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【Musik messe 2014】【フェイザー】名機Uni-Vibeをオリジナル開発者の手で復刻!KORG「Nuvibe」

KORG Nuvibe Uni-Vibe フェイザー

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Nuvibe 〜VIBRATO CHORUS EFFECTOR〜

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フェイザー(ロータリースピーカー・シミュレーター?)の元祖とも呼べるUni-Vibe。
当時はアメリカのUnivoxというメーカーから発売され、Jimi Hendrixがウッドストックで使用して話題となり、現在でも当時のモデルを捜し続ける人が絶えない名機です。
そんなUni-Vibeはどこで生まれたのかというと、実は日本なんです!
新栄電気という会社が「コンパニオン」というブランドで発売したのが最初で、その後アメリカではUnivoxのブランドで発売してという経緯があります。

Uni-vibe開発者は、現在は株式会社コルグの取締役となっている三枝文夫(ミエダ フミオ)氏。
三枝氏が当時の回路を現在の技術で改めてUni-Vibeをプロデュースしました!
その名も「Nuvibe」。

島村楽器に過去入荷したヴィンテージUni-Vibeがこちら。
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筐体も当時の雰囲気を再現していますね!

それでは(株)コルグから届いたアナウンス文をご紹介します。

Nuvibe 〜オリジナル・モデル開発者の監修のもと、あの伝説的モジュレーション系エフェクターが復活! その名もNuvibe、半世紀以上もの時を経て新登場。〜

伝説的ギタリストが愛用し、ウッドストック・フェスティバルで鮮烈のデビューを果たした日本製モジュレーション系エフェクター・・・と言えば、ピンとくるのではないでしょうか。独特の揺らいだ効果は唯一無二のサウンドとして、半世紀以上に渡り、数多くのギタリストやオーディエンスを魅了してきました。

しかしながら、オリジナル・モデルの数が非常に少なく、回路自体正確に把握されていない、使用パーツが入手困難等の理由から、そのサウンドと効果は有名でも、実際に試せる機会は少なく、その存在は神格化されています。大手メーカーからガレージ・メーカーまで数多くのクローン・モデルが世に送り出されてきましたが、いずれもオリジナル・モデルとは違った形で復刻されてきました。

そんな幻の名機が、当時のエンジニア監修という、これ以上ない条件で復刻を遂げます。入手困難なパーツをシミュレートしたオリジナル回路を筆頭に、あの独特の揺らいだサウンドをパーフェクトに再現しています。また、単なる復刻に留まらず、WAVEスライダーを新たに搭載し、オリジナル波形の生成までも可能となりました。

ギタリストやエンジニアにとって羨望の的であり、多くのロマンを秘めた夢のエフェクターがNuvibeとして蘇り、その全貌が明らかになります。

  • オリジナル・モデル開発者の監修により復刻!現代的なアレンジも付加
  • 79個のトランジスタを使用したディスクリート構成。サウンド面の心臓部と言える光依存性抵抗素子CdSはトランジスタを使用したオリジナル回路でシミュレート
  • WAVEスライダーによるLFO波形の生成により、ユーザー自身で波形を作ることが可能
  • オリジナル・モデル開発者設計による新たなバッファー回路を搭載
  • 電池駆動にも対応(単三電池×6本、最大4時間駆動可能)
  • オリジナル・モデルでは対応していなかったトゥルー・バイパス仕様を実現
  • 同梱の専用エクスプレッション・ペダルでモジュレーション効果をコントロール可能
  • エフェクトをオフにした状態で内部回路を通すアンラッチ・スイッチ搭載

オリジナル・モデルの開発者が監修した回路設計。

オリジナル・モデルが登場したのは1960年代。当時の関係者ですら、このモデルがどういった経緯で世に出回ったのか把握していないほど、その出生は定かでありません。
確かなのは、1969年、ウッドストック・フェスティバルで伝説的ギタリストが歴史的名演奏で使用したこと、それを機に世界中のギタリストに注目され、半世紀以上にも渡り、偉大なるエフェクターとして君臨し続けていること・・・。
そんなエフェクター史上、最も謎が多い幻の名機が当時の開発者監修というこれ以上無い条件での復刻に成功しました。
オリジナル・モデル同様、ヴィブラートとコーラスの切替スイッチ、特徴的な効果を生み出すINTENSITYノブとSPEEDノブを搭載。
また、サウンド・キャラクターを決定付けるバッファー回路は、オリジナル・モデル開発者の新設計による21世紀の仕様として生まれ変わりました。
もちろん、専用エクスプレッション・ペダルも同梱しています。

