圧倒的なコスパの良さで話題の behringer( ベリンガー )のシンセサイザー&リズムマシンが大集結するということで、国内代理店のエレクトリさんにお邪魔してきました(2021年現在は移転しています)。※本記事は2019年12月に公開したものです。
スタジオに入ると待ち受けていたのは圧巻のシンセサイザー / リズムマシン群!
- A:ODYSSEY
- B:MS-101-RD
- C:CRAVE
- D:PRO-1
- E:RHYTHM DESIGNER RD-8
- F:K-2
- G:WASP DELUXE
- H:POLY D
上の写真にはありませんが、近日発売予定の TD-3-SR(写真下) も含め全9機種。
ところで、そもそもなぜミキサーやPAなどで有名だったbehringer社がシンセを作り始めたかということなんですが、これにはちゃんと理由があります。behringer社の創業者で、現在behringerの親会社であるMusic Tribe CEO Uli Behringer氏は、もともとキーボーディストでもあり、根っからのシンセマニアとしても有名なんですね。学生時代に自らの手でポリフォニックシンセを作ったほどUli氏のシンセに対する思い入れは尋常では無いようで、昨今の同社のビンテージシンセの復刻モデル発表は長年の彼の夢でもあるようなんですね。
氏が16歳(!)の時に自作したシンセ「UB1」
NAMM SHOW 2017でのUli Behringer氏
しかし今回紹介するモデルを合計しても35万円(税抜)程度という信じられないコストパフォーマンス!学生さんでも手が届く本物のシンセサイザーを安価で提供したいというUli氏の思いが現れているのかもしれませんね。
というわけで国内でもすでに発売されているおなじみの機種もありますが、個別に紹介していきましょう!
ODYSSEY
デュアルVCO、3ウェイマルチモードVCF、32ステップシーケンサー、 アルペジエーターを搭載した37鍵アナログシンセサイザー。言わずとしれたARP ODESSEYのリイシューモデル。ハンコックのカメレオンのベースサウンド出ます。昔弾いたことのある実機(REV1)の印象と比較すると少々上品なサウンドのような気がします。(KORG版ODDYSEYも似てるかも)。音色メモリー機能はありません・・・
なおオリジナル版にはREV1,2,3という異なったモデルがあり、それぞれのフィルターの特性が異なるのですが、その違いを再現できるスイッチもしっかり搭載されています。
僅かな時間しか触れなかったのでなんともですが、シンクがもう少々ワイルドな感じになると嬉しいです(ちゃんとやったらできるのかも?)
またオリジナルには無いKlark Teknik(Music Tribe傘下)社製のリバーブ、コーラス、フランジャー、ディレイ、ピッチシフター、マルチエフェクト等のエフェクトを搭載しております。
また32ステップシーケンサーも搭載されております。
特徴
- 非常に分厚い音を作り出す為に2つのアナログオシレーターを備えたモノ/デュオフォニックシンセサイザー
- 37鍵盤フルサイズキーボード
- 70年代から受け継がれた伝統的なVCO,VCF,VCAにて設計された純粋なアナログ回路
- のこぎり波、パルス幅変調の方形波/パルス、正弦波/方形波のLFOを含む2ボイス
- 3方向VCFモード:2極MKI(4023)、4極MKII(4035)、および4極MKIII(4075)
- 64のシーケンスパターンをセーブ出来る、使いやすい32ステップシーケンサー
- 豊富なパターンを備えたアルペジエーターを搭載し、幅広い音作りが可能
- リバーブ、コーラス、フランジャー、ディレイ、ピッチシフター、マルチエフェクトを含むKlark Teknikのエフェクトを搭載
- 35個のスライダーと25個のスイッチにより、すべての主要なパラメーターに直接リアルタイムでアクセス可能。
- ピッチおよびモジュレーション制御用の3つの感圧ボタンにより、直感的な演奏性を実現
- サンプル&ホールドプラスラグプロセッサを備えた強力なピンク/ホワイトノイズジェネレーター
- 外部キーボード/シーケンサーに接続するためのUSB / MIDIインプリメンテーションを搭載
仕様
- DC入力ジャック:9 VDC、1300 mA
- MIDI In / Out :5ピンDIN / 16チャンネル
- 出力:1/4 "TS、アンバランス最大-20 dBu、XLRオス バランス、最大+4 dBu
- ヘッドフォン端子:1/4 "TRS、最大50 mW + 50 mW
- 外部オーディオ入力端子:1/4 "TS、最大-10 dBu
- ペダル端子:1/4 "TS
- ポルタメントフットスイッチ端子:1/4 "TS
- 3.5 mm TS入力制御電圧:1 V / oct、ゲート:最小+3 V、 トリガー:+3 Vパルス最小
- 3.5 mm TS出力制御電圧:1 V / oct、ゲート:+10 V、トリガー: +10 Vパルス
- USB端子:USB 2.0、タイプB
- サポートOS:Windows 7以降、Mac OS X 10.6.8以降
- 外部電源アダプター:9 VDC、1700 mA
- 消費電力:12 W
- 寸法:(H x W x D)133 x 589 x 409 mm
- 質量:8.1 kg
発売日
発売中
販売価格
