ピアノの寿命を延ばす!知られざるメンテナンスのコツとは?

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「毎日ピアノを弾くけれどもそういえばメンテナンスの方法についてはよく知らないかも」

「弾いたら鍵盤を拭くくらいはしているけど、他にもメンテナンスの方法があるのかな」

このようなことを感じていませんか。

こちらではピアノのメンテナンス方法について、少し詳しく解説していきますので、

是非日々のメンテナンスの参考にしてみてください。

メンテナンスをしないでいると・・・?

特に弾いていて気になるところはないし、メンテナンスは必要ないのではと感じている方もいらっしゃるかもしれません。

ピアノのメンテナンスをしないでいるとどうなるのでしょうか。

  • 1.弾き心地が悪くなる等、不具合が起きる
  • 2.汚れが落ちにくくなる
  • 3.外見、内部共に清潔感が失われる

主に上記があげられます。

このようになってしまっては大変です。

メンテナンスを行って上記のようにならないようにしたいところです。

具体的なメンテナンス方法とは?

せっかくの大切なピアノ、メンテナンスをしっかり行って出来るだけ長くいい状態で使用していきたいですよね。

ピアノの主なメンテナンスの方法としては下記があげられます。

  • 1.湿度管理
  • 2.鍵盤拭きあげ
  • 3.外装拭きあげ
  • 4.定期的な調律

湿度管理

春夏秋冬のある日本。湿気の多い時期と乾燥の時期とでピアノの状態は思った以上に大きく変化します。

ほとんどが木材で出来ている楽器であるため、湿度の変化を受けやすいのです。

まずはピアノの近くに湿度計を設置し、実際にどれだけ湿度が変化しているか確認できるようにしましょう。

大体湿度40~60%がピアノにとって快適であるといわれています。

それ以上の湿気や乾燥になると、鍵盤の動きの悪さや音の狂い、他さまざまな症状が発生する可能性があります。

梅雨時期など湿気の多い時はピアノのあるお部屋に除湿器またはエアコンのドライモードで運転しましょう。

冬の乾燥時期は加湿器を置いて、可能な限り湿度管理をしましょう。

この時エアコンや除湿器の風、加湿器の煙などがピアノに直接当たらないように気を付けてください。

鍵盤拭きあげ

ピアノを弾く上で一番触るところといったら、鍵盤ですよね。

基本的には乾拭きで大丈夫ですが、汚れが気になる場合は鍵盤専用のクリーナーを使用し、柔らかい布などにクリーナーをなじませて拭きあげましょう。

ただし、鍵盤専用クリーナー以外のものを使用したり、消毒を意識してアルコールなどで拭くと鍵盤が割れてしまうことがありますので、鍵盤を消毒するのではなく、弾く前に手を洗っておくことで清潔に使用できるようにしましょう。

また、鍵盤の素材によって使用できるクリーナーも変わってきますので、クリーナーを使用する際は注意しましょう。

使用していない間は鍵盤蓋を閉めておくと、その間は鍵盤の隙間などに埃が入ることを防ぐことができます。

外装拭きあげ

お部屋の中に置く楽器で、尚且つそれなりの大きさがあるピアノ。

外装は綺麗な状態を保っておくと気持ちがいいですよね。

特に、黒い艶のあるピアノは埃や指紋が目立ちやすいです。

定期的に乾拭き、もしくは外装用のクリーナーを使用して拭きあげましょう。

クリーナーを使用すると指紋や汚れが落ちやすく、しばらくホコリがつきにくくなることがあるのでお勧めです。

その際、一方の方向へ拭く向きを揃えると、クリーナーのムラが出にくく綺麗に仕上がります。

ただし、艶消しの塗装のピアノはクリーナーを使用してゴシゴシこすると、艶が出てしまうことがありますので、艶消しの場合は乾拭きのみで、なおかつ優しく拭きあげてお手入れすることをお勧めします。

柔らかい素材のものであれば埃取りのモップ等使用いただいても大丈夫です。

外装は思ったより傷がつきやすいので、ネル地などできる限り柔らかい布で拭きましょう。

あまり強く押し付けながら拭くとそれも擦り傷の原因になりますので、力を入れずに軽く拭くのがコツです。

調律

見える部分をいくら綺麗にしても、ピアノの中の状態も気になりますよね。

ピアノの内部のメンテナンスに関しては、ピアノの調律師の仕事です。

調律師が外装を開けて内部のお掃除やメンテナンスを行えます。

調律をせず何年も放置してしまうと、知らないうちに虫が入りこんでフェルトを食べる等悪さをしたり、埃がたまっていって弾き心地に影響がでたり、徐々に内部のネジが緩んできてしまって雑音が鳴ったりと、さまざまな不具合が起こる可能性があります。

調律の狂いを直すことももちろんですが、調律は内部のメンテナンスも兼ねてますので、最低でも1年に1度は調律をお願いするようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

意外と繊細な楽器で、メンテナンスを行うのと行わないのとでは、かなり違いが出てきます。

せっかくの大切なピアノですから、メンテナンスをしっかり行って良い状態を長く保てるようにしていきたいですね。

ここで一番お伝えさせていただきたいことは、やはり定期的な調律を行っていただくことです。

調律を行うことで内部のメンテナンスもできますし、ピアノの寿命を伸ばすことが出来ます。

調律をご希望の方は是非こちらからご依頼いただけますので、お気軽にお申込みください。