品番

Filippo Fasser, Italy – Brescia, 2016, Model; Gasparo da Salo 1580

ブランド

Filippo Fasser (フィリッポ・フッァサー)

製作国 イタリア
製作年 2016年
展示店舗
販売状態 販売済み

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商品コメント

ブレシア派の創立者Gasparo Bertolotti(通称Gasparo da Salo)は“バイオリン”の形を確立した人物としてAndrea Amatiと並び重要な製作家です。彼のほかにMagginiという製作家がブレシア派では有名ですが、その後ペストの流行でブレシア派は途絶えてしまい、現存するブレシア派の楽器はとても少なく希少で多くは博物館などに保管され、現役で活躍する楽器はほんの一部です。しかしながらブレシア派のその独特なつくりや音色は今でも非常に愛されており、後世のたくさんの製作家にも影響を与えました。1600年代後半クレモナのストラディヴァリのロング・ パターンの型、グァルネリ・デル・ジェズの多くの作品はブレシア派を彷彿とさせます。 ガスパロ・ダ・サロの楽器はコントラバス、チェロ、ヴィオラなど低音域の楽器が特に有名ですが、ヴァイオリンも数が少ないとはいえ素晴らしく、現在、2本の美しいヴァイオリンが台湾の奇美財団に保管されています。
ファッサー氏は幸運な事に2007年この台湾の奇美財団に保管されている2本の楽器をブレシアで直接ふれる機会があり、その素晴らしい独特の音色を聴く事ができました。
2008年にはそのコピー楽器をミラノ・スカラ座のヴァイオリニストのために製作。
それ以来、彼はこの型で8本の楽器を制作し、その音色はとても個性的で演奏者より高い評価を得ています。本日は、ブレシア派よりインスピレーションを受けた最新作をご紹介いたします。

■Filippo Fasser Profile
1967年イタリア・Salo(サロ)生まれ。
1998年クレモナのバイオリン製作学校を卒業。
彼は、1600年代~1900年代初期までのロンバルディア州やヴェネト州のの製作家を研究。これまでに、Gasparo da Salò, Gio Paolo Maggini, Pietro Giacomo Rogeri, Matteo Gofriller, Pietro Guarneri da Venezia, Francesco Mantegazza, Stefano Scarampellaなどの作品製作に、精力的に取り組んでいる。

2008年VSA(バイオリン・ソサエティ・オブ・アメリカ)コンペティション ヴィオラ部門においてシルバーメダルを受賞。

主な使用アーティスト: Yuri Bashmet, Luca Ranieri, Moshe Friedman, Danilo Rossiほか多数。

島村楽器株式会社

 

 

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