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【こだわりの逸品】あらゆる機能を持ったヘッドホンアンプ PHIL JONES BASS「BIGHEAD」レビューしてみました!

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②ベースヘッドホンアンプ

続いては、ベースヘッドホンアンプとして使用してみましょう!
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エレキベースを「BIG HEAD」のINPUT端子に接続、ヘッドホンを「BIG HEAD」のHEADPHONEOUT端子に接続すれば準備は万端。

こうすると、2バンドイコライザー搭載のベースアンプになります。
Input GAINをコントロールできるので、お使いのベースがパッシブでもアクティブでも、最適なレベルになるよう調整可能です。

それでは鳴らしてみます。
後から、ご説明しますがBIG HEADはプリアンプも搭載しておりますので、そのサウンドはかなり本格的。
まさしくPhikJonesBassサウンドです。
搭載している2バンドイコライザーは、ベース/トレブルともに、ブースト・カットを最大15dbまで調整可能ですので、しっかり音作りもできます。

演奏して、多少動いてもノイズもないので、快適に演奏できますね。

DSC06891
AUX INにオーディオプレイヤーを接続すれば、曲にあわせてベースを演奏することもできるので、自宅やライブハウスの控室でも練習ができますね。

こういった練習方法は、AUX IN端子とヘッドホンアウト端子があるマルチエフェクター等を使用すれば、今までも同じような練習ができました。
やはり、大きく違うのはそのサウンド。ベース自体の音色、バックグランドでかかる曲の音色が良いので、快適です。

③オーディオインターフェイス

オーディオインターフェイスとして使用してみます。
DSC06895

BIGHEADの付属のUSBケーブルを使用し、リアパネルにあるUSBコネクターからPCのUSB端子へ接続すれば、オーディオインターフェイスとしても働きます。

ベースを演奏すれば、内蔵のプリアンプを通りBIGHEADのUSB端子からPCへ出力されるので、後は、使用しているDAWの環境設定などで認識を確認すれば、準備は完了です。

フレーズを手軽に録音できますし、もちろんベースのレコーディングにも使えます。

メーカー様曰く、「各DAWに完全な対応を保証するものではありません。」とのことなので、ご注意ください。
こちらでもいくつか試してみたところ、Macだと基本的に認識しましたが、Windowsの場合はうまく認識できず・・・。
メーカー様に確認したところ、Windowsの場合は、ASIO4ALL(フリーソフト)をドライバーにインストールする必要があるとのことでしたので、この点は要注意です。

④プリアンプ

最後に、ご紹介するのはプリアンプ機能。
ヘッドフォンジャックからPhil Jones Bassのベースアンプ Bass CUBやDouble FourのAux-inに接続すれば、イコライザー付きのプリアンプとして可動します。

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こうすることで、第三のベース入力端子になるってわけですね。でも、これではBass CUBやDouble Fourがないと、プリアンプ機能は試せないってこと?

せっかくですから、このプリアンプを通したサウンドを聴いてみたいですよね。
ちょっと変則的な方法ですが、録音してみました!
■録音方法
今回使用するベースはこちら!
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HISTORY GH-BJ4V/C
アルダーボディ特有の粘りのある中音域が深く芳醇なトーンが特徴のジャズベースです。アクティブ/パッシブの切り替えが可能ですが、今回は純粋なパッシブサウンドで演奏します。

このベースを使用し、
①ベース → オーディオインターフェイス → PC(DAW)
②ベース → BIGHEAD → オーディオインターフェイス → PC(DAW)
という録音環境で、それぞれのサウンドを聴き比べることで、BIGIHEADのプリアンプサウンドを堪能してみましょう。

②ベース → BIGHEAD → オーディオインターフェイス → PC(DAW) の場合ですが、BIGHEADの出力端子は、HEADPHONE OUTのみになりますので、
ベース → BIGHEAD INPUT → BIGHEAD HEADPHONE OUT(ステレオ) → インターフェイス(モノラル) → DAW
というちょっと変則的な方法で録音してみました。

①ベース → オーディオインターフェイス → PC(DAW) 

②ベース → BIGHEAD → オーディオインターフェイス → PC(DAW) 

いかがでしょうか?
元のベースフレーズの音圧が増し、プリアンプを通したサウンドにきちんとなっているでしょ?
基本的にはフラットな音の特性で、元のベースサウンドをもとに、しまった良いサウンドへ変化していますね。
ヘッドフォンアンプの時同様、イコライザーで調整すれば、柔軟な音作りも可能です。

まとめ

さて、いかがでしたでしょうか?
これらの機能をこのコンパクトなボディにまとめた、というだけで感動していたのですが、そのサウンドは驚きのものでした。

特に、モバイルヘッドホンアンプ、ベースヘッドホンアンプとして使用した時のサウンドクオリティは、ベーシストならば満足していただける内容です。

より今の試聴環境をレベルアップする意味でも、また曲のベースラインを楽しむという意味でも、ベーシストの味方になってくれる逸品です。

販売価格: (税込) ¥26,400 (税抜 ¥24,000)
JAN:4580228396599


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