2016年1月に開催した「Kelly SIMONZ 超絶ギターコンテスト」が帰ってきた!第2回となる今回は、「ケリー・サイモン」氏が当コンテストのために楽曲を書きおろし!
「Kelly SIMONZ 超絶ギターコンテスト」は、ケリー・サイモン氏が音楽コラボアプリ「nana」上に提供する課題曲をもとに、再現度・表現力・テクニックなどを競うコンテストです。
第2回超絶ギターコンテスト結果発表!!!!
グランプリ kojikojiさん
ケリーさんからのコメント
おめでとうございます!!僕がグランプリに選出させて頂いた理由としてこの楽曲(メロディ)をとても大切にしてくれているという部分が、プレイの丁寧さによく現れているという事が、まず何よりの理由になります。勿論皆さん気持ちは同じでしょうが、同じようにプレイするというのは大前提として「自分ではないプレイヤーの癖をつかむ事」が大切であり、実はとても難しい事なのです。kojikojiさんのプレイには僕が意図しているテクニックの細部までを表現しようとする気持ちがとても感じられ、まさに僕がプレイするかのように聴こえます。こは制作した人間にとって何より嬉しい事ですし、非常に難しい事であると思い今回グランプリに選ばせて頂きました。
優秀賞 れっくんさん
ケリーさんからのコメント
正直、今回のグランプリのkojikojiさんと正直悩まされたのがれっくんさんでした。今回の課題曲は「表現力」を重視したものであって、その表現というのはひとそれぞれ合っていいものだと思います。ただしあくまでコンテストの課題曲という基準があるのでその「再現性」というものに拘り、結果的に加点する方法で決定するのが難しかったというのが本音ですが、れっくんさんのトーンは非常に甘く、とても僕好みでした。プレイも非常に説得力があり、滑らかでサックスのイメージも感じる事が出来ます。コンテストという基準がなければ、この演奏は非常にれっくんさんの個性が感じられてとても良かったと思いますので、また次回のコンテストにも挑戦して頂きたいと思います。
優秀賞 Jun Takahataさん
ケリーさんからのコメント
Junさんは実は前回に続き2度目の最終選考進出でした。入賞おめでとうございます。どんな楽曲でも常に上位に食い込んでくるという事はやはりプレイの基本がしっかりしていて安定感があり、聴き手に余裕を感じさせることが出来ています。しかしながら、優秀賞になったのはやはりもう一段上のステージがあるという事です。安定感の上にスリル感を出せるようなメリハリというかアクセントをグランプリの方などにはよりしっかりと感じる事が出来、非常に小さい差かもしれませんがこういうコンテストにはとても重要な差になるという事を今回改めて認識して頂き次回のコンテストでは是非グランプリを目指して頑張って頂きたいと思います。
ケリーさんからの総評
今回の課題曲は前回よりも多くの人がそれなりに弾けるという事もあり選考基準がどうしてもシビアになってしましましたが、それだけ皆さんのレベルが高いという事、そして個性がよりはっきり出た結果となりました。
個性がある事自体は素晴しい事なのでコンテストでなければ問題ありませんが、あくまでこれは僕の演奏が基準で行われているものなので、やはりそこに拘りをもって頂けた方の演奏を基準とさせていただきました。
結局演奏の技術というより最終的にはそれぞれの好みに委ねられるのが音楽だと僕は思っているので、それぞれに好みはあると思いますが僕自身プレイ面とサウンド面などのトータルバランスを重視しておりますので、また次回の開催があれば是非、よりそういった部分に力を入れて取り組んで頂ければと思います。参加して頂いた皆さまどうも有り難うございました。
コンテストについて
応募期間
2016年10月10日(月・祝)〜2016年11月30日(水)23:59
応募期間終了しました。たくさんのご応募ありがとうございます!
結果発表
結果発表は2017年1月上旬を予定しております。結果発表まで今しばらくお待ち下さい。
受賞者特典
応募いただいた中から、
最も優れたギタープレイをされた方にグランプリ(1名)、
優れたギタープレイをされた方に優秀賞(2名)
を選出します!
- こちらのサイト・島村楽器公式SNS(Twitter/Facebook)等での作品掲載
- 世界に一つだけ! ケリーさんご本人直筆の賞状をプレゼント
コンテスト参加方法
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nanaアプリをインストールされていない場合は、App Store・Google Playからインストールして下さい
- 選考の際にメールアドレスへのご連絡を行います。アプリ内でメールアドレス・パスワードの登録をお願いいたします。
- このサイトにある課題曲「Twilight Of A Life」をアプリで視聴
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「コラボ」ボタンをタップして録音画面に移動し、レコーディングして応募完了です!
