【ベースプリアンプ】情報解禁!遂に発売!BOSS初となるベースプリアンプ「BB-1X Bass Driver」が登場!
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遂に情報解禁です!
BOSS ベースプリアンプ 「BB-1X Bass Driver」がアメリカ カリフォルニア州 アナハイムにて開催される「NAMM Show 2015」にてお披露目になります。
BOSSが満を持して発表するベースプリアンプ・・・めちゃめちゃ気になります!
それではチェックしていきましょう。
BB-1X Bass Driver
まず、押さえておきたいポイントは、BB-1Xはベースプリアンプだということ!
今までのBOSSのイメージもあり、このビジュアルを見るとエフェクターと錯覚してしまいますが・・・
ベースプリアンプそのものについては、こちらで詳しく説明していますので参考にしてみてください。
・【徹底検証】ベースの音作りを考える、ベース・プリアンプ比較!
「1X」の名にふさわしいプレミアム・ペダル
「1X」の名前が付いたモデルといえば、既に発売中のギター用エフェクター「OD-1X」「DS-1X」。
パワフルなDSPチップとBOSS独自技術のMDPが採用されたモデルで「次世代の歪み」をコンセプトとしていました。
そういえば、「OD-1X」「DS-1X」は1年前の「NAMM Show 2014」で発表になったモデルでしたね。NAMM Show2年連続で新たな「1X」が発表されたことになります。
今回の新製品「BB-1X」も、MDPが採用されており、楽器や機材の個性、プレイスタイル、フレージング、ニュアンス等を反映した膨大な処理を行います。
コントロール
コントロールは、左から・・・
LEVEL(上)、BLEND(下)、LOW、HIGH、DRIVE
を装備。
ここからわかるポイントは、
・BLENDつまみによる原音とのMIXコントロールが可能
・DRIVEつまみによる歪みサウンドを作ることが可能
だということですね。
プリアンプとしては、シンプルなコントロールですね。
個人的には、BLENDコントロールできるのは、好印象なポイントです。
サウンドの特徴は・・・
メーカーさんの発表によると
- 音の芯をしっかりキープしたパンチのあるサウンド。
- 深く歪ませても細かい演奏ニュアンスまで正確に反映する高い解像度とダイナミック・レスポンスを装備。
- ワイドレンジなため、広い音域の多弦ベースにも十分に対応。
- ピック弾き・スラップなどベーシストが意図したニュアンスに忠実に追従するレスポンスの良さ。
- HIGH/LOWつまみとBLENDつまみの組み合わせで、驚異的なレンジの音色調整が可能。
とのこと。ふむふむ。
BOSSからの新提案
さて、この「BB-1X」ですがサウンド面以外にも、注目すべきポイントがあります。
それは、「LINE OUT」端子。
ライブハウスでベースをセッティングする際、ベース信号はDI ボックスを使用して2 つの出力に分割されます。
①ベース・アンプへの出力
②PAへ送る出力
この2つが一般的です。
「BB-1X」は、②に当たるPAへの直接バランス接続が可能なLINE OUT 端子を搭載しています。
ただ、これがただバランス出力ではないんです!
音色がライン出力用にカスタム・チューニングされているそうです?!
ベーシストであれば、経験のある方も多いと思いますが、
ベーシストがアンプから聴くサウンドとPA エンジニアがバンド全体のバランスを考慮して観客へ届けるサウンドが大きく異なる場合があります。
今回、BOSS は数多くのベーシスト、PA エンジニアと協力して、両者にとって最適化された新しいラインアウト・サウンドを作り上げたとのこと!
パンチのある図太い音の芯を保ちながら全体的なバランスのとれた、理想のライン・サウンドが堪能できるってわけですね。
ファーストインプレッション
実は、私・・・先日お先に試奏させていただきました!
動画を撮ったりする時間もなく、みなさまにサウンドをお届けできないのは申し訳ないのですが、簡単ではありますが、実際に試奏してみた感想をレビューいたします!
