今回も電子ドラムのメーカーやグレードによって、『叩いた時の感触』について検証していきたいと思います。
アコースティックドラムに似ているものはどれだ?をコンセプトに更新していきます。第三回のテーマは「シンバル比較」、検証については以下のストロークで試してみました。
検証材料
とてもバランスの良いベストセラーでもある、スティーブ・ガッドのドラムスティックを使っていきます。しかも、こちらはナチュラル仕上げです。
⓵チップで打った場合
➁エッジで打った場合
⓷ボウで打った場合
豆知識ですが、シンバルは揺れによって直接的な衝撃を流しています。割れてしまう、ヒビが入る場合は、真横からの衝撃による事が主な原因です。あるドラマーの格言では、シンバルは割れる事ないと断言してたり・・・
電子ドラムのシンバルパッドは、アコースティックシンバルと材質が異なりますが、打感性はやはり求めたいですよね。
電子ドラムのシンバルパッドはYAMAHA/PSY135とRoland/CY-13Rを比較していきます。ヤマハのシンバルパッドの方が、ローランド製品よりもゴムが柔らかく感じました。スティックで少しだけ叩いたのですが、音の粒立ちはローランドの方が、ほんの少しだけ消音のような感じですが、ほぼ大差なしとも言えますね。
裏側はこんな感じです。
Roland CY-13Rを検証
では、Roland/CY-13Rのシンバルパッドから検証開始です。
チップでビートを刻んでみました。
続いてエッジでクラッシュさせます。
最後にエッジをきかせて叩いてみます。
Roland/CY-13Rの検証結果
・チップ★★★★☆
・エッジ★★★★☆
・ボウ ★★★★☆
トータルバランスが良い結果と言えますね。消音性能も兼ね揃えて、ゴム質感が少し強めの印象です。シンバルタッチを鍛えるのでは、無難に練習ができると思いました。
YAMAHA PSY135を検証
それでは次にYAMAHA/PSY135の検証を行っていきます。
チップでビートを刻みますね。
次にクラッシュしてみました。
そしてボウでいきました。アコースティックシンバルをボウで叩くと『パシャッー』とした響きがかっこいいんですよね。
YAMAHA/PSY135の検証結果
・チップ★★★★☆
・エッジ★★★★★
・ボウ ★★★☆☆
クラッシュさせた時、感覚が1番近いような印象がありました。凄くマニアックな検証でしたが、改めてシンバルのみにポイントを絞ったことで、新たな発見が出来ました。ボウで叩く場合は、アコースティックシンバルと比較すると柔らかいような感じ方がありますね。
電子ドラムを選ぶ際の参考にしてくださいね!
この記事を書いた人のお店
店舗名 | 島村楽器 ららぽーと柏の葉店 |
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