みなさんこんにちは!開発担当のイシイです。
年末が近づき、今年1年を振り返る機会も増えてきました。過去1年でもっとも普及したドラム/パーカッションといえば何でしょうか? そう!、カホンですよね! 軽くて、色々な音が出せて、どこでもプレーできる便利な箱、カホン。。 今回の記事では、今年発売されたオススメの1台を紹介します。(こちらの記事は以前島村楽器公式ブログ、の記事として一度したものに加筆修正しました)
音音 カホン OT-KUMA Cajon
- オープンプライス
- 販売価格 (税抜) ¥34,500 (税込) ¥37,260
- JAN:4514812093809
今となっては「ドラムセットの代用」という枠を超えて、誰でも楽しめるリズム楽器としてすっかり愛用されるようになったカホン。このカホン、「KUMA」っていう名前がついています。
なぜKUMAなのか...
それはこのカホンが作られている工場の近くに熊が出没するそうで、なので、熊→クマ→「KUMA」という名前になったというわけなんです。とても自然が豊かな場所でつくられているんですよ〜♪
熊だったらこう叩くかなー?そんなこと考えながら、こんな絵も作っちゃいました↓
オススメポイントを4つご紹介
1 音を出しやすい
カホンという楽器は叩く場所を変えたり、叩く力を変えたりしながら「低音・中音・高音」をしっかり出すことが大事なんです。上手く叩けるとリズムにメリハリをつけることができる楽器なんですが、綺麗に音を叩き分けるのにはちょっと練習が必要。
そこでKUMAカホンは気持ちいい低音を出すためにサウンドホールのサイズと場所についてこだわりました。中音は上部の中心を、さらに高い音を叩く時は角を叩きます。
ここに注目っ
両角に「スリット」を作り、打面を浮かせました。これで "パチッ" というよく通る高音をカンタンに出すことができます。KUMAカホンにはこの様に音が出しやすいような工夫が施されています!
2 音の調整がカンタン
通常のカホンは六角レンチなどを使って弦の張り具合の調整をしますが、KUMAカホンは道具を使うことなく、ペグを回すだけでカンタンに弦のテンションを変えることができます。
また取り外しが効くミュートもつけているので、「曲と曲の間にサウンドホールに手を入れてすばやく調整」なんてこともカンタンにできます。
3 持ち運びがラクラク
今までありそうでなかった。。。持ち手のハンドルをつけてみました。これアコースティックのカホンでは初めてなんですよ!
熊の手をイメージした持ち手「ベアハンドル」って言うんですけど、これがあるとついつい持ってしまう。不思議なハンドルなんです。楽器は軽い方が持ち運びがラクになるのでいいように思いがちですが、材質を軽くしてしまうと音も軽くなっちゃうんですね~。
バランスを取るのが難しいんです。
なので、KUMAカホンは音質や音量を犠牲にすることなく、中身がしっかりしている材質を使いながら持ち手をつけて、持ち運びをさらにラクにしてみました。
4 快適な演奏感
このカホンはすわり心地が良いんですが、その理由はなぜか?答えは座面(上面)の表面にあります。
これ、すべり止めの加工をしているんです。上だけ少しザラっとしているのが分かりますか?座る位置にすべり止めをつけているカホンは他にあるんですが、このマットな感じ、これは見たことがないと思います。
「座っているうちに服に色が移るんじゃない?」なんて心配しているアナタ。色写りのテスト済みですので大丈夫です!このちょっとしたザラザラだけで、座ったときの安定感が変わるんです。是非、お店に行って座ってみてくださいね。
いかがでしたでしょうか。こうして見ていると、カホンが養蜂箱(ようほうばこ)に見えてきませんか?
KUMAカホンは誰でも気軽に持っていき、プレーを楽しめるようにという願いをこめて作りました。熊でも楽しめちゃうかも...。そんなカホンです。
それでは!
スペック
- サイズ 幅300×奥行305×高さ470(mm)
- 材質 シナ・ラワン合板
- カラー 打面:ナチュラル
- ボディ:フォレストブラウン
- 座面 すべり止め加工
- ハンドル ベアハンドル (小型ハンドル)
- 足 ゴム足
- 打面スリット 打面上部角にスラップ音用のスリット付き
- 響き線 ギター弦
- 調整方法 ペグ式・着脱式のミュート
- 付属品 なし
- 生産国 日本
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