TASCAM ( タスカム )が、1U 16チャンネルアナログライン入出力/Danteコンバーター『ML-16D』と、1U 32チャンネルアナログライン入出力/Danteコンバーター 『ML-32D』を発売します。
『ML-16D』『ML-32D』は、1Uのコンパクトなサイズで16チャンネル(ML-16D)と32チャンネル(ML-32D)のアナログライン入力/出力信号をDanteに変換するコンバーター、Danteはリダンダント(Primary/Secondary)にも対応。アナログライン入出力はD-sub端子を標準装備しています。
Danteを採用し、安定性が高くフレキシブルなシステムの構築が可能
『ML-16D』は、最大16チャンネル、『ML-32D』は最大32チャンネルのアナログライン入力および出力信号をDanteに変換することが可能です。
リダンダント対応Danteインターフェース(Primary/Secondary)
Primary/Secondary端子を装備し、ネットワークを2重化したリダンダントシステムの構築が可能。メイン回線のPrimaryネットワーク経路に障害が起きても、自動的に予備のSecondaryネットワーク経路に切り換わります。またネットワークの切り替わりの際でも音切れやノイズが一切発生しない安全性の高いシステムの構築が可能となっています。
アナログ入出力信号のレベル監視が可能なシグナル/オーバーロード・インジケーター搭載
『ML-16D』
『ML-32D』
フロントパネルにアナログ入出力の信号の確認が可能なシグナル/オーバーロード・インジケーターを搭載しています。シグナルインジケーターは-60dBFsを超えると点灯します。
設備用途、PA、放送局など様々なシーン対応可能な5段階のリファレンスレベル設定が可能
最大レベル +24dBu/+22dBu/+20dBu/+18dBu (+4dBu基準)、最大レベル+15dBu (+6dBu基準)の5段階のリファレンスレベル設定が可能で設備用途から放送局、PA, レコーディングシステムまで幅広い用途に対応可能です。
アナログライン⼊出⼒端子としてD-sub 25pin コネクターを標準搭載
『ML-16D』
『ML-32D』
特長
- 『ML-16D』16チャンネル アナログライン入出力
- 『ML-32D』32チャンネル アナログライン入出力
- Danteインターフェース標準装備
- Dante Primary/Secondaryを搭載しリダンダントに対応
- AES67にも対応。RavennaなどAES67と互換のあるネットワークオーディオとも接続可能
- Dante Controllerを使用してフレキシブルなるルーティングが可能
- 最高 96kHz/24bitに対応
- アナログ入出力信号のレベル監視が可能なシグナル/オーバーロード・インジケーター搭載
- 設備用途、PA、放送局など様々なシーン対応可能な5段階のリファレンスレベルの設定が可能
- 機器の故障やエラーなどを知らせるSTATUSインジケーター搭載
- Danteインターフェース経由でのファームウェアアップデートが可能
- ライン入出力端子としてD-sub 25pinを標準搭載
- 1U ラックマウントサイズ
- オプションのD-sub⇔Euro blockブレイクアウト・ボックスを使用することで設備用途へ最適なEuro Blockコネクターに対応
- オプションのD-sub⇔XLRブレイクアウト・ボックスを使用することでステージボックスとしての用途など汎用性のあるXLRコネクターに対応
ML-32D | ML-16D | |
アナログ | ||
チャンネル数 | 32ライン入力/32ライン出力 | 16ライン入力/16ライン出力 |
デジタル | ||
サンプリングレート | 44.1k/48k/88.2k/96k Hz | |
ビット長 | 16bit/24bit | |
アナログ入出力 | ||
ライン入力 | ||
コネクター | D-sub 25pin メス | |
コネクター | インチタイプ No.4-40 UNC | |
ピンアサイン | AES59-2012に準拠TASCAMピンアサイン | |
規定入力レベル | +4dBu、 | |
+6dBu(最大入力レベルが+15dBuのときのみ) | ||
最大入力レベル | +24dBu、+22dBu、+20dBu、+18dBu、+15dBu | |
(REF. LEVEL切り換えスイッチの設定による) | ||
入力インピーダンス | 10kΩ以上 | |
ライン出力 | ||
コネクター | D-sub 25pin メス | |
コネクター | インチタイプ No.4-40 UNC | |
ピンアサイン | AES59-2012に準拠TASCAMピンアサイン | |
出力インピーダンス | 200Ω以下 | |
適合負荷インピーダンス | 2kΩ以上 | |
規定出力レベル | +4dBu、 | |
+6dBu(最大出力レベルが+15dBuのときのみ) | ||
最大出力レベル | +24dBu、+22dBu、+20dBu、+18dBu、+15dBu | |
(REF. LEVEL切り換えスイッチの設定による) | ||
デジタル入出力 | ||
コネクター | RJ-45×2 | |
伝送プロトコル | Dante | |
Gigabit Ethernet規格 | 1000BASE-T(IEEE 802.3ab) | |
ケーブル | カテゴリー5e以上のSTPケーブル | |
電源 | AC100V、50/60Hz | |
消費電力 | 22W | 14W |
外形寸法 | 483(W)×45(H)×303.8(D)mm | |
質量 | 3.5kg | 3.3kg |
動作温度 | 0~40˚C | |
付属品 | 電源コード、ラックマウントビスキット、取扱説明書(保証書付き) | |
性能 | ||
ANALOG IN → Dante OUT | ||
周波数特性 | ||
20~20k Hz | +0.1dB/-0.5dB (-16dBFS入力、Fs=44.1k/48k Hz、JEITA) | |
20~40k Hz | +0.1dB/-0.5dB (-16dBFS入力、Fs=88.2k/96k Hz、JEITA) | |
歪率 | 0.001%以下 (-1dBFS入力、1kHz、Fs=44.1k/48k/88.2k/96k Hz、JEITA) | |
S/N比 | 113dB以上 (Fs=44.1k/48k/88.2k/96k Hz、JEITA) | |
クロストーク | 115dB以上 (1kHz、Fs=44.1k/48k/88.2k/96k Hz、JEITA) | |
Dante IN → ANALOG OUT | ||
周波数特性 | ||
20~20k Hz | +0.1dB/-0.5dB (-16dBFS入力、Fs=44.1k/48k Hz、JEITA) | |
20~40k Hz | +0.1dB/-1.0dB (-16dBFS入力、Fs=88.2k/96k Hz、JEITA) | |
歪率 | 0.001%以下 (-1dBFS入力、1kHz、Fs=44.1k/48k/88.2k/96k Hz、JEITA) | |
S/N比 | 110dB以上 (Fs=44.1k/48k/88.2k/96k Hz、JEITA) | |
クロストーク | 115dB以上 (1kHz、Fs=44.1k/48k/88.2k/96k Hz、JEITA) |
発売日
2018年月日
販売価格
ML-16D
(税込) ¥192,500 (税抜 ¥175,000)予定
ML-32D
(税込) ¥275,000 (税抜 ¥250,000)予定
Danteとは、Audinate社が開発した伝送プロトコル。ギガビットイーサネット規格に基づいたネットワークにおいて、多チャンネル伝送(512ch IN/512ch OUT)や高精度でのクロック同期などを可能としています。