弦楽器買い付けブログ

Ecole de Pajeot(Pajeot School)入荷のご案内

Etienne Paejot(1791-1849)は、19世紀初期のフランス・ミレクールにおいて、数々の美しい弓を残した偉大な弓製作者として知られています。彼には2名のアシスタントがおり、パジョーのアトリエでは3人で製作を行っていました。

この時代のミレクールには、自宅の小さなアトリエで弓製作を行う無名の製作家たちがいました。彼らはパジョースタイルで作っていました。

本作は、1820年代のこのような製作家によって作られた作品です。

― Pierre Guillaume(ピエール・ギオーム)氏のオピニオン(2024年3月)に基づいて記載させて頂きました。

フェルルやアンダースライドのないオープンフロッグが生み出す、柔らかいノーブルで立体感のある響きが心地よいです。金属的になりがちなE線の響きもガット弦のように味わい深く響かせることができるマジックボーです。

スティック自体に剛性・重量感もありますので、モダン弓のようにしっかり音を出したいニーズも満たしてくれると思います。

ピリオドスタイルでハイドン、モーツアルト、ベートーベン等の古典派演奏をされる方にもおすすめします。

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