(税込) ¥116,050 (税抜 ¥105,500)
JANコード:4033653031431
RHYTHM DESIGNER RD-8
言わずとしれたRolandのTR-808(ヤオヤ)のリメイクですね。16ドラムサウンド、64ステップシーケンサー、Wave Designer、デュアルモードフィルターを備えたアナログリズムマシン。カラー配列はオリジナルと逆になってますね(笑)
オリジナルにはないWave Designerが特に強力で、各インストのサウンドを際立てさせる事ができます。単なるクローンではない強力なリズムマシンということができるでしょう。
特徴
- クラシックなサウンドパフォーマンスを実現する本格的なアナログサウンドエンジンを搭載
- 追加パラメーターとグローバルアクセント機能を備えた16のオリジナルドラムサウンド
- モダンで汎用性の高いワークフローにより、プレイアビリティが向上し、魅力的なライブパフォーマンスが可能
- 強力な64ステップドラムシーケンサーは、ポリメーター、ステップリピート、ノートリピート、リアルタイムトリガー、トラックミュート、トラックソロをサポート
- 統合FXバスは、Wave Designerとボイスごとの割り当てを備えたデュアルモードアナログフィルターを装備
- 自動化によるアナログフィルターカットオフのライブ録音、編集、再生
- 最大16曲と256パターンのストレージ。これらはすべて、再生中にインポート/エクスポートして、無制限の曲とパターンを作成可能。
- パターンモードでは、パターンをフルソングに配置し、ソングパートごとにリピート数を設定可能
- ソングモードでは、ライブセットや拡張された楽曲のために曲を連結可能
- ユニークな自動スクロール機能により、すべてのモードで即興演奏が可能
- 同期および外部デバイスへの接続のための包括的なMIDI In / Out / ThruおよびUSB実装
- 同期オプションには、USB、MIDI、クロック、および内部が同期が含まれ、最大限の汎用性を実現
- 外部処理またはマルチトラックオーディオとしてのリズムの録音のための11の独立したアナログ出力
- ヘッドフォンとメイン出力は1/4インチコネクタを採用
- 視認性の高いLEDディスプレイにより、プログラムパラメータを簡単に確認可能
- テンポ、スイング、確率、フラム、ランダムなどのパラメーターを編集するための堅牢なエンコーダー
- パターンを簡単に作成できる大胆なLEDインジケーターを備えた16のビンテージスタイルのステップボタン
RHYTHM DESIGNER RD-8
2022/5 生産完了(在庫のみ)
発売日
2020年1月10日
販売価格
(税込) ¥39,380 (税抜 ¥35,800)⇒(2022年2月24日価格改定) (税込) ¥37,180 (税抜 ¥33,800)
JANコード:4033653040778
PRO-1
1981年に Sequencial Circuits より発売されたProphet-5のモノフォニック版という位置づけのモデル「Pro-One」のリメイクです。デュアルVCO、3つの同時波形、4ポールVCF、強力なモジュレーションマトリックス、16ボイスポリチェーン可能なユーロラック形式のアナログシンセサイザー
特徴
- デュアルVCO、3つの同時波形、4極VCF、広範なモジュレーションマトリックス、16ボイスポリチェーン、ユーロラック形式のアナログシンセサイザー
- デュアルVCOデザインの素晴らしいアナログシンセサイザーデザインにより、驚くほど分厚いサウンドを作成可能
- 伝説的な3340および3320を使用したオリジナル回路を忠実に再現
- オーセンティックなVCO、VCF、VCAによる純粋なアナログ信号回路
- 3種類のオシレーターを同時に仕様可能(OSC A:ノコギリ波/パルス波、OSC B:ノコギリ波/三角波およびパルス波)
- 自己共振機能を備えたクラシックな4極フィルター設計
- 自由な音楽作成の為、2つのモジュレーションバス用に強力なモジュレーションマトリックスを搭載
- Sawtooth、Triangle、Squareのオシレーター形状を同時に持つ専用およびアナログLFO
- VCFおよびVCA変調用の2つのエンベロープジェネレーター
- 使いやすい64音デュアルシーケンサー(LFOクロックはマスタークロックとして動作)
- 3パターンのアルペジエーター
- 16ボイスポリチェーンにより、複数のシンセサイザーを組み合わせて最大同時発音数16を実現
- Eurorack対応。メインモジュールを標準Eurorackケースに装着可能
- 56個の操作子により、すべての重要なパラメーターに直接リアルタイムでアクセス可能
- 外部音源を処理するための外部オーディオ入力
- 外部制御入力および出力(ゲート、フィルターなど)
- MIDIチャンネルと音声優先の選択が可能なUSB / MIDIを実装
発売日
2019年12月24日
販売価格
(税込) ¥60,940 (税抜 ¥55,400)
JANコード:4033653031516
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CRAVE
これはベリンガーのオリジナルモデル。3340という有名なVCOチップを搭載。オシレーターMODも相まってワンオシレーターとは思えないほどファットなサウンドが出ます!
