【新製品レビュー】YAMAHA 「THR-Ⅱシリーズ」の新モデルをパシフィカで試す!
記事中に表示価格・販売価格が掲載されている場合、その価格は記事更新時点のものとなります。
機能のまとめ
あなたにオススメの機種は?
モデルの比較はこちら。選び方のポイントとしては、
①ギターワイヤレス&充電式バッテリー
②出力数
③アンプモデルセレクター
の3つに分けると良いですね。
また、充電式バッテリー使用時は15W出力になるので、この点もしっかり考慮していきましょう。
▼「ワイヤレス機能は無くてOK!」「THR-Ⅱサウンドを手頃な価格で楽しみたい!」という方
THR10Ⅱ
ギターワイヤレスのレシーバーと充電式バッテリーを非搭載とすることで、新しいTHRのサウンドを手軽に楽しめるモデル。「ワイヤレス機能はなくOK」「価格をなるべく抑えたい」という方にオススメですね。
▼「ワイヤレス機能に魅力を感じる!」という方
THR10Ⅱ Wireless
THR10Ⅱの出力はそのままに、ギターワイヤレスや充電式バッテリーを搭載したフルワイヤレスモデル。好きな時に好きな場所で即演奏!屋外で弾きたい時にも便利ですね。ワイヤレス環境でストレスフリーな演奏が楽しめます。
▼「20Wだと足りない!」「アンプ側でアンプモデルを切り替えたい!」という方
THR30Ⅱ Wireless
出力30WかつLINE OUT端子を搭載したパワフルなモデル。音量を求める方はもちろん、アンプモデルの切り替えスイッチをトップ面に配備しているので、アンプ本体だけで即座に直感的な音作りができます。各ワイヤレス機能、高い出力、操作性をすべて兼ねそろえたフラッグシップモデルです。
いざ。人気シリーズ「パシフィカ」で試奏!
試奏にはこちら、同社の人気シリーズ「パシフィカ」の中でも最上位モデル”PACIFICA612VⅡFM”を使っていきます。パシフィカといえば、Youtuberをはじめとした各インフルエンサーによって改めて再注目されていますね。手ごろな価格で弾きやすく、かつ丁寧なつくりが高い評価を得ているのだと思います。
もともと評価の高かったモデリングサウンドを一新したということで、旧モデルよりさらにレンジの広いサウンドに。非常にニュアンスも出しやすくて、指弾きのタッチも繊細に表現してくれていますね。真空管アンプの質感も出ているので、聴いていて心地よいサウンドです。
また、今回のモデルで一番重要となるのが「超ハイゲインに対応した」こと。サウンドバリエーションの中でも最もゲインの強い”SPECIAL”は、ラウドなジャンルで即戦力となるサウンドです。これは、ハイゲインに特化していた旧モデル "THR10X"よりもさらに強烈な歪みを生み出してくれます。
クリーンはより繊細でクリアな質感に、ディストーションはより過激にパワフルな音色へ変化していますね。
YAMAHA "THR10Ⅱ"
オープンプライス
販売価格:(税抜)¥32,000 (税込 ¥35,200)
JAN:4957812644907
発売日:2019年10月10日(木)
出力:20W
YAMAHA "THR10Ⅱ Wireless"
オープンプライス
販売価格:(税抜)¥48,000 (税込 ¥52,800)
JAN:4957812644822
発売日:2019年10月10日(木)
ワイヤレスレシーバー:搭載
充電式バッテリー:搭載
出力:20W
YAMAHA "THR30Ⅱ Wireless"
オープンプライス
販売価格:(税抜)¥54,000 (税込 ¥59,400)
JAN:4957812640510
発売日:2019年10月3日(木)
ワイヤレスレシーバー:搭載
充電式バッテリー:搭載
ラインアウト端子:搭載
アンプモデルセレクター:搭載
出力:30W
スペック一覧
THRBG1 キャリングバッグ
メーカー希望小売価格:(税抜)¥7000 (税込 ¥7700)
販売価格:(税抜)¥7000 (税込 ¥7700)
JAN:4957812651196
発売日:2019年10月上旬
レビュー後記
音質に関しては、小型コンボアンプの枠を超えたサウンドだと感じました。各機能面では、ギターワイヤレスや充電式バッテリーを内蔵するなど、これが「YAMAHAさんの本気」だと思います。
ラインナップに関しては、3モデルのサウンドバリエーションを統一し、出力や機能などで選べるようになっています。旧ラインナップでは基本的に音色の個性で選んでいたわけですから、今回は演奏する場所や環境などから、より自分のスタイルにあったモデルが見つけやすいのではないでしょうか?
音質、サウンドバリエーション、機能、全てが高水準の、まさに「隙が無いアンプ」だと思います。
みなさんぜひ、店頭で触ってみてくださいね。最後まで見ていただきありがとうございました。