【アップライトピアノ】マフラーフェルト交換

みなさんこんにちは!

初めまして大村と申します(*^^*)

ますます秋も深まるここ最近。

秋といえば!芸術の秋、読書の秋、食欲の秋!

みなさんはどんな秋をお過ごしですか?

さて!今回はマフラーフェルト交換についてご紹介します!

マフラーフェルトとは

マフラーとは3本あるペダルの真ん中を踏むとフェルトのついたバーが下がり、ハンマーと弦の間に挟んで弾くことで音が小さくなる仕組みです。(音が小さくなることから、弱音ペダルとも呼ばれます。)

このバーに付いているフェルトをマフラーフェルトといいます。

ペダルの仕組みについて詳しくはこちらをご覧ください。

マフラーフェルトを近くで見てみましょう!

よーく見てみるとハンマーの跡がついてしまっていますね、、、

このように使用しているとだんだん薄くなってしまったり、破れてしまったりして弱音効果が得られなくなってしまいます。

ということで、マフラーフェルトを交換していきましょう♪

マフラーフェルト交換

まずはピアノに合ったマフラーフェルトを選び、低音・中音・高音それぞれに合わせてカットします。

実は低音・中音・高音それぞれ厚さも違います。

また、海外メーカー国産メーカーなど機種によってはこのように大きな布(反物)から切り出す場合もあります。

次に古いフェルトをとります。

この時フェルトをしっかりと貼れるように接着剤なども除去します。

そして、接着剤を塗って、貼り付けます。

マフラーフェルトが交換できました!

最後にマフラーの位置を調整します。

このナットを回すことでマフラーの可動域を調整することができます。

右に回すとマフラーが上がり、左に回すとマフラーが下がります。

このようにハンマーがフェルトを叩く位置に、また、ペダルを外した時にハンマーがフェルトに当たらない位置に調節したら完成です☆

音の効果はもちろん見た目も綺麗になりました!

普段は見えない部分ですがそんなところにもこだわって美しく仕上げています^₋^

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この記事を書いたスタッフ

埼玉ピアノ工房大村

工房では主に修理と調整を担当しています。信頼されるようなスタッフを目指し、音楽の楽しさをたくさんの方に伝えていきます!

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