【軽音部必見!!】リペアマンによる初めてのギター・ベース選び方講座
いよいよ春の始まり!
春といえばスプリング!
スプリングといえば、シンクロのスプリングの違いによる音質変化について考察・・・・
はヘビーすぎるので春らしくもっとライトなやつにしときましょ。。
春・・・
春といえば新しく何かを始めるきっかけにはもってこいの季節ですよね!
入学や進級に合わせて楽器を始めよう!という方も非常に多い季節です。
近年は「軽音部」がある学校もかなり多くなってきました。
軽音部に入ったら
最初からギターやってみたい!ベースやってみたい!と入部する方もいますが、
入部してからのパート決めの結果、自分の担当楽器がギターやベースにになったという方も少なからず出てきます。
基本的にギターやベースは自分自身で楽器は用意するものです。
部活以外に自宅での個人練習にも必要になるなど、
持っていない方は購入する必要があります。
でもどうせだったら練習道具としてではなく、
『自分の超お気に入りでステージに立ってパフォーマンスを!』
という最高にアツい場面ってところにフューチャーしてもらいたいなぁと個人的には思う次第でございます。
楽器購入について
なので私個人としては、どんな楽器を買ったらいいの!?
という問いに対しては、
これ最高やん!!
って思える楽器を選んでいただければそれが最高だと思っております!
そんなことをいうと元も子もない話になっちゃいますので、
リペアマンから見た楽器の選び方というのをお伝えしたいと思います。
リペアマンから見た楽器の違いについて
ギターやベースの種類や違いについては、
お近くの島村楽器の店舗に行けばスタッフが細かくご説明させていただきます!
また、当社の初心者に向けた商品特集やブログ記事などたくさん上がっていますのでそちらを参考にしていただければと思います。
今回は、金額によるギターの寿命というところにスポットを当ててご説明したいと思います。
安かろう悪かろう?!
楽器はかなり高価なものなので、学生さんたちは自分のお小遣いだけでは簡単には手が出ない代物です。
初めて楽器を買う方としては、
もちろん初心者なので、まずは安価なものでと考えるのは当たり前だと思います。
イチバン安価なセットが組まれている商品、いわゆる初心者セットですね!
俗にいう初心者セットの楽器は、「初心者の方が始めやすいようお値段を抑えたもの」
ということです。
言い換えると「まずは始めてみよう、お試しセット」というコンセプトの商品。
もちろん機能的にはシンプルで誰でも扱いやすいという意味では初心者向けだと言えます。
アンプその他のセット品はおいておいて、
ギターやベース本体に関しては、ローコスト品です。
イメージとして分かりやすいのは「100均の日用品」でしょうか。
よくある一般的な100均の商品の多くは、
メーカー品と比べると性能や使い心地は落ちるもののとにかく値段が安く手に入れやすい、
というものが多いと思います。
ちょっと使うだけだしこの程度使えればいいか!というものであれば十分使用用途を果たせることが多いと思いますが、
長く使えるかという点では、やはり壊れやすいことが多いですよね。
また、使用するうえでの使い心地という点でもメーカー品というのはこだわりがありメーカーそれぞれの特徴が出てきます。
だからコストがかかるので値段が高いのですが・・・。
なので、
初心者セットはやめときな!
ということではなく、
「弾けるようになるまでのお試しセット」
として捉えていただきたいです。
弾けるようになったら次は長く使えるような楽器に買い替える
ということです。
楽器の性能と耐用年数
ギターやベースは使用していれば故障もしますし消耗もします。
メンテナンスや調整、時には修理も必要になってくるものです。
実はこれが一番伝えたいことでもあるのですが、
単純に安い楽器は音が悪いだけなら問題ないかもしれませんが、
安価な楽器は、壊れやすいものなのです!
使用しているパーツがそもそも長く使うことは想定されていないため、
耐久性のあるパーツではありません。
細かく説明してもあれなのでお伝えしませんが、
こんなところが折れたり、
あんなところが穴が広がってネジが抜けて楽器を落として折れたり割れたり、
こんなところまでもがすぐ緩んで中の線が切れてしまったり
色んなトラブルが起こりやすいのです。
初心者セットのギターが壊れたから修理するとなると、
調整やメンテナンスを1回するだけでもギターの購入金額の半額、
修理すると購入金額を超えてしまうなんてこともしょっちゅうあります。
それを考えても初心者セットの楽器は長く使用するには適さないものであるといえます。
半面、皆様がよくご存じな有名メーカー品やそれと同等クラスの価格帯の楽器というのは、
楽器として音がいいというのはもちろんですが、
長く使える、微調整ができるレベルのパーツが搭載されています。
より自分好みに楽器を調整することもできます。
また、各メーカー弾きやすさや持ちやすさ、使い勝手のよさなど、
いろんなこだわりやメーカーの特徴の違いがでてくるのもこのあたりのランクの楽器からです。
ライブや部活での移動を考えて最初からクッションフカフカの丈夫なケースがついているものもあったりします。
それぞれのおすすめポイント
初心者セットがおすすめな方
・弾けるかどうか不安
・弾けるようになってから自分の好みに合うものにしたい
・まずは低予算で
ワンランク上のモデルがおすすめの方
・これがいい!という形やカラーなど見た目や機能がすでに決まっている
・早い段階でバンド練習が始まる、ステージに立つ
・絶対続けるという強い意志がある
・買い直すのがもったいないと思う
バンドはチームプレイ
部活を想定するのであれば、約3年間使用します。
数か月~1年足らずで皆さん弾けるようになるのが普通です。
練習もたくさんしますし、大会や文化祭などでステージに立つこともたくさんあります。
軽音部の大会等でよくお見かけする状況は、
2、3年生の方が入学時に買った初心者セットの楽器を半分壊れた状態で使い続けていること。
壊れているということに気づいてなかったり、弾きにくい状態やちゃんと音が出ない状態のまま使用していることが多くあります。
上記のようなハードな使い方や演奏レベルの上達スピードを考えると、初心者セットで安心して使える期間は1年未満といえます。
最初に何を買うかは考え方次第ですが、練習やステージへの出場頻度などそれぞれの環境に合ったクオリティの楽器を使用していただきたいと思います。
軽音楽はアンサンブル、他のメンバーと息を合わせることが大事。
いい音楽、いい演奏を奏でるために楽器の状態は整えておくことはマナー。
最低限メンバーに迷惑をかけることのないようにしたいものですね!
楽器をプロに見てもらおう
どんなに高価なギターでもメンテナンスを怠ればいい音も出ませんし、弾きにくい状態になります。
購入した後も、弦交換や各部の調整などメンテナンスはかかせません。
いい音を出すためだけでなく楽器を長持ちさせるため、トラブル予防のためにも是非とも定期的にプロに点検をしてもらいましょう。
お近くの店舗にもメンテナンスのプロがいるはずです。
状態の確認やメンテナンスのアドバイスがしてもらえますので、
こちらでメンテナンス対応店舗をご確認上お気軽にお持ち込みください。
楽器を買う時だけでなく買ってからもお付き合いがあります。
買ってからのことも含めて楽器を購入していただければと思います。
皆様のご来店お待ちしております。
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