片肩) |
クッション性 | 〇 | ◎ | △ |
ホールド感 | △ | ◎ | 〇 |
立てた際の収納の容易さ | △ | 〇 | 〇 |
まとめ
以上、純正ケースがない中、現状でのベターな選択肢として検証しました。
個人的なオススメとしては…驚くほどAX-EDGEにハマっていた「Numa Compact GigBag」が飛びぬけて良いと思いました。
CTB80も気になるところは数点ありつつも、価格との兼ね合いでこちらを選ぶのもアリですね!
選定しましたが純正ではないので購入する前に店頭でチェックをしてみてください。
最後に…ローランドさん、純正ケースの発売を切に待っていますよ!
おまけ
スタンドはROLAND純正スタンド、ST-AX2がありますが、こんなスタンドを選んだお客様も。
ウッドベース用スタンド KC / WBSS-45
純正スタンドだとネック部分を支えることになりますが、こちらだとボディを支えることになるので、重心が低く、安定します。
下部はストラップを取り付ける部分をピン置きに入れてしまうことで、衝撃があった際にズレ落ちにくくなります。
下部のストラップピンで自重を支えなければいけないように見えますが、斜めに角度がついてボディと2点で支えるイメージになります。
ご参考までに!
お問合せ
店舗名 | 福岡イムズ店 |
TEL | 092-736-5610 |
担当 | 上坊(じょうぼう) |
Roland CB-BAX | AX-Edge 専用ケース!背負えるリュックタイプにも