【ビギナーズ倶楽部】第13回 練習のコツ② ~練習を楽しくする魔法の道具「エフェクター」~
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マルチエフェクター
そう。そんな皆さんにオススメしたいのがマルチエフェクター。これはどんなものかと言うと、これまで紹介したエフェクターがほとんど入っちゃってるという代物。さらにサイズはこんな感じ。
ね? 意外と小さいでしょ?
ではこのマルチエフェクターだとどれくらい簡単に音作りが出来るか、やってみましょう。
コンプ + コーラス + リバーブでカッティング
まずは生音でのサウンドをもう一度聴いて頂きましょう。
いたって普通のクリーントーンです。
これをコンプで均一にしてコーラスをかけます。すると音が揺れているので浮遊感のあるサウンドに。更にリバーブを薄くかけて上げる事で、フュージョン的なサウンドに仕上がるのです。
どうでしょう? これだけでカッティングの上手な黒人ギタリストに変身したかのような感じ。気分はアル・マッケイ♪
コンプ + ディストーション + コーラス + ディレイ
続いて歪みサウンドの王道を。普通にディストーションをかけるのではなく、まずはコンプで音を均一に。それによってサスティンも確保出来ます。さらにコーラスを薄くかけて音に艶を与え、ディレイで仕上げ。ディレイがあるだけでこんなにも空間を感じさせるサウンドになります。
リフを刻むときは逆に邪魔になってしまうので、OFFにするか、薄くかけるかにした方が良いですね。そうすればVaiにも近づける!?
オーバードライブ + ワウ + ディレイ
歪ませたサウンドでワウをフレーズに合わせて踏む事で、独特の表情になります。ディレイは隠し味程度に。ソロプレイ時にはディレイはかけておくと音の広がりが出ていいですよ。
ワウを効かせたソロプレイで頭に浮かぶのがFrank Zappa。
う~ん、渋い!
オーバードライブ + フェイザー
まあこの組み合わせも王道といますか...。ギターを長くやっている人であれば「ああ、あのサウンドね」となります。
はい、かなり意識したフレージングにしてみました。
元の曲はあまりにも有名なので少し恥ずかしいですが、カッコよさを伝えたいので貼っておきます。
(本家はフェイザーかけっぱなしではないんですけどね。)
コンプ + ワウ
コンプをかけてワウを踏みながらカッティングというのも、ギターフレーズの常套句的なもの。
実はこのワウ・カッティング、日本のアニソンや戦隊ヒーロー物では本当によく出てきます。なのでみなさん必ず一度は聴いた事があるというか、体に染込んでいるかもしれません。
スピーカー、ヘッドフォン&イヤフォンで左から聞こえてくるギターサウンドです。う~ん、カッコイイ!
マルチエフェクターの魅力
どうですか? それぞれのコンパクトエフェクターを購入して、つないで...となったら結構な金額と労力ですがマルチなら一発で出来るんです。
サウンドライブラリーでアンプのタイプを選ぶことが出来ますし、
(アンプによっては歪みエフェクターが必要ないくらい歪みます。)
コンプやらディレイやら、いろんなエフェクターを使うことが出来ます。
さらに...
ヘッドフォン端子を装備してるから自宅練習でアンプに繋げなくとも使えちゃいます。もちろん作った音をそのままスタジオに持っていけるのでバンド練習でも大活躍♪