リペア日誌~アコギの弦高~
皆様こんにちは!
今年は寒い日が続いたと思ったら急に暖かくなったり、すぐまた寒くなったり…という冬ですね。
風邪など引いていませんか?私は絶賛体調不良続きです!(´・ω・`)
さて、今回はアコースティックギターの弦高調整についてご紹介です。
サドルの底面を削るんじゃないの?
修理やカスタマイズに興味をお持ちの方は
アコースティックギターの弦高はブリッジ側の弦が乗っている白い物体、
サドルの底面を削るとご存知の方も多いと思います。
まさにその通り!!!
上面を削ってしまうと、弦高がバラバラになりやすいので、底面を削る事が殆どです。
逆に、摩耗などで弦高がバラバラになってしまっているサドルは上面を整えてあげることもあります。
気になるなぁ…という方は、弦を緩めてサドルの上面が凸凹になっていないか見てみてください!
作業の前後
まずはお写真をご覧ください。
作業前
作業後
微妙にブリッジから飛び出ている量が変わっているのが分かりますでしょうか?
サドルの底面の削るので、特にアンダーサドルタイプのピックアップ搭載のモデルは音量バランスを見ながら慎重に作業を行います。
もちろん、ピックアップが搭載されていない楽器や、貼りピエゾorマイクタイプの楽器も、底面に隙間があると音質の変化に繋がるので、慎重に行っています!!
こうして、お客様理想の弦高に近づけるように作業を行います。
状態によっては…
楽器の状態によってはナット交換やフレットのすり合わせが必要な場合があります。
弦高が下がる事でナット側の弦高も下がって開放弦でビビったり…
フレットの高さにばらつきがあると音詰まりが起きたり…
等々、単純に弦高を下げるだけだと他の箇所に不良症状が起きる事があります。
お客様ご自身で作業を行う事をダメ!!!とは言えませんが、
少しでも不安がある時は、お気軽にお近くの店頭へご相談下さい!
今回の修理内容
・ナット交換(弦高調整込み)
合計金額 | ¥14,982(税込み)+送料 |
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お客様のお好みの弦がある場合、ご請求金額は多少変動致します。
今回はナット交換の必要があったため、ナット交換工賃内で弦高調整を行いました。
*修理費用は同じ症例でも楽器の種類や形状・仕様によって異なる場合があります。
ご不明な点はお近くの島村楽器にぜひともご相談ください。
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