Rupert Neve Designs ( ルパートニーヴデザイン )がダイオードブリッジ回路による2チャンネル・デュアルダイオードブリッジコンプレッサー「5254」を発売します。
【2024年10月19日追記】 Rupert Neve Designsの「5254 Dual Diode Bridge Compressor」の名称が「Shelford Diode Bridge Compressor」に変更されました。中身に変更はありませんが、フロントパネルの左側に“SHELFORD”と表示されるようになりました。
5254はルパート氏の代名詞といえるダイオードブリッジ回路による2チャンネル(デュアルモノ、またはステレオ)のコンプレッサーです。現代のトラッキング(レコーディング)、ミキシング、そしてマスタリングにマッチするように進化しています。
1970年代初頭以来、ルパート・ニーヴ氏によって設計された初期のダイオードブリッジコンプレッサーは、ドラムなど様々な楽器にパンチと一体感をもたらすことで高く評価されてきました。しかし反面、柔軟性に欠けるコントロールや汎用性の面での制約も伴っていたのも事実です。そこで Rupert Neve Designs社は、高度なタイミングコントロール、極めて低いノイズ、ステップ式のコントロール、高い内部駆動電圧、そして内部パラレル処理機能を含むモダンなアップデートを実現することで、この名機の魂を継承する5254 Dual Diode Bridge Compressorを開発しました。
Portico II ChannelやMaster Buss Processorなどに搭載されているVCAコンプレッサーは、比類なき明瞭さを提供しますが、デュアルダイオードブリッジコンプレッサーが提供する倍音豊かなトーンは、幅広いカラーを生み出し音楽を際立たせることに適しています。
Rupert Neve Designs社の開発チームはビンテージユニットのトポロジーすべてを見直し、これらが持つ個性的なトーンを再現しながら、ノイズフロアと精度の改善、タイムコンスタントの拡張、ダイナミックレスポンス向上のためのフルウェーブによるサイドチェイン検出器の追加、そしてスレッショルドとレシオの制御範囲の拡大などを実現しました。
定評ある Shelford Channel のために開発されたダイナミクス回路をベースにしており、ルパート・ニーヴ氏の手によるカスタムトランスフォーマーとクラスAサー
キットを備え、デュアルモノ、あるいはステレオ用途に対応します。現代の要求に合わせたパワフルなサウンドを改善が加えられた柔軟性と共に提供し、事実上あらゆるミックスやトラック、そしてマスタリングに於いて大胆な表現を行うためのダイナミクスツールとなっています。
様々なソースに適応するよう慎重に構成された6ポジションのタイミング
(TIMING)コントロールも、ビンテージユニットでは実現不可能だった5254が持つユニークな点です。タイミングを速く設定すると、一般的には制御電圧の最大振幅が大きくなるため、より多くの倍音成分が色付けへと繫がります。一方、遅い設定では、制御電圧が大幅に平滑化されるため倍音成分が減り、より透明感のあるコンプレッションが得られます。このダイナミックに生成されるタイミングシフトと倍音成分が、デュアルダイオードブリッジコンプレッサーに独自の個性を与えるのです。
またダイオードブリッジによる自然な色付けを考えれば、内蔵されたパラレルコンプレッション機能も大きな魅力です。ブレンド(BLEND)コントロールによって、例えば極端なコンプレッションと原音をブレンドするなどし、ダイナミックレンジを維持しながらもカラーとパンチを加え、ナチュラルさとパワフルさの両立を実現できます。
現代の音づくりに不可欠な、12 dB/Oct のカーブを持つ、サイドチェイン ハイパスフィルターも搭載しています。このフィルターは、20 Hz から 250 Hz までの
範囲内で設定可能です。S/C INSERTはコンプレッサーのサイドチェイン用として常時アクティブなセンド/リターンで構成されており、コンプレッサーの反応をより細かく調整できるようにEQをインサートしたり、トリガーとなる別信号をリターンに挿入してダッキングするようにお使いいただくことも可能です。リンクを有効にすることにより、一方のチャンネルがトリガーされると他方も同様にトリガーされるようになります。これによって、ステレオソースでのセンターイメージをより安定させることができます。
