この記事ではWindows版のオーディオドライバの設定方法をご説明いたします。
- オーディオドライバのインストール
- SONAR X3 Studioでの設定
- DSPミキサーとしての使い方
1:US-322のパッケージ内容
US-322のパッケージには、オーディオ・インターフェース「US-322」、USBケーブル、オーディオドライバのCD-ROMが入っています。
US-322は項目6「デバイスをコンピューターに接続してください」という指示があるまで、コンピューターに接続しないで下さい。
2:US-322ドライバ、最新版のインストール
US-322をオーディオ・インターフェースとして使うにはドライバのインストールが必要です。パッケージにはドライバのCD-ROMが付属していますが、TASCAMのwebページから最新版をダウンロードできますので、ネットからダウンロードをし、インストールをする内容をご紹介します。
3:ファイルのダウンロード
TASCAM US-322のwebページにアクセスし「ダウンロード」をクリックします。
ドライバの最新版をダウンロードします(2014年12月17日現在のWindows最新版は1.03)
4:ファイルの展開
ダウンロードしたファイルを右クリックをし、「すべて展開」をクリックします。
インストーラーのフォルダが現れますので、ダブルクリックします。
「setup」のアイコンをダブルクリックします。
5:ドライバのインストール
言語を選択します。
USB-Audioインストールをクリックします。
使用ライセンス許諾契約書を確認し、同意する際には「同意する」にチェックを入れ、「インストール」を押します。
6:オーディオ・インターフェースの接続
「オーディオ・インターフェースを接続してください」という表示が出たら、USBケーブルでUS-322をコンピューターに接続します。
7:コンピューターの再起動
インストールが完了すると「再起動してください」と表示が現れますので、コンピューターを再起動させます。
以上でドライバのインストールは完了です。
8:SONAR X3 StudioでUS-322を設定する
SONAR X3 Studioを立ち上げ、「編集」メニューから「環境設定」を選択します。
左側のオーディオメニュー「デバイスの選択」を選択します。入力、出力デバイスがUS-322以外に設定されている場合は、その選択されているデバイスのチェックを外し「US-322 / US-366 ch1」にチェックを入れます。
※他のデバイスにチェックが入っている状態で「US-322 / US-366 ch1」のチェックを入れても切り替わりません。
9:デバイスの設定
環境設定、オーディオの「デバイスの設定」から「再生タイミングマスタ」「録音タイミングマスタ」を「1:US-322 / US366 ch 1」に設定します。
10:ドライバの設定
オーディオの「オプション」を開き、ドライバーモードが「ASIO」になっているかを確認します。
11:US-322の出力設定時のポップアップ表示
「デバイスの設定」で、出力を選択し「適用」を押すと「オーディオ出力が見つかりません」という表示が出ることがあります。
「OK」ボタンを押すと再度デバイス選択が開かれるので、選択したオーディオ・インターフェースになっているかを確認します。
以上でSONAR X3 Studioと、US-322のセットアップは完了です。
12:DSPミキサーの使い方
US-322はDSPミキサーの機能を使うことで、例えばギターやボーカルに前もってコンプレッサーをかけて録音する、いわゆる「かけ録り」ができるなどの利点があります。
US-322には以下のエフェクターが備わっています。
- コンプレッサー
- ノイズサプレッサー
- ディエッサー
- エキサイター
- イコライザー
- リバーブ
右下の黒いボタン、「MIXER PANEL」と書かれたボタンを押してみます。
すると、インターフェイスの設定画面、ミキサーの設定画面、エフェクターの設定画面を一つにまとめたソフトが立ち上がります。
SONARでの設定は必要なしに、インプット(パソコンへの送り音量)とモニター(演奏中に聞く音量)の音量を別々に調整できるため、録音に適したレベルで送出しながら、最適な音量でのモニタリングが可能です。
以上、TASCAM US-322のドライバ設定方法でした。
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