【アコースティックギター】-MORRIS- 「島村楽器限定」ハカランダ材 & ヘリンボーン仕様の国産ハンドクラフトモデル “MS-101HD”
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まずはハカランダ材とヘリンボーンについて振り返りつつ、詳しく見ていきましょう。
ハカランダとは?
ハカランダ、またの名をブラジリアン・ローズウッド。原産地はブラジル、主にバイア州周辺で採れ、楽器のみならず高級家具などの木製品にも使われてきました。
しかし現在はワシントン条約によって大規模な輸出入が厳しく制限。手軽に手に入る木材ではなくなったため、より希少性が上がったことで、人気を誇る木材です。アコギではボディのサイド/バックや指板などにも使われますね。
ごく一般的なギターで採用されている”ローズウッド”は、基本的には「インディアン・ローズウッド」であることが多いです。最近ではこの種類もワシントン条約で規制され、ローズウッド全般の希少性が上がりつつあります。
ハカランダは、他のローズウッドよりさらに密度が高く硬い傾向。木目に関しても黒の班模様が濃く、見た目にもキレイです。ブラジルの気候と環境が、木をより厳しく、強く、そして美しく育てた結果ですね。
それだけに、ハカランダを使用している楽器はステータスが高く、ギタリストの憧れと永遠のロマンなのです。
ヘリンボーンの歴史
ヘリン(=herring)は魚のニシン、ボーン(=bone)は骨を意味しており、魚の骨に似ていることからこのように呼ばれています。
デザインの歴史としては、MARTINのスタンダードスタイルの”28”では1900年ごろ~1940年代までの初期モデルにこのヘリンボーンが採用されていました。工法としては、様々な木材の色の違いを利用して模様を書く「寄木細工」を採用。しかしその工法を安定して供給するための職人が足らず、一度このデザインは廃止されます。
現在では多数の要望から復活しており、モデルとしてはHD28Vなどが有名です。
ギタリストの中にはヘリンボーンに強いこだわりがある方もいるくらい、アコギを選ぶポイントでもあるんです。見た目って重要ですね。
上位モデルの証であるモーリス「TFロゴ」
モーリスTFの縦ロゴを採用。準ビンテージ品などでも縦ロゴは人気仕様です。ハカランダ材は、こちらのヘッドTOPにも採用しています。
オープンバック・タイプの国産GOTOH製ペグ
ほかメーカーのモデルでも多数採用されているGOTOH社製のオープンバック・タイプ。チューニングの精度の高さはもちろん、軽量のため楽器の振動を妨げることなく、ダイレクトな響きを再生してくれます。
-MORRIS- "MS-101HD" 島村楽器限定
オープンプライス
販売価格: (税込) ¥203,500 (税抜 ¥185,000)
JAN:4949748106826
発売日:2017年12月15日(金)
限定50本生産
決して派手ではないながらも、高級感と気品を併せ持ったモデル。ドレッドノートを土台にしたダイナミックな鳴りに、ハカランダのサウンドレンジの広さと繊細な表現力がマッチしています。
スペック
- Body Top: Solid Sitka Spruce
- Body Side & Back: Jacaranda
- Top Bracing: Scalloped X
- Back Bracing: Scalloped X
- Neck: African Mahogany
- Fingerboard: Makassar Ebony
- Neck Width at Nut: 43mm
- Scale Length: 652mm
- Nut & Saddle: Bone
- Bridge: Ebony
- Machine Heads: GOTOH/SE700-06M
- Finish: Glossy Natural
- Case: Hard-shell Case
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