クラシック ラダーフィルター、32ステップシーケンサー、16ボイスポリチェーンが可能な アナログ セミモジュラー 。それで2万円弱(税別)という破格値!「とりあえず買っとけ、以上」と言いたいくらいの必携のモデルです。アナログシンセの入門機として初心者にもおすすめします。
特徴
- Prophet5でも採用されているVCOを備えた非常にファットな音をクリエイトするアナログシンセサイザー
- オーセンティックなVCO、VCF、VCAによる純粋なアナログ信号回路
- 究極のサウンド実現のためのパルスおよびノコギリ波出力を備えたオシレータ
- ビンテージMoog※シンセサイザーでも採用されている24dBラダーフィルターとレゾナンス機能により、伝
- 説的なサウンドパフォーマンスを実現
- サウンドメイクを強化する、切替え可能なローパス/ハイパスフィルターモード
- 64パターンをセーブできる32ステップシーケンサー
- 幅広いパターンを備えた高度なアルペジエーター
- 専用に開発された完全アナログの三角波/矩形波LFO
- 16ボイスポリチェーンにより、複数のシンセサイザーを組み合わせて最大同時発音数16を実現
- デフォルトのルーティングを備えたセミ・モジュラー構造により、パッチング不要で即座に演奏可能
- 18 x 14 I / Oマトリックスパッチオプションが非常に自由で幅広いサウンドメイクを実現
- 47個の操作子により、すべての重要なパラメーターに直接リアルタイムでアクセス可能
- MIDIチャンネルと音声優先の選択が可能なUSB / MIDIを実装
発売日
2019年12月24日
販売価格
(税込) ¥40,590 (税抜 ¥36,900)
JANコード:4033653031530
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TD-3
Roland TB-303のリイシュー。オリジナルのTB-303は、1982年の発売当初はシーケンサー内蔵のベースシンセという位置づけでしたが、あまりにしょぼい(失礼!)出音のためそっぽを向かれていたものの、突如アシッドハウスのトラックメーカーによって息を吹き返し、ダンスミュージックの一時代を生み出したといっても過言ではない銘機です。
設計した方もこんな使われ方は全く想定していなかったと思います。一時期は中古でもかなりの高値がついておりましたが、多くのガレージメーカーからクローンが発売され続け、本家ローランドからもAIRAシリーズの「TB-3」が発売されたのは記憶に新しいところです。そんな数奇な運命をたどったTB-303を忠実に再現したのがこのTD-3。
製品情報⇒https://info.shimamura.co.jp/digital/newitem/2020/03/136287
めっちゃくちゃ軽いです(笑)。レゾナンスとディストーションの効き具合が若干違うかなと言う感じですが、マニアは嬉しいですね。カラバリも予定されています。
気になるお値段は2万以下と噂されています。中古市場も一変するかもしれません。
カラバリも予定されています。
発売日
TD-3-SR / TD-3-RD
2020年3月19日
TD-3-BU
2020年5月26日
TD-3-BK / TD-3-AM
20220年7月10日
販売価格
一部店舗では販売価格が異なります
TD-3-SR
(税込) ¥13,200 (税抜 ¥12,000)
JANコード:4033653031653
TD-3-RD 生産完了(在庫のみ) (税込) ¥12,980 (税抜 ¥11,800)⇒(価格改定2022年2月24日) (税込) ¥8,800 (税抜 ¥8,000)
JANコード:4033653031707
TD-3-BU 生産完了(在庫のみ) (税込) ¥12,980 (税抜 ¥11,800)⇒(価格改定2022年2月24日) (税込) ¥8,800 (税抜 ¥8,000)
JANコード:4033653031714
TD-3-BK
(税込) ¥13,200 (税抜 ¥12,000)
JANコード:4033653032278
TD-3-AM
(税込) ¥13,200 (税抜 ¥12,000)
JANコード:4033653032261
TD-3-SB (税込) ¥12,980 (税抜 ¥11,800)⇒(価格改定2022年2月24日) (税込) ¥8,800 (税抜 ¥8,000)
JANコード:4033653032346
