今回は、電子ドラムにとっても重要なハードウェア「キックペダル」の違いについて検証していきましょう!
キックペダルとは?
キックペダルに関してですが、電子ドラム専用はありません。アコースティックドラムと兼用していることが大前提となりますので、ご注意ください。
様々なメーカーから機能性やデザイン性もあるので『どれにすればいいのか・・・』と私ドラマー店長の大和田も、とりあえずと言う感じで最初の1台を選んだことを思い出しました。
学生時代は軽音楽部に所属していましたので、先輩ドラマー宅で別のキックペダルを試したときに『なんて踏みやすいんだ!ペダルでこんなに違うの??』と衝撃があったことも思い出です。
好きなドラマーが愛用しているから、同じやつにする!なんてのもいいと思います。憧れのドラマーになる想いが練習量へと変化しますからね。
ですが、見るべきポイントもキックペダルにはしっかりとありますので、解説していきます。
キックペダルの違いを検証!
まずは、定番としての特徴を兼ね揃えているものからご覧ください。
裏面はプレートがあり、チェーンはダブルチェーンです。大体のお店で、このタイプが置かれていることが多いと思います。
では次に・・・
先程のペダルと比べると、裏面はプレートが無く、チェーンはシングルチェーンですね。
ここでポイントとなるのは、ダブルチェーンを踏むには、そこそこの体重が必要となることです。これくらいって重さの基準はありませんが、大体の日本人の体形にはダブルチェーンは厳しいかと思います。特に女性ドラマーの皆様、重要です!
アンダープレートには衝撃に耐えて、セッティングの安定性を求めることが、主な目的でもあります。
まずは正しいキックペダルの踏み方を知る必要があります。
➀イスに座って、自分の右足の太ももを両手で持ち上げて下さい
➁パッと両手を離して下さい
➂足の全体に大きな衝撃があります
上記のように動作を行って下さい→ペダルを踏むという事は地面に向かって矢印が向かいますが、
実は全く逆で「脚を上げる」だけなのです。
ですので、踏む力でキックペダルを操作するのではないという事を知る必要もあります。ですからダブルチェーンでは、負担が大きいということに繋がります。
そして先程の2台のキックペダルにはバスドラムに取り付けるために「かみ合わせ」があります。そして、バネはペダルを踏んだ時に必要な跳ね返りの調整と、ビーター打面の角度調節を行うことが出来ます。
ビーターもいろいろな打面にカスタムすることが出来ます。固い音や柔らかい音、または感触を変えたいドラマーには、いいのでは?
ちなみに、このブログを読んでいて、『えっ・・・私の体格には適していないペダルじゃないの?』なんて不安を感じてしまったドラマにーには、1つの解決方法としてベアリングの取り換えをお勧めします。
操作性能がとてもスムーズとなりますので、大きな力を入れることなくバスドラムを演奏することができるように変わりますから安心ください。
続いては、ベルトチェーンタイプで裏面にはプレートがないモデル。
シングルチェーンタイプのモデルと比較すると、さらに馴染みやすい特徴が感じられます。
こちらは、「ダイレクトドライブ」を採用したモデル。チェーンでもなく、ベルトでもなく、金属のバーが動く仕組みとなります。比較的に価格も高くなるものが多く、最近になって種類も増えてきた印象です。踏んだら、反応速度もあってチェーンドライブから移行したドラマーも多いペダルです。タイム感に癖のない練習が出来ますね。
ちなみにキッズドラマーになりたい!!けど、ドラムスローンに座ると脚が届かなくなってしまいますって方にはオススメのアイテムです。ペダルボードの底上げとなるので問題解決です。
まとめ
キックペダルの選び方のポイントをまとめてみると・・・
『自身の体格に負担の少ないペダルの奏法で踏むことのできる』これを大前提。
170㎝/70キロくらいまではシングルチェーンもしくは、ベルトドライブやダイレクトドライブがオススメです。こちらの記事で紹介した、ダブルチェーンにはベアリングの取り換えもオススメですよ。
この記事を書いた人のお店
店舗名 | 島村楽器 ららぽーと柏の葉店 |
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