【ビギナーズ倶楽部】第13回 練習のコツ② ~練習を楽しくする魔法の道具「エフェクター」~
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空間系 ~ディレイ、リバーブ~
ギターサウンドに広がりを与えてくれる、心地良さ度的には歪みの次くらい!?
ディレイ
音にやまびこ効果をもたらしてくれます。
「やっほー」って言ったら帰ってくるアレです。
リバーブ
簡単に言えばトンネルやお風呂のような広がりが加わります。
ディレイとリバーブはビギナーにとって混同しがちなので気を付けてください♪
ダイナミクス系 ~コンプレッサー(コンプ)~
たぶん一番効果が分かりづらいであろうエフェクターがコンプです。
まずはもう一度何もエフェクトをかけていない状態を聞いて下さい。
続いてコンプをかけた状態の音です。
違い分かります? あえて強弱を付けて弾いたんですが、コンプをかけた方は音量のバラつきが少なかったと思います。それがコンプの効能です。難しい事は省きますが、音を伸ばしてくれる効果もあります。
フィルター系 ~フィルター、ワウ~
フィルター
[jan-code4 jan=0691991202889]フィルター。コーヒーをドリップする時につかうフィルターと一緒です。要は音の中で通したい成分と通したくない成分を決めてあげるんです。そうすると聞かせたい成分だけ聞かせられます。
ワウ
フィルターの発展系がワウ。
聞かせたい成分がピッキングの強弱で変化します。(これはオートワウを使ったので)
ペダルタイプだと、足で踏みながら変化させられます。
ハーモニー系 ~オクターバー、ピッチシフター/ハーモナイザー~
これらは音のピッチ(音程)を直接変化、追加させるエフェクターです。
オクターバー
オクターブ上(もしくは下)に音を追加させるエフェクターです。
今回は下に追加してみました。野太くなったでしょ?
ピッチシフター(PS)/ハーモナイザー(HM)
PSはピッチ(音程)をシフト(変化)させるエフェクター。ハーモナイザーは元の音にハーモニーを付けてくれるエフェクター。
今回はキーをEにしてハーモニーが勝手につくようにしてみました。(そのため単音でならしたDが音痴に聞こえますねw)
ボリューム系 ~イコライザー、ブースター、ボリュームペダル~
イコライザー(EQ)
ボリューム系の中で最も使用頻度が高いのがEQ。
音の中の高域、中域、低域を上げたり下げたりして好みの音を作ります。(そういった意味ではフィルターに近いですが、EQは通す、通さないではなく持ち上げる、下げるといった効果なので違うものです。)アンプにも付いている事がほとんどですから、ぜひ知っておきましょう。
ブースター
これはもう「ブースト」させるもの、すなわち持ち上げるものです。音量を持ち上げて歪を増したり、純粋に音量UPのために使ったりします。
ボリュームペダル
ペダルでボリュームを操作出来ます。演奏中にペダル操作を行えばバイオリン奏法なるものも行えます。
ね? ちょっとだけバイオリンっぽいでしょ? 最初のピッキングが聞こえないから。
音が途切れたときにボリュームをOFFる事も足で出来るのでノイズを出さないために使う人もいます。
さあここまでで出てきたエフェクターは何種類でしょう? 16種類ですよ、16種類。これ多くないですか!? 全部そろえたらそれぞれが1万円だったとしても15万円にもなっちゃいます! ビギナーにとっては「自分のギターの何倍の値段だよっ」ってツッコミが聞こえてきそうです。