TD-3-LM (税込) ¥12,980 (税抜 ¥11,800)⇒(価格改定2022年2月24日) (税込) ¥8,800 (税抜 ¥8,000)
JANコード:4033653032339
TD-3-BB (税込) ¥12,980 (税抜 ¥11,800)⇒(価格改定2022年2月24日) (税込) ¥8,800 (税抜 ¥8,000)
JANコード:4033653032322
TD-3-GP (税込) ¥12,980 (税抜 ¥11,800)⇒(価格改定2022年2月24日) (税込) ¥8,800 (税抜 ¥8,000)
JANコード:
4033653032353
TD-3-TG (税込) ¥12,980 (税抜 ¥11,800)⇒(価格改定2022年2月24日) (税込) ¥8,800 (税抜 ¥8,000)
JANコード:4033653032360
POLY D
出ました!先ごろ突如発表された大注目の「POLY D」です。
「ポリ」というネーミングですが、実際は4ボイスの「パラフォニック」です。パラフォニックは、純粋のポリフォニックとは異なり、各モノフォニックのオシレータを、異なる音程で発音させることができるモデル。POLY Dの場合、「POLY」モード時にたとえばド-ミ-ソ-シの和音を弾いた場合、各オシレーターがそれぞれの音程を鳴らすことになります。
5月に実施されたwebセミナーアーカイブはこちら
どのオシレーターが発音しているかは、VCOレンジのLEDが光って教えてくれます。試作機だったせいかチューニングが安定するのに少々時間がかかった気がします。まあそれがアナログの醍醐味といえばそれまでですが、音色メモリ機能があれば更に嬉しいと思いました(贅沢な希望ですね・・)
「MONO」モード時は2VCOをデチューンさせるだけであのファットなMINI MOOGサウンドが出るので、それだけで十分なんですが、あえて4VCOを重ね新たな可能性を追求するのも面白いかもしれません。JUNO風のコーラスと、ディストーションエフェクトを装備し、シーケンサー内蔵、木製キャビ、チルト可能なパネル、標準サイズの37鍵盤という仕様で税抜8万円台!(予定)とのことです。出力はステレオ仕様。個人的にはコーラスよりディレイがほしかったなあ・・・
なおベンドとモジュレーションホイールを操作するとLEDが光ります!私が試したときは赤っぽかったですが、秋月電子とかでLED買って交換すれば好みのカラーに変更できるかもしれません(おそらくメーカーサポート対象外になりますので、自己責任で・・)
特徴
- 4VCOのよるファットなサウンド
- 4ボイスポリ/パラフォニック、モノ、ユニゾンモードを搭載
- セミウェイテッドフルサイズ37鍵盤、ベロシティー対応
- トランジスタとJFETをマッチさせたオリジナルの「Dタイプ」回路を忠実に再現
- 超高精度0.1%薄膜抵抗器とポリフェニレンサルファイドコンデンサ
- VCO、VCF、VCA ピュアアナログ信号パス
- 5種類のオシレーター波形を搭載、可変パルス幅
- レゾナンスを備えたクラシックな24 dBラダーフィルター
- ビンテージステレオコーラス
- 過激なディストーションエフェクト
- 64のシーケンスロケーションを備えた使いやすい電圧制御32ステップシーケンサー
- 幅広いパターンのアルペジエーター
- 切り替え可能なローパス/ハイパスフィルターモード
- アナログの専用三角波/方形波LFO
- ノイズジェネレーター
- 84のコントロールパラメーターに直接リアルタイムでアクセス可能
- 外部オーディオ入力信号を加工可能
- サーボバランス出力ステージを備えたステレオ出力
- MIDI対応、チャンネル設定、発音優先モードを選択可能
発売日
2020年3月31日
販売価格
POLY D
(税込) ¥130,845 (税抜 ¥118,950)
JANコード:4033653032049
製品情報は⇒Behringer POLY D | 4VCO搭載のアナログ パラ/ポリ フォニックシンセサイザー
WASP DELUXE
知る人ぞ知る1978年に発売されたイギリスのEDP (Electronic Dream Plant)社の WASP のリイシューモデル。2つのDCOを搭載し、独特のフィルターのサウンドにはファンも多いです。WASP DELUXEにはローパス、バンドパス、ノッチ、ハイパスフィルターを搭載し、それぞれカットオフとQが設定可能です。とにかくクセのある音なのでエレクトロニカといった特定ジャンルで好まれそうな感じはします。発音域は3オクターブですがこれはオリジナルを踏襲しているとのこと。