〇外観
外観は、紺色ボディにアクセントとなるラメが入っています。
そしてコントロール部やネジは光り輝くクロームです。このクロームの輝きはもはや鏡レベル。写真を撮ろうとすると自分も写りこんでしまうので注意です(笑)
〇サウンド
ベースプリアンプを大きくわけると、
- ①どんな楽器も俺色に染めてやるぜと言わんばかりの個性派
- ②本来のベースのサウンドを大事に音質補正や音圧UPをしてくれるナチュラル派
「BB-1X」は、②のナチュラル派寄りです。
何と言ってもHIGH・LOW・BLENDの組み合わせたコントロール系が優秀ですね。
エレキベース単体で演奏すると多少気になるピックで演奏時のハイ・ポジションのトレブリ―な感じや、若干ボトムの音抜けが悪いな~という不満点を、上品に補正してくれます。
これ、細かな点ですがベーシストにとってはポイント高いです。
そして、注目すべき点は「DRIVE」のかかり方です。
「DRIVE」を0→10に上げていくと、歪みが強くかかってくるのですが、
変化の仕方が
- 前半の0→5
- 後半の5→10
で、違います。
前半の0→5は非常にゆるやかに歪み成分が変化し、後半の5→10は、激しく歪み成分が変化していきます。
ベーシストの使い方としては、
- 前半は、「1曲通して若干歪みを足したゴリゴリサウンド」
- 後半は、「ソロやイントロ部等アクセント的に使用する激しい歪みサウンド」
ですね。
「1曲通して若干歪みを足したゴリゴリサウンド」を作る時、曲の雰囲気に合わせるためには、かなり細かな設定が求められます。
前半の0→5の変化は、「だんだん音が太くなっていき、音が少し歪んできた。」という程度の変化。その変化がゆるやかだからこそ、ここだっていう音作りのポイントに応えてくれる仕様になっていますね。
かなり実用度が高いと言えるでしょう。
まとめ
実際、様々なメーカーから出し尽くされた感のあるベースプリアンプ。
遂にBOSSから発売するのか?!という驚きと同時に、後発となるベースプリアンプという分野に乗り込むにあたり、どういった仕様にしてくるのか気になる製品でしたが、きちんとBOSSならではのこだわりが感じられる内容でしたね。
今回は、時間もなくじっくり試奏はできませんでしたので、実機手に入り次第、より詳細をお届けできればと思っております。
皆様も、店頭に並んだ際にはぜひ試奏してみてくださいね。
販売価格: (税込) ¥17,600 (税抜 ¥16,000)
JAN:4957054506551
発売日:2015年2月7日(土)
1月24日(土)11:00~より予約受付開始です。
仕様
- 規定入力レベル:-20dBu
- 電源:アルカリ電池(9V 形)またはマンガン電池(9V 形)、AC アダプター(別売)
- 入力インピーダンス:1MΩ
- 消費電流:54mA
- 規定出力レベル:○ OUTPUT 端子= -20dBu、○ LINE OUT 端子= -20dBu
- 連続使用時の電池の寿命(使用状態によって異なります):アルカリ電池約6 時間
- 出力インピーダンス:○ OUTPUT 端子= 1kΩ、○ LINE OUT 端子= 600Ω
- 外形寸法:73(幅)×129(奥行)×59(高さ)mm
- 推奨負荷インピーダンス:○ OUTPUT 端子= 10kΩ 以上、○ LINE OUT 端子=600Ω 以上
- 質量(乾電池含む):450g
- コントロール:ペダル・スイッチ、LEVEL つまみ、BLEND つまみ
- 付属品:保証書、取扱説明書、チラシ(安全上のご注意、使用上のご注意、LOW つまみ、HIGH つまみ、DRIVE つまみサービスの窓口)。アルカリ電池(9V形)※ 本体に接続済み
- インジケーター:CHECK インジケーター(バッテリー・チェック兼用)
- 別売品:AC アダプター(PSA-100)※0dBu = 0.775Vrms
- 接続端子:INPUT 端子、OUTPUT 端子、LINE OUT 端子(TRS 標準タイプ)、ACアダプター端子(DC9V)