- 応募作品は「 #超絶ギターコンテスト 」のハッシュタグを付けて投稿してください。
- エレキギターの音をスマホで録音する方法については、「カンタン!録音方法 エレキギター・エレキベース」のページをご覧ください。
ケリー・サイモン(Kelly SIMONZ)プロフィール
1970年7月1日大阪生まれ。
14歳でギターを始め、17歳でラウドネスのオープニング・アクトに抜擢。高校卒業後にハリウッドの音楽学校MIに入学。在学中よりバンドやセッション・ワーク活動を積極的に展開する。
帰国後、1998年に自主制作アルバム『Sign Of The Times』をリリースし一年間で約1万枚のセールスを記録。翌年ソロ名義の『Silent Scream』でロードランナーレコードよりメジャー・デビューを果たす。2002年にはKelly SIMONZ's BLIND FAITH名義の2ndアルバム『The Rule Of Right』を発表すると同時に、フィンランドのLION MUSICとアルバム契約を交わして世界リリースが決定。その後、グレン・ヒューズとジョー・リン・ターナーによる“ヒューズ・ターナー・プロジェクト” のオープニング・アクトとしてヨーロッパ・ツアーを約一ヶ月、11カ国19公演を敢行した。
2003年よりESP/MIジャパンの特別講師に就任。2009年リットーミュージックより『超絶ギタリスト養成ギプス』を発刊し教則としては過去に例を見ない強烈なテクニックとスピードの応酬で業界に衝撃を与える。その後もシリーズ2巻に加え『頭でイメージした音をギターで表現できる本』では一転して初心者から経験者まで幅広くカヴァーしたシリーズを2冊発売し、こちらも好評を得ている。
現在では、ソロ活動と並行して、Yosuke, Timとトリオ構成のKelly SIMONZ's bAd TRIBE、そして新たにメンバーを一新したKelly SIMONZ's BLIND FAITHを本格的に始動。2014年にはKelly SIMONZ's BLIND FAITH名義でのニュー・アルバム『BLIND FAITH』をキングレコード“NEXUS”レーベルより発売。ロサンゼルスNAMMショウや上海で行われたMusic CHINAなど数々の楽器フェアでもメーカーのデモンストレーターを勤め高い評価を得ている。
様々な楽器店てのギタークリニックも好評で、特に「超絶ギターセミナー」は全国で約80箇所以上の島村楽器にて累計150回に及ぶギターセミナーを開催し幅広いギター愛好者の支持を得て5年に渡り現在も継続している。2015年7月にはKelly SIMONZ's BLIND FAITHのセカンドアルバム「AT THE GATES OF A NEW WORLD」がキングレコードよりリリースされた。
課題曲・応募はこちら!
※iOSではnanaをバックグラウンドで再生することができます。Androidでは未実装のため、別途PCやタブレットなどで楽譜を表示・譜面を事前に印刷し音源を再生していただきますよう、よろしくお願いします。
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演奏例(デモプレイ)
課題曲「Twilight Of A Life」ケリーさんご本人の演奏例です。
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ギター抜きバージョン(応募はこちらから)
課題曲「Twilight Of A Life」のギター抜きバージョンです。
応募は、こちらの音源をコラボして「 #超絶ギターコンテスト 」のハッシュタグをつけて投稿して下さい。
ケリー・サイモンさんからのご挨拶と解説
今回の課題曲「Twilight Of A Life」は前回の「Future Destination」と違いスローなメロディで構成されている楽曲ですが、実はこの曲のオリジナルテンポはさらに遅く、♪=80で制作しました(nanaバージョンは♪=87)。
なので、自分自身せっかちにならないよう出来るだけ大きくタイムを感じながら演奏するよう心掛けたつもりです。
僕自身のレコーディングでは今回シャーベルのカスタムショップ製ギターを使用、ピックアップはリアでダンカンのJBです。アンプはLINE6のPOD FARMというアンプシミュレータでマーシャルのオールドとブースターペダルを使用。リアピックアップでトーンを半分ぐらいに絞った感じで強弱をピッキングで表現できるようゲインは下げ目にセッティングしています。
なによりこの曲は、ギターの基本的でありながら最も高度なテクニックであるチョーキング、スライド、プリング・ハンマリングそしてヴィブラートといった技をフルに活用してサックスのメロディを強く意識したプレイになっています。特に休符での音の止め方、止める長さなどに注意を払って貰えたらと思います。
前回のコンテストでは速弾きの部分がどうしても出来ないなどという理由で参加を躊躇された方も少なくないと思いますが、今回も一部分だけ速いパッセージを挿入しておりますが、これは一応超絶ギターコンテストという事もあり(笑)致し方なく入れたフレーズですので無理であれば上手く自分なりに考えて貰えたら全然OKですので、是非とも沢山の挑戦お待ちしております。
譜面にはないニュアンスというものが沢山隠された楽曲ですが、基本的にはコンテストなので僕のニュアンスに近いもの、そしてさらに僕が素晴らしいと思う個性的なニュアンスであれば高く評価をさせて頂きたいと思っています。
でも実際僕は速弾きよりもこういったメロディを歌わせることのほうが得意としておりますので、そういったより高いレベルでの挑戦を楽しみにしています。
Kelly SIMONZ
ケリーさんご本人のデモ演奏で、指の動きをチェック!
「超絶ギタリストになりたい!」方へ、セミナーも開催!
ケリー・サイモン氏の著書の内容を中心としたデモ演奏を主体としたギターセミナーを、島村楽器各店で開催します!
「まだギターを始めたばかりだけど、速弾きをやってみたい」という方も、「自分の速弾きスタイルのレベルをもっと上げたい」という方も、「プロギタリストの超絶テクニックを間近で見てみたい!」という方も、全てのギタリストにオススメです!!