発売日
2020年1月10日
販売価格
(税込) ¥40,370 (税抜 ¥36,700)
JANコード:4033653031547
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MS-101
現在でも多くのファンを持つ1983年発売のRoland「SH-101」のリイシュー。グリップとストラップをつけるとショルダーキーボード(キーター)に変身するモデルとしても有名。(写真は名称変更前のモデルです)
32鍵セミウェイトフルサイズキー、4つの波形を同時ミックス可能な3340 VCO、FMフィルター、柔軟性の高いVCFおよびVCAフィルタと32ステップシーケンサーを搭載したライブパフォーマンスキット付きアナログモノフォニックシンセサイザー。カラバリはこの他にブラック(MS-101-BK)とブルー(MS-101-BU)がラインナップ。
特徴
- 3340アナログオシレーター搭載モノフォニック・シンセサイザー
- 32鍵セミウェイトフルサイズ鍵盤を採用
- VCO、VCF、VCAを使用したアナログ信号回路設計により伝説的なサウンドを再現。
- ノコギリ波、三角形、矩形波/ PWMとオクターブ 分割したスクエアサブオシレーターを搭載
- VCFはADSR、LFO、キーボード・トラックとベンダーコントローラで変調可能
- ADSRエンベロープジェネレータ
- 64のシーケンスを組むことが可能な32ステップシーケンサー
- 幅広いパターンをクリエイト可能なアルペジエーター
- 取り付け可能なハンドグリップは、ピッチベンドホイールとピッチモジュレーショントリガー付き
- ギターストラップを付属し自由なステージングを実現
- パルス波は、LFO、エンベロープ、手動にて調節可能
- スライダーとスイッチやノブを合わせて57個の操作子ですべてのパラメータへのダイレクトかつリアルタイムアクセスが可能
- 外部音源処理用に外部オーディオ入力も搭載
- キーボード/シーケンサーに接続するための総合的なUSB / MIDIインプリメンテーション
- スライダーとスイッチやノブを合わせて57個の操作子ですべてのパラメータへのダイレクトかつリアルタイムアクセスが可能
発売日
発売中
販売価格
MS-101-RD 生産完了(在庫のみ)
(税込) ¥39,380 (税抜 ¥35,800)⇒(2022年2月24日価格改定) (税込) ¥29,480 (税抜 ¥26,800)
JANコード:4033653031394
MS-101-BK 生産完了(在庫のみ) (税込) ¥39,380 (税抜 ¥35,800)⇒(2022年2月24日価格改定) (税込) ¥29,480 (税抜 ¥26,800)
JANコード:4033653031462
MS-101-BU 生産完了(在庫のみ)
(税込) ¥39,380 (税抜 ¥35,800)⇒(2022年2月24日価格改定) (税込) ¥29,480 (税抜 ¥26,800)
JANコード:4033653031479
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K-2
KORG MS-20のリイシュー。2VCO、リングモジュレーター搭載、外部シグナルプロセッサー、16ボイスポリチェーン、ユーロラック対応のアナログ・セミ・モジュラーシンセサイザー。オリジナルの特徴でもあるパッチング機能で、拡張性、高い音作りの自由度を実現しています。前後期のフィルターの違いも再現できるそうです。
なお先ごろベリンガーの新開発拠点である日本イノベーションセンターの所長に就任された元コルグの西島氏はこのK-2の開発には関わっていないそうです。
特徴
- オーセンティックなVCO、VCF、VCAによる純粋なアナログ信号回路
- デフォルトのルーティングを備えたセミ・モジュラー構造により、パッチング不要で即座に演奏可能
- 第1および第2世代のフィルター設計(ピーク/共振を伴うハイパス/ローパス)
- 究極のサウンドのための可変パルス幅とリングモジュレーターを備えた4つの可変オシレーターを装備
- 完全アナログの専用三角波/矩形波LFO
- VCFおよびVCAの変調用の2つのアナログエンベロープジェネレーター
- 16ボイスポリチェーンにより、複数のシンセサイザーを組み合わせて最大同時発音数16を実現
