【エレキベース】国内限定14本!あの「Don Grosh」のベースが入荷します!
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Don Grosh ベースが、日本に上陸!
丁寧な作りで世界に名を馳せ、注目を集めるハイエンドギター「Don Grosh」。
島村楽器がDonGroshの代理店をつとめるようになってから、度々お客様より問い合わせを頂いていたDonGroshのベースが、とうとう入荷します!
DonGroshのベースは、通常レギュラーラインナップとして製作されていません。製作されるのは、工房の都合や状況によって製作されるので、次回の製作予定は全くの未定となっています。
ちなみに前回ベースが製作されたのは、3年前の2011年になります。
なんと島村楽器としては初の入荷となります!
今回のDonGrosh検品は、島村楽器公式ブログにも「 ルシアー駒木のよもやま話」で度々登場しているルシアー駒木。圧倒的な知識と経験をを持つ彼が、全品をチェックして検品しました!
そんなルシアー駒木のDonGrosh検品に立ち会ってきました。最後には、14本全て紹介していきますよー!!
これを書いている今も、ドキのムネムネが止まりません(笑)
まずはDon Groshを知ってみましょう!
Grosh Guitarsとは、Don Groshが1993年に創設したハンドメイド・ギター工房です。Don Groshはかつて北ハリウッド(カルフォルニア)のValley Arts(バレーアーツ)ショップに所属し、ラリー・カールトン、スティーブ・ルカサー、ジェイ・グレイドン、リー・スクラー、ヴィンス・ギル、リー・リトナーなど数多くのミュージシャンのギターを製作したスゴ腕ギター・ビルダー。
彼は、徹底的にこだわるミュージシャンの要望を聞き、実現のために考え抜き、実験を繰り返すことで、独自の製作スタイルを構築しました。
ルシアー駒木の目にDonGroshのBassは、どのように写ったのか!?
●Don Groshのベースとは、どんなベースなのでしょうか?
20周年記念ギターの検品の時と同じく、ホントに楽(笑)
(~前回の20周年記念ギター入荷時の検品の様子はコチラ ~ルシアー駒木から見たGrosh Guitars~)
基本的にDon Grosh が、1本1本「一番鳴る状態」にセッティングした物が届くんですよ。
●ギターの時と同じように、ベースも「鳴る」ようにする手間が必要ないんですね。
海を渡って入荷してきたものは、その時の日本の気象的な条件によって、多少ネックが動いてしまうことはありますけど、それを調整するだけで済みますね。
だから、DonGroshは検品が楽(笑)
ピーターソンのチューナーでこの精度はすごいですよ(笑)
●ベースの検品ならではの事とか、あったりしますか?
ベースをチューニングしている時に、Eの開放でチューニングしているのに、メーターに一瞬Gがでてきたりしたり、一瞬だけAがでたり、針がフラフラしていた経験はありませんか?
●よくありますね(笑)
それは、チューナーが倍音を拾ってしまっているんですよ。
ベースはギターよりもはるかに強い弦が張ってあって、大きく弦が揺れるにもかかわらず、ギターと同じ構造で作られていますよね。
その結果、ヘッド側の振動とブリッジ側の振動が安定しなくなってきて、倍音の比率が崩れて微妙なズレがでてくる。
例えば、Eの開放だと、1/2や1/4の倍音などはEの音ですが、1/3や1/5の倍音はEではないですよね。そういうのが細かく混ざってふくよかな音とか、深みのある音とかになるんですが、1/2の倍音がちゃんと出て欲しい割合なのに、ボディー側とヘッド側の振動が違うゆれ方しているせいで1/3の倍音などが一瞬グッとでてしまうことによってチューナーの針がぶれてしまう事があるんですよ。
●なるほど・・・そういうことだったんですね。DonGroshの場合は違うんですか?
DonGroshの凄いところは、「PUで出力してチューニングした音」と「クリップチューナーを使って、音の振動でチューニングした時」の針の振れ方が全く同じ。バランスがとれているから、チューナーの針がフラフラしない。ピーターソンのチューナーでこの精度はすごいですよ(笑)
(※ピーターソンのチューナーは、普通のチューナーの約10倍の精度(1/10セント)でチューニングが可能!)
世の中には、クリップチューナーでチューニングした時と、PUの出力でチューニングした時でチューニングが合わないベースはいっぱいありますからね(笑)