カワイピアノの100年の歴史と、今注目のモデルを紹介!

スタッフブログ

みなさん、カワイピアノと聞いてどのようなイメージを持たれていますか?

「日本のメーカー」「ヤマハと並んで人気」「音楽教室」

こういった回答ではないでしょうか。

日本の2大ピアノメーカーとして、大変有名ですが、意外とどのような歴史があって、今どんなピアノが発売されているのかご存じない方も多いかもしれません。

カワイのアップライトピアノは、100年以上のピアノ製造技術と経験を基に作られており、音色、タッチ、耐久性において非常に優れています。

初心者向けから、プロのピアニストまで対応する多彩なラインナップを揃えており、

国内ピアノメーカーとしてご家庭用、学校、音楽教室など幅広く支持されています。

このページでは魅力あふれるカワイアップライトピアノについてご紹介いたします。

歴史

1927年創業者の河合小市(かわい こいち)によって浜松市で「河合楽器研究所」が創立されました。

河合小市はヤマハ創業者である山葉寅楠と共に日本初のピアノ製造に携わり、のちに独立して河合楽器を立ち上げました。

第二次世界大戦中は、他の製造業と同様、楽器製造が一時中断されましたが、戦後ピアノ製造が再開され、日本国内でのピアノ普及による需要拡大に合わせて認知されていきます。

1980年、当時のグランドピアノ専門工場としては最大規模を誇り、また最新設備による優れた生産能力を備える一方で、熟練の職工による昔ながらの手作り工程「原器工程」を有するカワイ竜洋工場を建設。

ピアノ研究開発を行う「Shigeru Kawaiピアノ研究所」を併設します。

1999年、世界一のピアノを作りたいという河合小市の夢を結実した「Shigeru Kawaiグランドピアノ」を発表、今では世界的に高い評価を得ています。

また楽器の製造だけでなく、音楽教育普及への貢献も行っており、「カワイ音楽教室」を日本全国で展開。現在、ピアノやリトミック指導を通じて多くの子どもたちへの教育活動を支えています。

カワイピアノの特徴

鍵盤

カワイでは、ピアノの心臓部であるアクション部分や響板に最高品質の素材を使用。

アクション部品には「ABSカーボン」を採用しているモデルもあり、湿度管理の点で従来の素材に比べて軽量かつ耐久性が高い特徴があります。

カワイピアノは、深みがあり柔らかい音色が特徴です。
私はYAMAHAのアップライトを自宅で所有していたので、先生のカワイのグランドピアノを弾いたときに全然違う音色で驚いた記憶があります。

特に低音域や和音を弾いたときの音の厚みが豊かで、重厚感を感じられます。

現行モデル

Kシリーズ(スタンダードスタイル、グランドピアノスタイル)

KAWAIアップライトピアノの代表シリーズです。

響板には厳選された木材を使用し、高音の伸びや豊かな低音が特徴。

ABSカーボンを採用したアクション・表現領域の枠を超える「長鍵盤設計」で、正確で心地よいタッチ感を感じられます。

①スタンダードスタイル

K200、300、500

高さ110cm台~130cm台までお選びいただけます。

色は定番の黒鏡面やマホガニー、ホワイトなどお選びいただけます。
レッスン練習用に大変人気のシリーズで、ピアノの先生からのご紹介も多いですので、

どのピアノを選んでいいか分からない‥というかたはこちらを選ぶと間違いなしです。

②グランドピアノスタイル

K400、700

高さ120cm台~130cmでお選びいただけます。

スタンダードスタイルとの違いで特筆すべき特徴は「グランドピアノスタイルの譜面台」を採用しているところです。

幅広で長い楽譜も置きやすく、グランドピアノと同様の目線で練習ができます。

ちなみにK400は2021年、全国の楽器店で働くスタッフの投票により決定する「楽器店大賞」でアップライトピアノ部門の大賞を受賞しています。

120cm台の高さで大型譜面台の機種は現行モデルでは大変珍しく、コストパフォーマンスに優れたピアノとなっています。

木目シリーズ

Ki650、Cシリーズ(特約店モデル)

高さ110cm台~130cm台でお選びいただけます。

木目本来の美しさを感じることができる外観、チッペンデール脚など、現在のライフスタイルに合ったデザインを兼ね備え、英国起源の「ロイヤルジョージフェルト」を採用したモデルなど大人のかたのご趣味にも大変オススメです。

NFシリーズ (直営店限定)

NF-15

高さ112cmとコンパクトで場所をとらないアップライトピアノです。

これからピアノを始められるかたへお求めやすい価格で、電子ピアノのように豊富なカラーバリエーションから選べるのも嬉しいポイントです。

まとめ

これまで100年近くにわたり、世界各国にたくさんのかたに愛されてきたKAWAI。

近年、またカワイピアノの人気が高まってきています。

  • 指の力が弱く、発表会やレッスンで思うように演奏ができずに悩んでいる
  • 重厚感があり深みのある音がお好きな
  • グランドピアノのような大型譜面台で演奏したい
  • 乾燥や湿気の影響を受けにくいピアノを置きたい
  • インテリア性のある白いピアノに憧れている

少しでも当てはまるかたはぜひご自宅のピアノにカワイピアノを選んでいただくのはいかがでしょうか。

ぜひ店頭に弾きにいらしてください。


*この記事を書いた人*

アミュプラザ鹿児島店 小村美幸(コムラミユキ)

2014年島村楽器社内資格ピアノ上級アドバイザー取得

これまで多くのアコースティックピアノ、電子ピアノの販売実績あり。

3歳からクラシックピアノを習っておりコンクールの受賞歴多数。

大学からはバンドサークルに所属し副主将を務め、現在も鹿児島を中心にピアノボーカルとして演奏活動中。

ピアノのことは全然分からない…というお客様にも分かりやすくお値段の違いや様々な疑問にお答えいたします。

鍵盤楽器のことでしたらお気軽にご相談ください。