特長
–クラシックなダイオードブリッジが生み出すトーン
–50年の長きに渡り数多のヒットレコードで採用されてきた、パンチのあるサウンドを実現します。
–高度なタイミングコントロール
–統合されたタイミングコントロールによってコンプレッションエンベロープをカスタマイズ。ビンテージユニットやクローンモデルに比べより幅広いレスポンスを提供します。
–カスタムトランスフォーマーとクラスAラインアンプ
ビンテージな暖かみと、ヘッドルームと精度が向上したルパート・ニーヴ氏設計によるトランスカップルのラインステージがめぐり合いました。
–31ポジションのクリック付きノブ
–正確かつ迅速にセッティングのリコールや設定が可能です。
–パラレルコンプレッション機能装備
–内部のブレンドコントロールにより、コンプレッション設定をより劇的に行うことができます。
–全波(フルウェーブ)によるサイドチェイン検出
–ビンテージユニットの半波(ハーフウェーブ)検出よりアップデートが施され、極めて高い精度のサイドチェイン信号検出を提供します。
–ステレオリンク
–デュアルモノ、あるいはステレオでコンプレッサーを機能させることが可能です。
–内部ユニバーサル電源
–90〜240V対応のユニバーサル電源を1Uラックサイズのシャーシに内蔵し、世界中のどこでも使用可能です。
仕様
–【XLRライン入力 – XLRライン出力(コンプレッサーバイパス時)】
–ソース側の出力インピーダンス = 40 Ω バランスド
–入力インピーダンス : 10 kΩ
–出力インピーダンス : 40 Ω
–最大入力レベル(+4dBu): +26.7 dBu typical
–最大出力レベル : +26.7 dBu typical
–ノイズ(22 Hz ~ 22 kHz): -104 dBu typical
–周波数特性(10 Hz ~ 120 kHz): ± 0.25 dB typical
–全高調波歪率 @ 1 kHz、最大レベル(22 Hz ~ 22 kHz): 0.0008% typical
–【コンプレッサーノイズ】
–ノイズ @メイクアップゲイン 0 dB(22 Hz ~ 22 kHz): -84.5 dBFS typical
–ノイズ @メイクアップゲイン +20 dB(22 Hz ~ 22 kHz): -64.5 dBFS typical
–【コンプレッサータイミング】
–値は、レシオ設定 1.5:1 〜 8:1 と“FAST”モードで利用可能な全範囲を表しています。
–FAST – アタック(250 us ~ 2 ms)/ リリース(100 ms ~ 200 ms)typical
–MF – アタック(1 ms ~ 5 ms)/ リリース(100 ms ~ 200 ms)typical
–MED – アタック(3 ms ~ 18 ms)/ リリース(350 ms ~ 700 ms)typical
–MS – アタック(5 ms ~ 40 ms)/ リリース(600 ms ~ 1 s)typical
–SLOW – アタック(10 ms ~ 80 ms)/ リリース(800 ms ~ 1.5 s)typical
–AUTO – アタック(5 ms ~ 40 ms)/ リリース(T1 : 400 ms ~ 900 ms / T2: 1 s ~ 2 s)typical
–【入出力端子】
–ライン入力:2×XLR(LEFT/RIGHT トランスフォーマーカップルド、バランスド)
–ライン出力:2×XLR(LEFT/RIGHT トランスフォーマーカップルド、バランスド、グランドリフトSW装備)
–サイドチェイン入出力:4×TRS(各LEFT/RIGHTチャンネルにセンドとリターン)
–【その他】
–電源 : 100V~240VAC / 45W
–外形寸法 : 209 × 483 × 82.5 mm(H × W × D)※突起物含まず
–重量 : 4.5 kg
発売日
2021年1月21日(木)
販売価格
¥517,000(税込)
JANコード:4530027360208 4530027360383
