イヤホンやBluetoothスピーカーのスペックで見かける「IP◯◯」とは、ex) IPX7
防塵と防水の保護性能を表す(保護等級)。IP=International Protection
表記は
IP①②
とし
- ①:防塵性能:0~6の7段階
- ②:防水性能:0~8の9段階
となる。数値が大きいほど保護レベルが高い(注意※)
防塵・防水のどちらかだけを表示する場合は、非表示の部分を「X」とする。
例)
防塵「5」 ⇒ IP5X
防水「6」 ⇒ IPX6
【参考】
- 防塵(カッコ内はテスト方法)
- IP5X:粉塵からの保護(機器の正常な作動に支障をきたしたり、安全を損なう程の料の粉塵が内部に侵入しない)
- IP6X:完全な防塵構造(粉塵の侵入が完全に防護されている)
- 防水(カッコ内はテスト方法)Pa=パスカル
- IPX5:いかなる方向からの水の直接噴流によっても有害な影響を受けない(3mの距離から全方向に12.5ℓ/分・30kPaの噴流水、3分間)
- IPX6:いかなる方向からの水の強い直接噴流によっても有害な影響を受けない(3mの距離から全方向に100ℓ/分・100kPaの噴流水、3分間)
- IPX7:規程の圧力、時間で水中に沒しても水が浸入しない(水面下・15㎝〜1m、30分間)
参考資料からも分かる通りIPX6とIPX7ではテスト方法が異なるので、必ずしもIPX6よりもIPX7が水に強いとは限らない(水深1mの水圧はおよそ10kPa、大気圧(約1013hPa )は両者に等しくかかる)
例)IP56 ⇒ 防塵「5」、防水「6」