あったほうがいい? ”ピアノ補助ペダル”

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ない時とある時

補助ペダルなし

頑張って練習している小学1年生の女の子。なぜか少し違和感を感じる、なぜでしょうか?
これならどうでしょう。

補助ペダルあり

はい、姿勢が安定しています。補助ペダル”あり/なし”の違いですね。なんとなくですが指にしっかり力が入っているのも伝わってきます。

5歳の男の子の場合はどうでしょう

5歳 補助ペダル

こちらも補助ペダルがあるとやはり安定しますね。小さい子の場合は身長が小さいこととイスを高く上げる分で、補助ペダルをより高くセッティングする必要があります。
もちろんペダルの役割も

ダンパーペダル

レッスンの進捗に応じてペダルを踏むためにも必要となってきます。

正しい姿勢を保つことと指先に力を伝わりやすくするためにも補助ペダルは必要なんですね。その補助ペダルにもいろいろ種類がありますので、簡単にご紹介致します。
※品番の詳細や価格は最寄りの島村楽器各店舗へお問合せください。

ピアノ補助台

ピアノ補助台ペダルが付いていない高さ調整のできるシンプルな補助台です。ペダルを使用する前の段階であればお子様の足台としてご利用いただけます。高さは最大で22cm程までで段階的にセッティング可能です。価格は1万円前後で販売されています。

ピアノ補助ペダル

レッスンで広く使われている補助器具です。ペダルを使う前であっても足台としてレッスンではよく使われます。高さ調整はダイヤル式のものが多く細かい調整が可能です。レッスンやご兄弟での使用など頻繁に細かく高さを調整する場合に便利です。

足台部分が全て平面状(フラット)モデル

補助ペダルフラット

足台が先端までフラットな補助ペダルです。ペダルを真下に踏み込む形になるため、次に紹介するスラントしたモデルに比べるとややペダルに重さを感じます。ですがシンプルな分リーズナブルでコストパフォーマンスに優れます。価格は1万円台後半~2万円台で販売されています。

足台部分の先端が斜め状(スラント)モデル

補助ペダルスラント足台の先端が斜めになっている補助ペダル。その分ペダルの踏み心地もより滑らかです。これらのモデルは発表会やコンクール会場などで使われることが多く、ペダル操作でのずれが少なく、高さ調整もスムースでより安定した使い勝手が特徴です。価格はやや上がり3万円台後半~5万円台で販売されています。

一体型ペダル(+補助台)

一体型ペダルおおよそ130cm以上のお子様がペダルを使う場合には補助ペダルではなく、ピアノのペダルに直接取り付ける一体型のペダルを使用することになります。身体が大きくなると補助ペダルでは足台が必要以上に高くなってしまい、かえって演奏しづらくなります。ペダルに直接取り付ける一体型のペダルとほんの少しだけ高さを補うための補助台を同時に使います。価格は1万円前後で販売されています。

まとめ

身長140~145cm以下のお子様がピアノを練習する際には何かしら補助器具が必要となります。最適なものは身体の成長とレッスンの進捗によって個々に違ってきます。また、ご兄弟で習っている・ピアノのデザインに合わせたい・発表会やコンクールに合わせて使いたいなど状況によっても選ぶものは変わってきます。
大きくなるといずれは使わなくなるものですが、それまではレッスン上達にとって重要なアイテムですね。

兄弟ピアノ