光依存性抵抗素子CdS(硫化カドミウム)をシミュレーション。

オリジナル・モデルの心臓部とも言える光依存性抵抗素子CdSは、光の強度により抵抗値が変化する素子で、豆電球の光の強弱に応じて出力信号を変化させることで独特の効果を生み出します。
残念なことに、このパーツは有害物質として規制されており、使用することができません。このパーツの代用が最大の難関であり、オリジナル・モデルに到底及ぶことのできない絶対領域でありました。
その領域に踏み込むべき、当時のエンジニア監修により、実に79個ものトランジスタを使用したディスクリート構成により、オリジナル回路を搭載したモデルがNuvibeです。

LFO波形を生み出すWAVEスライダーを搭載し、オリジナル波形を生成可能。

Nuvibeは、単にオリジナル・モデルを復刻しただけではありません。ユーザー自身でLFO波形が生成できる10本のWAVEスライダーを搭載しました。
これにより、オリジナル・モデルに忠実なサウンドからユーザー自身によるカスタム・サウンドまで、幅広い効果を生み出すことができます。

専用エクスプレッション・ペダルを同梱。

オリジナル・モデル同様、モジュレーション効果をコントロールできる専用エクスプレッション・ペダルを同梱しています。
独特の揺らぎを足元でコントロールでき、ステージ・パフォーマンスにもパーフェクトに対応します。
また、ペダルを踵側に踏み込むことでモジュレーション効果をキャンセルできるアンラッチ・スイッチを搭載。
当時のモデル同様、バッファー・アンプとしての効果も得られるマニアックな仕様も実現しています

驚異の電池駆動、トゥルー・バイパス仕様。

Nuvibeには、現代のニーズにマッチした数々の仕様を盛り込んでいます。
ACアダプター以外にも電池駆動が可能な2ウェイ電源を実現しました。
また、音にこだわるギタリストにはマストであるトゥルー・バイパス仕様となっております。

Specifications

  • 入力/出力インピーダンス:47KΩ/20kΩ
  • 接続端子:
    本体:INPUT 端子 6.3 mm モノラル・フォーン・ジャック、OUTPUT 端子 6.3 mm モノラル・フォーン・ジャック(不平衡)、EXP. PEDAL 端子 6.3 mm ステレオ・フォーン・ジャック
    エクスプレッション・ペダル:EXP. OUTPUT 端子 6.3 mm ステレオ・フォーン・ジャック
  • 電源:単3形アルカリ乾電池×6本、またはAC アダプター(DC 9V )
  • 電池寿命:連続約4時間
  • 消費電流:290 mA(Typ.)
  • 外形寸法(幅×奥行き×高さ): 本体=260(W)×170(D)×67(H)mm、エクスプレッション・ペダル=94(W)×246(D)×81(H)mm
  • 質量:本体=1.5 kg、エクスプレッション・ペダル=1.1 kg
  • 付属品:ステレオ・ケーブル、動作確認用単3形アルカリ乾電池×6本
  • 別売オプション:DC 9V AC アダプター

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メーカー希望小売価格 (税込) ¥60,500 (税抜 ¥55,000)
JAN:4959112107878
発売時期:2014年5月下旬予定

半世紀を経て、オリジナルUni-vibeの開発者である三枝氏が生み出す新たなUni-Vibe。
名前をNuvibeとして筐体、使用パーツこそ違えど、当時の回路をいかに再現するかに重点を置かれた復刻モデルと言えるでしょう。
先日、Uni-Vibeの商標権を持つMXRからも「Uni-Vibe」とドンズバの名を冠したモデルが発表され、さらにガレージメーカーも多数のクローンペダルを制作していますが、三枝氏が満を持してプロデュースしたこのモデル。
非常にサウンドが楽しみですね!
オリジナルとサウンドを比べてみたいです。

最後に三枝氏のインタビューがすでに公開されていましたのでご紹介しておきます。

http://youtu.be/9KqQxxKP1qg

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