【徹底比較】ギター・シールド徹底検証 その9 ~DAVID LABOGA~
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前々回のANALYSIS PLUSあたりから、マニアック路線が強くなってきておりますが、今回は更に深みにハマってみますw
ということでご紹介します。「DAVID LABOGA」
DAVID LABOGAとは!?
DAVID LABOGAはポーランドのケーブルメーカー。
ポーランド国内だけでなく世界中のミュージシャンと仕事をすることで、ミュージシャンの求めるものを理解し、製品化。
さらにその高耐久性から永久保障を謳うなど、品質に自信を持ったケーブル会社です。
DAVID LABOGA使用アーティスト
DAVID LABOGAを使用するアーティストのジャンルは多岐に渡っていますね~
例えばこちら。
アーティスト画像 | |||
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アーティスト名 | AL DI MEOLA | TOMMY EMMANUEL | JOE ROBINSON |
比較的アコースティック寄りの、テクニカルなギタリストたち。
サウンド面でもクリアなサウンドのイメージですね。
JOE ROBINSONは先日来日して、特別ライブを披露してくれており、その時にもDAVID LABOGAを愛用していました。
(詳細は「【レポート】オーストラリアの天才ギタリストJoe Robinson来日! ~Fender Showcase Tokyo~」をご覧くださいませ。)
アーティスト画像 | |||
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アーティスト名 | BRUCE KULICK | STEVE STEVENS | PHILIP CAMPBELL |
ガッツリ歪み系ギタリストたち。
クリア系でも、ひずみ計でも愛用者が世界中にいることを考えると、幅の広そうなシールドですね。
楽しみです!!
DAVID LABOGA 検証スタート
まずは、DAVID LABOGAのルックスが気になりますよね。
なかなか店頭でも見かけませんから。
果たしてどんなシールドが姿を現すのでしょうか...
※忘れてませんか?大丈夫ですか? 基準シールド等々はBelden編でご確認を。
①Perfection Series
はい、ど~ん!!
(型番/JANコード) PF30011-3.0m/SS / 4582349872891
販売価格 (税込) ¥6,380 (税抜 ¥5,800)
おお!
この質感は他になかなかありません。
初めての感触。
触感は一言で言うと、「高級な縄跳び」って感じです。
しなやかで折れなさそうです。
プラグカバーは収縮チューブで保護されていて、耐久性が高そうですね。
方向性も付けられているシールドです。
ちなみに、JOE ROBINSONが来日した時にライブで使っていたのもコレ。
【ギター】トータルで幅広く音量が出てきますね~ かなりレンジが広いです。BLUES/ROCKなど、いい意味で古臭い音楽で使いたいです。明るい音の響きでパワーが出てくる感じがヤミツキです。
【ベース】ほど良いコンプ感があり、音にまとまりがあります。無駄なシャリシャリした部分が抑えられ、中域がしっかりしたコシのある音色。歯切れがよく、速いフレーズを弾いてももたつきがありません。フュージョンなどとマッチしていると感じます。
これ、スゴイっす。
いい意味で古臭い、ギターらしい感じの音なのですが、クリアで音の分離が良いという、とってもバランスが良いシールドです。
ギターを弾いてる時も、見た目の感じが存在感を高めてくれます。
こんな感じで。↓
(画像はJOE ROBINSON来日時のFender Partyの模様。)
■オススメマッチング
これはやはり、オールディーズなイメージの楽器で鳴らしたいですよね。
②Perfection Series-TE Signature-
続きまして、フィンガー・ピッカー憧れのTOMMY EMMANUELシグネイチャーモデル!
TOMMYは前述のJOEの師匠でもあります。
(型番/JANコード) PF30011TE-3.0m/SS / 4582349872976
販売価格 (税込) ¥8,030 (税抜 ¥7,300)
基本的にはPerfection Series「PF30011」と同じ使用ですが、プラグが金メッキになっていますね。
このとおり。
もちろん方向性も付けられています。
【ギター】PF30011と大きくは違わないですが、中低域をしっかり前に押し出している印象です。また、フィンガーピッキングの名手、Tommy Emmanuelのシグネイチャーらしい、とても上品なサウンドに仕上がっていますね。
【ベース】PF30011と比較して、音圧が少し増した印象です。音色も明るさが増しながらも丸みを帯び、暖かい印象を受けます。DAVID LABOGA特有の中域を押したコシはそのままに、やわらかい印象を受けます。ジャズやPOPS、バラードにもいいですね。
先ほどのPF30011と比べて、かなりモダンな印象!
やはりアコースティック楽器で使われることを念頭に置かれて、煌びやかなサウンドです。
オススメマッチング
やはりTOMMYと言えばMATON。
もちろん、カッティングなどでクリアに鳴らすのにも合いそうです。
検証後記
今回は、日本国内でもあまり出回っていない「レア」なシールド、DAVID LABOGAを取り上げてみました。
ポーランドのケーブルメーカーという事でなじみはあまりありませんが、今後認知が高まってきそうな予感のする、高品位なケーブルです。
ちなみに、最近ではヨーロッパから入ってくるシールド・ケーブルや楽器等々もたくさん見受けられますね。
Polytuneで日本への知名度を広く知らしめたtc electronicもデンマークの会社です。
姉妹サイト、デジランドでもたびたび取り上げている人気DAWソフト、「Cubase」をプロデュースするsteinberg(スタインバーグ)もドイツの会社です。
ワールドワイドで考えると、まだまだ日本に入ってきていない、レアなシールドがありそうです。
今後もマニアックに検証していきたいと思いますw
(もちろん人気ブランドも取り上げますよ~ DiMarzioやHISTORY、EX-Proなんかもぜひ今後をお楽しみに♪)
DAVID LABOGAスペック表
各モデルのスペックを記載します。
画像をクリックすると拡大しますので、シールド選びの参考にしてみて下さいね~
※クリックすると拡大します
※「-」はメーカー公表ナシ
DAVID LABOGAシールドのご注文は、島村楽器各店、およびオンラインストアまでどうぞ。