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【アコースティックギター】Gibson よりビンテージ色を強めた“J-50 VOS Antique”発売

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J-50 VOS Antique

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メーカー希望小売価格:オープンプライス
販売価格 (税込) ¥352,000 (税抜 ¥320,000)
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Gibsonの歴史を語る上で欠かせないモデルのうちの一つ、J-50がよりビンテージ色を強めた仕様で発売します。

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J-50 VOS Antiqueは75本限定のスペシャル・モデル。Gibsonのクリア塗料の中でも最もアメ色の強い“Triple Antique”を塗装に採用し、適度に使い込まれたギターの風合いを出すべくVOSフィニッシュを採用。さらに1930年代モデルに採用されていたWide Xブレイシングを復活させることで、よりヴィンテージ感のあるサウンドに仕上げています。

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パーツ類もこだわりを詰め込み、特にクリームカラーボタンのペグはJ-50 VOS Antiqueの表情をより風格のあるモデルへと昇華させます。

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現在ではGibsonのレギュラーラインナップから外れていますが、なおファンからの根強い支持を得るJ-50。そのVOSフィニッシュ、アンティーク仕様が数量限定での発売とあれば、ぜひとも入手してコレクションに1本加えたいところです。

特徴

  • ビンテージの風合いを再現する為、Gibsonが使用するクリア塗料の中で最もアメ色が強い「Triple Antique」にて仕上げ
  • 適度に使い込まれたギターのようにツヤ感を抑えたVOSフィニッシュ*1
  • 1930年代のモデルに採用されていたWide Xブレイシング*2(TOP材裏の補強)を採用
  • クリームカラーボタンのペグ
  • Gibsonオリジナルギグケース付属

'*1 VOSフィニッシュ :
VOSは「Vintage Original Spec」の略で、新品でありながら適度な使用感が再現された、ツヤ感を抑えたフィニッシュ方法です。一旦グロスフィニッシュと同じクリア塗装、バフがけ、水研ぎ工程を経てグロス仕上げを行います。その後、専用の磨き材(固形の磨き粉)を使い塗装面全体に微細なキズ(筋)を入れて使用感を表現していきます。

'*2 Wide Xブレイシング :
1930年代ごろのモデルに採用されていた、通常のXブレイシングよりも角度が広いブレイシング形状。通常のXブレイシングよりも音のレンジが広く、大きなヴォリューム、トーンが得られます。現行モデルでは、Advanced JumboやJ-45True Vintage、Song Writerなどに採用されています。

島村楽器だけの限定発売モデルです。

スペック

  • トップ : Sitka Spruce
  • サイド : Mahogany
  • バック : Mahogany
  • ネック : Mahogany
  • ブレイシング : Traditional Scalloped,Wide X-bracing
  • 指板 : Rosewood
  • ブリッジ : Rosewood
  • サウンドホールリング : Single Ring
  • ピックガード : Traditional J-50,Tortoise
  • ピックアップ : Element VTC
  • ナット幅 : 1.725"Tusq
  • スケール : 24 3/4"
  • カラー : Antique Natural,nitrocellulose lacquer
  • ケース : Hard Case & Gig case

 

Gibson J-50の歴史

Gibson J-50は、J-45のナチュラルカラーバージョンとして登場したモデル。J-45が発表された1942年当時は深刻な木材不足の影響で、TOP材の見栄えの悪さを軽減する為にサンバーストフィニッシュが施されていました。その後木材の品質が安定した事もあり、1947年にJ-45のナチュラルTOPモデルとしてJ-50が発表されました。J-45、J-50は、あらゆるジャンルに対応できる万能機種として当時のミュージシャンに広く受け入れられ、現在でも多くのアーティストが使用する、Gibsonアコースティックギターの代名詞とも呼べるモデルです。

  • 1942
    カントリー、ブルース、ブルーグラス等何でも演奏できる万能ギターとしてサンバーストフィニッシュのJ-45が発表。当時は第二次世界大戦の影響もあり物資が不足、木材の品質も不安定となる。そのため見栄えの悪さを軽減するためサンバーストフィニッシュが施されていた。
  • 1947
    木材品質が安定してきたこともあり、J-45のバリエーションモデルとしてナチュラルフィニッシュのJ-5が誕生。生産開始時はティアドロップピックガード、レクタングルブリッジ(長方形型)を採用。またサウンドホールは1リングと呼ばれる細いラインのもの。
  • 1950
    アッパーベリーブリッジに変更。
  • 1955
    ラージピックガードへと変更、フレット数も19⇒20に変更されている。またブレイシングがスキャロップドからノンスキャロップに変更。
  • 1956
    オプションとしてアジャスタブルブリッジ搭載モデルが生産され始める。
  • 1959
    それまでのナロー型フレットからワイドフレットに変更。
  • 1960
    サウンドホールのデザインが1リングから2リングと呼ばれるものになる。
  • 1961
    よりアジャスタブルブリッジが標準仕様となる。
  • 1963
    ピックガードの厚みが増し、柄もべっ甲からマーブル調となる。
  • 1965
    ヘッド角が17度から14度に変更され、テンションが弱まる。
  • 1966
    ネックが細くなり、指板材がハカランダからインド産ローズウッドのものが併用され始める。
  • 1966
    ピックガードにGibsonロゴ入・マーク入りのものが登場する。
  • 1968
    白ピックガード仕様(Gibsonロゴ入り)のモデルも一部生産される。
  • 1969
    HummingBirdのようなスクエアショルダーモデルへと変更される。
  • ※その後、1982年に廃番となるが、1990より再生産される。2012年頃にレギュラーモデルとしての生産は終了。
    現在はリミテッドモデルとして不定期で少量が生産されている。

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