ピアノの音の問題を解決する4つの方法とは?

ピアノの音の対策

島村花子さん(37歳)は、ピアノを習い始めた5歳の娘の為に練習用のピアノを探しています。置き場所を考えているうちに、音の問題が気になってきました。娘には思い切りピアノを弾いて貰いたいけれど、近所迷惑にならないか心配です。どの様な対策が有るのか知りたくなり、今回ご相談頂きました。

音の問題は共通の心配?

ピアノの設置向き

島村さん:ピアノの音対策にはどの様な方法がありますか?

スタッフ:アップライトピアノの場合、最も手軽な方法として設置向きの調整がございます。
アップライトピアノは弾き手から見て奥側に音が出て行きますので、音の行き先をご自宅の内側に向ける位置に置いて頂く事で、屋外に響く音を軽減させる事が出来ます。

島村さん:外向きの場所しか置けそうにないのですが・・・

スタッフ:その場合、4種類の対策方法がございます。

音の対策4ステップとは?

ピアノの音の対策用品

スタッフ:まず1つ目の対策として、マフラーペダルの使用があります。多くのアップライトピアノには3本のペダルがありますが、真ん中のペダルを踏むとハンマーと弦の間にフェルトが入り、音を小さくすることが出来ます。このペダルをマフラーペダルと言います。
ただし音が通常時とは大きく異なってしまうので、夕方以降だけなど時間を決めて使って頂く事をおすすめします。

島村さん:常に音を小さくしたい場合はどうすれば良いでしょうか?

スタッフ:そういったお客様の為に2つ目の対策としてご提案出来るのが、吸音ボードの設置です。ピアノと壁の間に入れる事によって、屋外に響く音を小さくする事が出来ます。
少し音の聴こえ方は変わってしまいますが、最近は弾き手への違和感を極力減らした商品も発売されています。

島村さん:もし、それでも苦情が来た場合はどうすれば良いでしょうか?

スタッフ:その場合、3つ目の対策として消音ユニットの装着がご提案出来ます。生の音を出しての練習と、生の音を消してヘッドフォンで電子音を出しての練習の切り替えが出来る機械です。
後付けも可能ですので、お子様の成長により練習時間が遅くなってから検討されるお客様も居られます。

島村さん:でもやっぱり生の音で練習した方が良いですよね・・・

スタッフ:もちろん仰る通りです。消音ユニットを取り付けても許される限り生の音で練習して頂く事をおすすめします。
また、時間を気にせず生の音で練習したいという方には4つ目の対策として防音室をおすすめしています。当然相応のコストがかかりますが、いつでも好きなだけ練習が出来る環境を手に入れる事が出来ます。

島村さん:なるほど、色々な対策があるのですね。

スタッフ:どの対策が適しているか、お客様の住環境や生活サイクルやご予算などによって異なってきますので、具体的なイメージが持てましたら是非ご相談頂ければ、音の問題に関してもサポートさせて頂きます。

島村さん:ありがとうございます!