福岡ギター修理のすゝめその14~バンジョー調整~
皆様こんにちは!
リペアマン尾仲です!
皆様ゴールデンウィークは充実した連休を過ごされましたか?
旅行に行った方や、自宅でゆっくりと休養したり楽器の練習に励んだ方もいるんでしょうね(*^ー^)ノ♪
中には熊本地方に震災復興のお手伝いをしに行かれた方もいるようです!
素晴らしいですねぇ★
え?私は行かないのかって??
はい!
実は私も今度お手伝いしに行ってまいりますよ\(^o^)/
もちろんリペアマンとしてお役に立ってこようと思います(^ー^)
震源地から近い2店舗は現在も営業再開できていない状態ですが、
熊本市内にある熊本パルコ店はお客様の笑顔を取り戻すためにも
いち早く元気一杯に営業しているとのことです!!
そんな中、地震で倒れたりした楽器の修理や点検依頼が殺到しているというのです!
さぞかし楽器のオーナー様は不安に思われていることでしょうΣ(ノд
これはリペアマンとしてお手伝いしないわけにはいきません!
ってなわけで私、
リペアマン尾仲による調整会を熊本パルコ店で5/28、5/29に行って参ります( ̄▽ ̄)ゞ
しかも復興支援ということで今回はなんと無料という太っ腹な企画でございます!
熊本の方でブログを見て調整会を知った方がいらっしゃれば、ぜひ熊本パルコ店
へお問い合わせ下さい!
微力ながら熊本の皆さんに笑顔になっていただけるよう精一杯頑張って来ます!
福岡の皆様には、土日不在にしてご不便をお掛けしますが、どうぞご理解くださいm(__)m
さて、今回の修理のすゝめですが、バンジョーの調整をご紹介したいと思います!
ギターやベース、ウクレレに比べると修理を受け付けてくれるところが少ないのも現状です。
また自分で調整しようにも調整方法が紹介された教本もほとんどないのが実際のところで
困っている方も多いのではないかと思います!
私、リペアマン尾仲のいる福岡イムズ店では
バンジョーやマンドリンの修理も受け付けていますので、ぜひご相談ください!
それではいってみましょう!
今回ご依頼の楽器はこちら!
年代物のバンジョーです!
依頼内容は弦高が高くて弾きづらいということです。
さっそくチェックすると12フレット上での弦高が4ミリを超えています。
また、ジョイント部も傾いてついているため1弦側の弦高の方が高くなってしまっています。
これでは確かに弾きづらいですね(--;)
ちなみにバンジョーの一般的な弦高は12フレット上で約2.8ミリです。
これを調整して、標準の弦高まで戻します!
バンジョーはネックの角度を調整することである程度弦高を調整できるようになっています!
しかし、逆にネック角をいじることで楽器の鳴りが悪くなったりしますので要注意です!
現状のネックの角度をチェックしてみると、あまり角度がついていない状態です!
これはネック角で弦高を調整できそうですね!
また、ネックジョイントも緩んでしまっていて隙間があいてしまっていますので
要調整の状態ですね!
まずは裏蓋を外します!
このコーディネーションロッドと呼ばれる鉄棒を調整してネック角を変えていきます。
この楽器はコーディネーションロッドが2本入っていますが、1本の楽器もあります!
この2本のロッドを締めたり緩めたりしながらネック角を調節していきます。
再度ネック角をチェックするとだいぶ角度がつきました!
スケールとブリッジとの間に隙間ができるのが分かると思います。
この分ネックの角度がきつくなったということです。
ジョイントの隙間や傾きも解消しました!
これで弦高をチェックするとほぼ標準の高さになりました!
今度は楽器が良く鳴ってくれるポイントにロッドを微調整していきます!
バンジョーは弾き心地と楽器の響きのバランスを上手く調整することが
最大のポイントであり一番難しいポイントでもあります!
絶妙なポイントを見つけました!
弦高も先ほどとほぼ変動ありません!
これで弦高調整は完了です(^ー^)
あとは、オクターブやベッドの張りを調整して完成です!
弦の張り方も正しい方向にきれいに巻きなおしました!
ずいぶんと弾きやすくなりましたよヾ(@^▽^@)ノ ワーイ
バンジョー持ってるけど調整したことないという方、自分の楽器が弾きにくいという方、
ぜひ一度調整されてみてはいかがでしょうか!
バンジョーやマンドリンの修理もリペアマン尾仲にお任せ下さい!
以上、リペアマン尾仲でした!
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