楽譜を置く譜面台

今回は、楽譜を置く譜面台についている、譜面台竿溝クッションフェルトについてご紹介します。

譜面台竿溝クッションフェルト

グランドピアノと、一部のアップライトピアノの譜面台には、
楽譜を置くところに「譜面台竿溝クッション」というクッションが貼られています。


下の写真では、真ん中のあたりに縦に白く傷ができてしまっているのがわかりますね。

楽譜を置く場所ですので、使用頻度や経年劣化によって傷がついたり汚れたり、消耗してきます。
その場合には古いクッションを剥がし、新しいパーツに貼り替えます。


交換作業

まずは古いクッションを剥がします。

下の写真のように接着剤が残ってしまい、きれいに剥がれないことがあります。

譜面台に接着剤が残っていると、新しいクッションフェルトを貼った際に凹凸ができてしまうため、残っている接着剤も刃物などできれいに掃除します。


剥がし終えたら、新しいクッションを貼っていきます。

あらかじめ譜面台の長さに合わせてクッションをカットしておきます。

よれたり、中に空気が入ったりしないよう、端から丁寧に貼っていきます。

完成です。


ピアノは、単に音を出すだけの楽器ではなく、インテリアとしての美的外見も併せ持っています。

工房で整備を行う際には、ピアノが正常に弾けるように内部の修理をすることはもちろん、
外見がきれいになるような修理・パーツ交換も行っています。

ピアノの弾き心地だけでなく、外見に関しても気になる点がございましたら、
お気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いたスタッフ

埼玉ピアノ工房長谷川

もうひとりの長谷川です。3歳からピアノを習い始め現在もレッスンに通っています。演奏者としても技術者としても一途にピアノに向き合っています。

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