そこって取ることができるんですね(アップライトピアノ解体)

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~とある日の工房~


ドゴンッ!!

ピアノの解体作業をしていたら「親板」が取れてしまいました。



親板とは?

ピアノ側面に付いているココ(赤印)のことです。


親板が無いと、アクションや鍵盤等を付ける事が出来ません。

地味なパーツですが、とても重要な役割を担っています。



取れてしまって大丈夫なの?

大丈夫です。

そもそもピアノは、外装部分も内部のアクション部分も、各パーツバラバラに製造され、それらを組み上げて作られています。

参考資料

(ヤマハ株式会社様 ヤマハアップライトピアノ製造工程紹介)

(ヤマハ株式会社様HP ヤマハピアノのできるまで)


2枚の画像の赤丸部に凹凸がありますが、これは親板が正しい位置に接着できるように付いているものです。


もちろん、普段はその他パーツの重量・圧力に負けないよう、とても頑丈に接着されているのですが、

古いピアノですと接着剤の劣化によって、他のパーツの着脱時にごく稀に取れてしまう事があるんですね。


今回は工房内のちょっとしたアクシデントをお送り致しました!


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