シンセサイザーの合成方式の一つである、FM:Frequency Modulation(周波数変調)合成方式を採用した音源。FM音源搭載のシンセサイザーとしては、1983年に発売され、世界の音楽シーンを塗り替えた伝説的シンセサイザー、ヤマハ「DX7」が有名。
最近でもハード、ソフトを問わず、FM音源を搭載したモデルも少なくない。
補足:ラジオのFM
音声信号は周波数が低すぎて電波として送信が困難なため、送信側で音声信号を高周波で変調(FM)して電波として送信し(※)、ラジオで復調させるという信号伝送の方式を使っている。
※たとえばFM802というラジオ局の周波数は80.2MHz、J-WAVEという放送局は81.3MHzである。MHz:メガヘルツ
もっと詳しく知りたい人は⇒こちら
正弦波(サイン波)を出力する「オペレーター」という発振器から他のオペレーターに対し変調を行うことで倍音を生み出す(変調される側がキャリア、変調する側がモジュレーターと呼ばれる)。非整数次倍音のように非常に複雑な音色を生み出すことができるが、一方で予測が困難なため、音作りは簡単ではない。
イメージ