マンドリンの弦交換&メンテナンス

皆様、こんにちは。セバスチャンです。

先日より梅田茶屋町店のグランドオープン致しました!LM向け楽器が沢山揃っていて、充実した音楽教室ができて、そして、リペアブースが広くなっています!是非お気軽にご来店いただければと思っております。

では、今回のテーマはマンドリンの弦交換とメンテです。

モデルさんは1978年に生まれた日本製のラウンドマンドリンです。

使用工具、材料

ラウンドマンドリン用弦、ペグワインダー、ニッパー、ドライバー、ラジオペンチ、指板オイル、ポリッシュ、クロス、フレット磨き用プレート、スポンジやすり、メタル・クリーナー、フレット磨き用クロス


1. 弦をカットする

弦を切る前にブリッジに粘着が弱いマスキングテープを貼って固定します。全ての弦を緩めます。1本ずつボディとネックジョイントの辺りニッパーで切ります。

2. 全体メンテをする

弦が張っている状態では手が届かないところをクリーニングし、各ネジをドライバー増し締めします。

◉次は、フレット磨き用プレートを使ってスポンジやすりで丁寧に錆や汚れを落とします。

◉その後、メタル・クリーナーでフレットを磨きます。

◉最後にフレット磨き用クロスでフレットをピカピカにします。

今回のモデルさんはフレット錆が結構あったので、スポンジやすりやメタル・クリーナーが効果的でした。錆があまりない場合は、フレット磨き用クロスのみで十分きれいになります。

◉指板オイルをクロスに少量を付けて指板に塗布します。

乾いたクロスで指板の余分のオイルを拭き取ります。

3.弦交換

新しい弦をクロスで軽く伸ばして、丸まった癖を取っていきます。ラジオペンチで弦エンドの輪っかを細くしてから90度ぐらい曲げます。テイルピースに引っ掛けます。

◆ 弦の反対側をペグポストの穴を通して弦を巻きます。3.4コースは2フレット分程度弛ませます。1,2コースは細いため約3フレット程度まで弛ませます。

※マンドリンによって若干異なる可能性があります。(イメージはペグポストでの弦巻き回数は2巻き以上にします。)↓

全ての弦を張り終わったら弦をクロスで少し上げて左右に伸ばします。チューニングして弦の余分をニッパーで切ります。

完了

終わりに

如何でしたでしょうか。マンドリンを弾く度に弦が錆びたり、変形したり、ビスが緩くなったり、埃が溜まりやすくなります。演奏や音質に影響されるのでそのタイミングで弦交換をおすすめします。

リペアに関してのご相談などございましたら是非ご連絡くださいませ!

皆様のご来店を梅田茶屋町店のスタッフ一同がお待ちしております。

宜しくお願い致します。

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この記事を書いたスタッフ

梅田茶屋町店セバスチャン

お持ちのギター、ベース、ウクレレの調子がおかしいと感じられたら、最適な解決策をご提案いたします。楽器だけでなく、音楽活動そのものも楽しんでいただけるよう努めています。

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