【こだわりの逸品】1m○○万円のシールド?! ANALYSIS PLUS『Golden Oval』の実力!
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「例のブツが届きましたよ♪」
それを聞いた瞬間、とりかかっていた業務を放り出し、うだるような暑さにも関わらず足取りも軽やかに電車に飛び乗りました。(ボス、スミマセン。我慢できませんでした!)
そして無事、イオン葛西店に到着~(シャツは汗でビショビショ)
2013年5月18日にリニューアルしたばかりで店内がすごくキレイ!
イオン葛西店:宮澤「あら、こんにちは。届いてますよ~」
中の人「おお! なんと豪華な!」
中の人「重厚な木箱ですね~」
宮澤「そうですね~。梱包もすごく厳重でしたよ~」
中の人「じゃあさっそく...」
中の人「あぁ!そんなイジワルしないで(涙)」
宮澤「ウフフ。はいどうぞ」
中の人「ムフ♪ やっとこの手に...」
「早速スタジオをお借りしま~す」
宮澤「どうぞ~。いってらっしゃ~い」
この箱、かなり丁寧に造られてますね。文字とかロゴは彫刻ですよ、彫刻。
スタジオが見えてきました。ワクワクが止まりません。
いざ、音出し!
...あぁ! 両手がふさがって扉が開けられない(涙)
気を取り直して、
開けドア。まずは撮影です。
正面からケースを見るとこんな感じ。
では早速開けてみましょうか。
なにやら金ピカの物体がこちらの様子を伺っているようです。
眩いばかりのシールドが姿を現してきました。
せ~の、ジャ~~~~ン!
パカッ。
黒の内装にゴールドの輝きが映えるこのシールドの名は、
ANALYSIS PLUS 『Golden Oval』!
このシールド、何が凄いって「内側の編み上げ導体」と「外側の編み上げシールド層」の両方をなんと『純金コーティング』してるんです!
こんな感じですね。↓
そりゃあ輝きも違うはずです。なんてったて純金ですから!
プラグは信頼のG&H製を装備して熱収縮チューブで保護されています。
音出しチェック
早く音を聴きたいですね~。どんな音がするんでしょう?
なんせ純金ですからね~
でもその前に。
まずは普通のシールドの音を聴いて見ましょう。(3mで販売価格¥1,890のシールドです。)
プラグ、イ~~ン!
アンド
イ~~ン!
さっそく弾いてみたいと思います。
使用するギターはこちらです。
HISTORY GH-SV/C。検証シリーズでおなじみの3シングルのストラトタイプです。
骨太なガッシリした音が特徴です。
Front P.U. + Center P.U. HALF TONE
じゃあ行ってみましょう。
フロントとセンターのハーフ・トーンでカッティングしてみます。
https://soundcloud.com/shimamuramusic/normal-clean-fronthalf-bip?in=shimamuramusic/sets/rmlchhgxiqhk
いいですね~。
チャキッとしてカッティングにピッタリ。気持ちいいですね。
じゃあ次はいよいよ、Golden Ovalを...
プラグ・イ~~~~ン!
アンド
イ~~~~~ン!(テンション高め)
で...
音を出してみると
ダッハ~~~~~!! なんじゃこりゃーーーーー!
ぜんぜん違うギターみたいだーーーーー!
そう、上の画像のような感じで、音がズガーンと出てくる~
バック・トゥ・ザ・フューチャーのマイケル・J・フォックスのような。(←例えが古すぎ、大げさすぎ)
え?
音を聞かせろって?
ですよね~
じゃあ...
心の準備はいいですか?
どぞ。
https://soundcloud.com/shimamuramusic/golden-clean-fronthalf-bip?in=shimamuramusic/sets/rmlchhgxiqhk
ね?
違うでしょ?
最初のシールドでは聞こえなかった中域とか低域の成分がグンと増して、まるでブーストさせたかのような印象です。
EQもなにもいじっていませんよ?
これはスゴイ物を知ってしまった(汗)
Rear P.U. + Center P.U. HALF TONE
次にリアとセンターのハーフトーンでそれぞれ比べてみましょう。
まずはノーマルなシールドから。
https://soundcloud.com/shimamuramusic/normal-clean-reearhalf-bip?in=shimamuramusic/sets/rmlchhgxiqhk
じゃあ次に、Golden Oval
https://soundcloud.com/shimamuramusic/golden-clean-rearhalf?in=shimamuramusic/sets/rmlchhgxiqhk
いや~~~。
太いです、Golden Oval。
この音の違いは堪らんですね。
最後の6弦Eの解放の「ブリィ~ン」って音、聞きましたか?
なんてクリアなんでしょう!
■RearP.U. Distortion
お次はディストーション・サウンド。
アンプのチャンネルをULTRA GAINに。
まずはノーマルシールド。
https://soundcloud.com/shimamuramusic/normal-dist-bip?in=shimamuramusic/sets/rmlchhgxiqhk
じゃあ次は?
そう、Golden Ovalですね。
https://soundcloud.com/shimamuramusic/golden-dist-bip?in=shimamuramusic/sets/rmlchhgxiqhk
ゴリゴリです!
