【レビュー】話題のデジタル・チューブ・アンプ「Hughes&Kettner」“Grand Meister 36”を試す
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iPadとの連携も気になるその内容をレビューします。
Grand Meister 36 外観
箱を開けると、ギグケースに包まれたGrand Meister 36。
サイズもピッタリ合ってるケースで、取手付なので持ち運びも便利そうです。
アンプ本体。Hughes&Kettnerらしいクリアパネルと銀パネルが高級感ありますね。
電源を入れたら、まずやってみたくなるのがコレでしょう。
真っ暗闇の中に光るHughes&Kettner...
相変わらずカッコイイ♪
ステージ上でも暗転した瞬間に存在感を主張するルックスです。
Grand Meister 36 各コントロール&端子(Front)
細かく見ていきましょう。
まずはフロント・パネルから。
向かって右側からINPUT、アンプタイプセレクト、BOOSTスイッチですね。
アンプタイプはCLEAN、CRUNCH、LEAD、ULTRAの4種。
Hughes&Kettnerらしい、澄んだCLEANから激歪みまで選ぶ事ができます。
BOOSTスイッチは言わずもがな。
次に、中央やや左にあるこの4つのスイッチ。
FX LOOPはGrand Meister 36背面にあるSEND/RETURNのON/OFF。
NOISE GATEもON/OFFが可能で、背面のツマミを操作してGATE量を調整します。
ここからがGrand Meister 36の真骨頂。
同じミニサイズ・ヘッドでも、ここがTube Meisterシリーズと一線を画すところです。
Grand Meister 36はエフェクトが搭載されています。
このEQ、VOLUME、GAINノブは、先ほどの「FX ACCESS」ボタンをONにするとエフェクト・コントロールに早変わり。
左からDELAY LAVEL、FEEDBACK(DELAY)、DELAY TIME、MODE TYPE(Chorus、Fuzz、Phaser、Tremolo)、INTENSITY(モジュレーションの強さ)となります。
そうして作った音を、STOREボタンでメモリーさせることが出来るのです。
なんとその数128通り!
う~ん、Hughes&Kettnerがデジタル化している...
時代の進化ですね。
ちなみにREVERBはエフェクト・セクションとは独立してツマミが付いているので、いつでも調節可能です。
このアンプは36W、18W、5W、1W、0Wの出力切り替えが可能ですが、ワット数を落とさなくても、MASTERボリュームが装備されているおかげで小音量でも迫力の歪サウンドが得られますね。
今回搭載されているRESONANCEノブ。
これもまた優秀で12時の位置だとヘッド&アンプの共鳴感、左に回せば共鳴感を押さえたタイトな音、右に回せば共鳴感が強調されて低域の豊かなサウンドになります。
これはなかなか嬉しいコントロールです。