名古屋パルコ店 リペアマン瀧口のブログ! VOL23
みなさんこんにちは!
今の季節は程よく温かく過ごしやすくて活動的になれる季節ですね!
瀧口はこの時期ドライブを楽しんでいます、窓を開けて爽やかな風を感じながら
ドライブすると良いリフレッシュになります!
皆さんも猛暑の前に是非この季節を満喫してくださいね!
では今回もブログにお付き合いください!
今回はお勧め作業のご紹介!
象牙サドル製作
以前ブログでご紹介しました象牙材を使ったカスタム作業です!
象牙ブログ↑
改めてどのような材かと言いますと・・・
あまり知られておりませんが、鮪にトロや赤身があるように、
象牙も部位によって品質に違いがあります。
外皮に使い部分は象牙特有の網目模様が強くあらわれますが目が粗く、
中心に近づくほど目が細かく硬い材になっていきます。
今回、専門業者と直接取引、数をまとめてオーダーすることにより、
「20 本加工して 1 本」と言われるギターに適した肌理の細かいものにこだわり、
厳しい選定基準をクリアした素材のみを取り揃えました。品質に絶対の自信があります
希少性・安心ポイント
古くはナット、サドル材としてかのMARTIN社でも採用されていた象牙ですが、
その希少性から近年姿を消しつつあります。
特にギターに使われる「ハード材」と呼ばれる象牙は、
ワシントン条約により国際取引が禁止されて以降、
現在国内にある象牙は規制以前に輸入されたものか条約の管理下にて一部輸入されたもののみで、
その希少性は高まるばかりです。
また国内で取引される象牙は全て環境省及び経済産業省が管理しており、
今回ご提供する素材には正規に輸入されたものと認められた省庁公認の認定シールがついております。
もちろん今回使用する象牙材も・・・
こちらの省庁公認の認定シールが付いた極上材を使用します!
瀧口はいろんな角度でしばらく材を眺めてしまいました、
きめの細かい素晴らしい材です!
今回はこちらのギターにカスタムを行います。
では張り切っていきましょう!!
もともとナット材は象牙材が使用されていましたが・・・
サドルがオイル漬けの牛骨でしたのでナットとサドルのサウンドの
バランスを取るべくサドルを象牙にカスタムします!
大雑把に形を作り厚みを合わせる作業を行います。
シュッ!シュッ!シュ・・・・高速ハンドで削ります!
まず片方の厚みが出ました、ピッタリ!
もう片方も・・・
ピッタリ入りました!
次は上面を整えて、仕上げ作業に入ります・・・
上面が整いました!
いよいよ磨きをかけて完成へ!
輝いてきました!
弦を張って完成!!
う~んエレガントな雰囲気たまりません!
もちろんサウンドも向上、グッとバランスが良くなり一音一音綺麗に聞こえます!
ずっと弾いていたくなるサウンドです!
今回はサドルカスタムに加えてフレットもすり合わせをして状態もバッチリ良くしています!
こちらもピカピカ!
オーナー様にも「音が良くなった!」とおっしゃっていただき
瀧口もうれしく思います!
皆さんのギターも是非「象牙材カスタム」はいかがですか?
お気軽にご相談下さい!
では今回のブログはここまで、お付き合いありがとうございました!
次回のブログでまたお会いしましょう!
名古屋パルコ店 リペアマン 瀧口
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