鍵盤の下のキーピン
今回は、鍵盤の動きの軸となる”キーピン”についてご紹介します。
キーピンはどこにある
鍵盤の下にあるキーピンは、1つの鍵盤に対し2本あります。
普段ピアノを弾いているときには見ることがありませんし、
ピアノを開けても鍵盤が収まっている状態では、片方のキーピンの頭の部分しか分かりません。
鍵盤を外すことで、その下のキーピンをやっと見ることができます。
奥と手前に少し形状の違う金属の棒がありますね。
これがキーピンです。
キーピンの役割
鍵盤は2つのキーピンが軸となって動いています。
奥側のバランスキーピンを支点に、てこの原理で動き、手前側のフロントキーピンによって鍵盤の左右位置を保っています。
キーピンの交換修理
キーピンは金属製で、経年劣化や過湿によって錆が発生してしまいます。
錆びを放置してしまうと鍵盤を弾いた時に錆の部分と鍵盤が擦れて雑音が鳴ってしまったり、鍵盤の動きに支障が出たり、、、、
ちなみに、上の画像は既に研磨剤で磨いた後のバランスキーピンです。
ここまで錆が酷いと磨いただけでは、きれいな状態に戻すことができません。
そんなときは、新しいキーピンに交換します。
ペンチで引き抜き、
新しいキーピンを打ち込みます。
他のキーピンと高さを揃えて作業完了です。
ピアノを演奏する上で、鍵盤の動きがスムーズであることはとても重要です。
鍵盤の動きが気になったら、お気軽にお問い合わせください。
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もうひとりの長谷川です。3歳からピアノを習い始め現在もレッスンに通っています。演奏者としても技術者としても一途にピアノに向き合っています。