スゴイデスネ~。
歪ませてコードがここまでしっかり分離してくれると安心です。
最後にチョーキングしたときの音のハリ、伸び、出力。
思わず体がクネっちゃいます。
Golden Ovalの構造
さてこのシールド、音がスゴイのは分かったのですが、そのスゴさの理由を知りたくなります。
なので、Golden Ovalの仕組みにせまってみたいと思います。
Hollow Oval構造
ANALYSIS PLUSのシールドはすべてこの「Hollow Oval」という構造を持っています。
「Hollow Oval」というのは、中空楕円構造のことでこんな感じ。↓
なぜこんな形をしているのかというと...
それはとっても難しく、電気の専門知識の無い中の人は、メーカーサイトをオススメしちゃいます。
(メーカーサイトを見ると「なるほど~~~」と言ってもらえると思います)
純金コーティング
さらにGolden Ovalの特徴は、Hollow Ovalに加えて「純金コーティング」にありますね。
音楽信号が流れる部分である、一番内側から二番目の編み上げ導体層と、外側の編み上げシールド層が純金コーティングされています。
これによってHollow Oval構造と相まって、電流をスムースに流してくれるんですね~。
Golden Ovalってどのくらいスゴイ?
ここで定期連載している「シールド徹底比較シリーズ」で使用しているシールド検証表を使用してGolden Ovalを★で表してみましょう。
ちょっと大げさだと思います?
でも録音された音よりもスタジオで実際に鳴らした印象、こんな感じなんですもの!
いつもの検証も同じスタジオ、同じ機材なので、分かるんですもの!
シールドが硬いシースで覆われているので、柔軟性は「硬」に★七つ!
そのサウンドには同席したイオン葛西店の兼重も口をアングリさせていました(笑)
気になるお値段は?
さあここで、Golden Ovalの気になるお値段です。
イオン葛西店スタッフに聞いてみました。
宮澤「高そうですよね~、4万円!」
南場「そうですね~、イオン葛西店にもある「Pro Oval Studio 3m」が¥39,690だから、木箱も豪華だし、7万円!」
実際に音を聴いた兼重「いやいや。あの音は普通の万単位じゃないよ。これは20万はするね!」
宮澤・南場「いやいやいやいや。それはいくらなんでも高すぎでしょ~?」
中の人「... (税込) ¥825,000 (税抜 ¥750,000)」
イオン葛西店スタッフ一同「? ? ?」
・
・
・
「え゛ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ?!」
ですよねぇ~?
ビックリしますよね~?
シールド3m1本に80万円弱ですからね~。(1m¥250,000てことですね。)
でもその音質を聞いたらがんばってお金貯めちゃいそうです。
Golden Ovalさんにお別れ
ではGolden Ovalさんにはここでお別れをしましょう。(ハッ! いつの間にか「さん」づけしていた! さすが80万!)
さよ~なら~。
また会いましょ~!
こちらのGolden Ovalさんを本気で購入検討したい方、お近くの島村楽器に相談してみて下さい。
Golden Ovalさんのスケジュールが合えば会いに来てくれるかもしれませんよ。
ANALYSIS PLUSケーブルラインナップ
実はANALYSIS PLUSには、より手近な価格のシールドケーブルも存在します。
Golden Ovalさんだけが飛び抜けた価格だとも言えますが、他ラインナップも結構しっかりした値段です(爆)
※もちろん音もしっかりしてますよ~
ちなみにS/Sでも、S/Lでも、L/Lでも価格は変わりません。
※以下、お名前には敬称略とさせていただきます。
Pro Oval Studio
単一結晶銅を使用した18ゲージの芯線を持つプロ仕様シールド。
滑らかさこそGolden Ovalさんに敵わないものの、その出音とクリアさは天下一品!
愛用者:上田正樹/櫻井哲夫/ジェイク・シマブクロ/ジョニー・ハイランド/世良正則/マーティ・フリードマン/中の人/他
販売価格
Big Green
無酸素銅をHollow Oval構造に編み上げた「Pro Yellow Oval」(下記参照)のシースを柔らかくしてライブでも取り回しを良くしたモデルですね~
モールド・プラグと呼ばれるプラグを採用しており、強度も安心。
愛用者:広原かおり/他
販売価格
コレ、昨年秋~冬にかけて発売したばかりのニュー・モデルです。
Pro Yellow Oval
出ました、ザ・定番! ANALYSIS PLUSといえばコレですね。
Big Greenの元になったモデルです。無酸素銅をHollow Oval構造で編み上げるのはもちろん、G&Hのプラグ、熱収縮チューブでの補強、圧倒的強度のシースなど、ANALYSIS PLUSのこだわりがつまったモデル。
愛用者:櫻井哲夫/ジョン・メイヤー/世良正則/マーティ・フリードマン/リチャード・ボナ/中の人/他
販売価格
Bass Oval
Hollow Ovalの芯材を取り除き、シースも柔らかい素材を使用することで柔軟で取り回しのしやすいシールドですね~。
本国サイトには「ultimate bass cable」と表記もあるとおり、ベーシストに最適なシールドということでしょう。
愛用者:キップ・リード/他
販売価格
以上4種類のシールドが発売されていて、島村楽器でも試奏できる店舗が増えてきました!
お気軽にお近くの店舗まで問い合わせてみて下さいね! 店舗検索はこちら
もちろん島村楽器オンラインストアでもご購入いただけます。
近いうちにこの4モデルもシールド徹底検証シリーズで取り上げたいと思いますので、詳細はそちらの記事をお楽しみに~~~!