こんにちは!ギターリペア工房、井上です!


真夏のピークも去ってしまいました・・・

平成最後の夏、皆様はどのように過ごされましたでしょうか?


私はせっかくなので伊豆は下田、白浜海水浴場に行ってきました!

照りつける太陽、白い砂浜、青い海・・・

THE 夏!!!という感じでした!

今回のお題!

さて、今回取り上げるものはこれまでのリペアとは少し違います。

何故かというと・・・


新品のギターを憧れのギタリストのギターそっくりにしてしまおう!!!

という内容だからです!

これはリペアマンとしてもワクワクしますね!


今回の作業内容は普通のテレキャスターをコーネル・デュプリー氏が使用していた、

デュプリージャム-No.1そっくりに再現します!!


ん? まずコーネル・デュプリー氏って誰だ・・・?

コーネル・デュプリーとは

作業に入る前にまずはコーネル・デュプリー氏について簡単にご紹介致します。


まず来歴として、1942年にアメリカはテキサス州にて生まれます。

1960年代から頭角を現し、そこから亡くなられる2011年まで生涯現役を貫いた名ギタリストです。

(実際に亡くなられる二ヵ月前に録音したアルバムが販売されております。)


確かな演奏力と彼が使用するギターの独特なサウンドが魅力的なプレイヤーです。

中でも得意とするジャンルは「ファンクを根幹としたフュージョンとジャズ」かと思います。


せっかくなので晩年のレコーディングシーンも見れる公式MVを!

(使用ギターはデュプリージャム-No.1ではありませんが・・・)


本当は更に詳しく話したいところですがかなり長くなってしまうので

これ以上先については読者の皆様に委ねます。


ちなみにお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんがこの方、

ジミヘンと同い年です。しかも活躍時期も被っております。

気になって調べてみたところ

どうやらお互い有名になる前に同じバンドに所属していたこともあった様です。


また今回、再現するデュプリージャム-No.1は使用されていた時期が昔という事もあり、

とにかく写真や仕様等の資料がほとんどありません・・・


それによる井上の四苦八苦具合もお届けできればと思います!


※こちらがコーネル・デュプリー氏。手に持っているのがデュプリージャム-No.1。

 この画像以外に掲載可能なものが無いのでディティールは検索頂ければ幸いです・・・

作業開始!の前に・・・

さて、ここからは本題に戻ります。

まず改造元となるギターがこちら。


これを前述でお見せした写真でデュプリー氏が持っているギターへと変身させます!


まず事前にお客様から頂いた資料やこちらで集めた情報を精査し、

必要な作業工程を組み立てていきます。


中でも大事なのは通常のテレキャスターとどのような違いがあるのか知ること。

行き当たりばったりにならない様、作業前にこの点をしっかりと洗い出すことが大事です。


結果として特筆すべき点は・・・

①ピックガードが無い。

②センターPUが追加されている。

③センターPU追加に伴い、コントロールプレートとトグルSWが増えている。

④ボディの色味の違い

以上の4点です。


依頼してくださったお客様から鳥のデカールは一先ず無しでレリックは行わず・・・と、

ご連絡頂きましたのでそのように再現していきます!


第一関門、フロントPUザグリ・・・!

さて、さっそく難所が訪れます。

実は土台となるテレキャスター、フロントピックアップのザグリが通常より大きく掘られているのです・・・

(画像の楽器は同モデルですが別物になります。)

ピックガード有りならば問題ありませんが今回はピックガードは無しでいきたい・・・


と、いう事で

一度埋めて、掘り直しちゃいます!


手順としては

①まずは現在のザグリより一回り大きくザグリを掘り込みます。

②そのザグリに合わせて木のブロックを作成。

(今回は強度と最終的なボディカラーをを加味しメイプルを使いました。)

③ザグリに作ったブロックを埋めて接着。

④デュプリーモデルと同じザグリを掘り直す。

というような工程です。


百聞は一見に如かずということでこの時点の完了写真を!

これにて第一関門はクリアしました!


あっ、実はこの時点で塗装は剥がし始めており、センターPUも一緒に掘ってあります。

全体図も載せちゃいましょう。

むむっ。

何やらコントロールキャビティの隣にも謎の穴が開いておりますね・・・

一体、これは何なのでしょうか・・・


続きは!!!

はい!

ということで唐突ですが前編はここまでとなります!

まだまだ難所が待っておりますが後編はここからゴリゴリ進んでいきますよ!


後編も是非ともご覧くださいませ!

それでは!!!


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この記事を書いたスタッフ

ギターリペア工房井上

店頭で勤務していた経験を活かし、お客様に寄り添ったリペアをモットーとしております。楽器を介してお客様とお会いできる日を心よりお待ちしております!

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