- Eurorack対応。メインモジュールを標準Eurorackケースに装着可能
- 36個の操作子により、すべての重要なパラメーターに直接リアルタイムでアクセス可能
- 外部音源を処理するための外部オーディオ入力
- MIDIチャンネルと音声優先の選択が可能なUSB / MIDIを実装
発売日
発売中
販売価格
生産完了(在庫のみ)
(税込) ¥60,940 (税抜 ¥55,400)
JANコード:4033653031523
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NEUTRON
2基の3340VCO,マルチモードVCF、2系統のADSR、BBDディレイ、オーバードライブ回路を搭載したパラフォニックアナログ、セミモジュラーシンセサイザー。パッチングによる自由度の高いシンセシスが特徴です。これはベリンガーのオリジナルモデル。
特徴
- 創造的な音楽制作を実現する2系統の3340アナログオシレーターを搭載したパラフォニックシンセサイザー。
- クラシックな音色を再現する、往年のVCO設計に基づいたアナログ信号パス。
- パッチの必要なく、導入後、すぐに運用できるセミモジュラー構成。
- 5つのシェイプ(トーン・モジュレーション、パルス、ノコギリ波、三角波、正弦波)から選択可能なオシレーター波形制御。
- パラフォニックモードは両方のオシレーターを独立して制御可能。
- VCF、VCA変調用の2系統のアナログADSRジェネレーターを搭載。
- 往年のBBD(Bucket Bridge Delay)技術に基づくマルチステージ・アナログ・ディレイ。
- 5つの波形、MIDIクロック、キーシンクによる柔軟なLFO。
- 波形を劇的に拡張するノイズジェネレーター。
- アナログ特有の温かみを付加するオーバードライブ回路。
- 36個のエンコーダーと7個のスイッチで全ての機能に直接アクセス可能。
- 柔軟なパッチを実現するアッテネーター、マルチプル、スルーレートリミッター、サマーを含むユーティリティー機能。
- 32入力、24マトリクス出力による豊富なパッチ機能。
発売日
発売中
販売価格
(税込) ¥60,940 (税抜 ¥55,400)
JANコード:4033653031387
MODEL D
今回は展示されておりませんでいたが、MINI MOOG のリイシューモデル。オリジナルとは異なり、3VCOとは別にLFOを搭載。CV / GATE OUT 等のパッチング用ジャックも装備しております。実機はコンディションや年代で特徴が異なりますが、サウンドはMINI MOOGのそれに非常に近く、オシレーターもファットです。使用している部品の関係なのか若干クリアな印象を受けました。これ一家に一台といっても良いのではないでしょうか?台数限定で¥29800(税抜)という時期もありましたので今年のヒット商品と言えるでしょう。
発売日
発売中
販売価格
(税込) ¥60,940 (税抜 ¥55,400)
JANコード:4033653031363
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というわけで、このスペックで数万円という驚きの価格を実現したbehringerのハードシンセですが、一説によれば100機種以上の新製品を2020年に順次発表していくとのこと!真偽の程は不明ですが、MONOPOLY、Blue Marvin(ARP2600)Kobol、・・・等々の商標を申請しているとの報道もあります。また最近公開されたユーロラック・ケースの動画では、Moogのモジュラー9○○シリーズ等の映像も確認できますね。
2020年追記:続々と新製品が発表されています
Behringer System 55 / 35 / 15 | 70年代のMoogモジュラーをユーロラック仕様で復刻
Behringer System 100 | Roland System 100M をユーロラックで復刻
Behringer 2600 | 銘機ARP2600のリプロダクトを発表!
ひょっとしたらKorg MONOPOLY、ARP2600といったポータブル型のシンセ銘機にとどまらず、ユーロラック版「Moog IIIC」のようなモジュラータイプのシンセの発売も予定しているのかもしれません。1モジュールあたり1万前後という噂もありますが、Moog IIICクラス(Moog製の復刻モデルは400万前後)のモジュラーシステムを組んだら一体どれくらいの価格になるのでしょうか?夢が膨らみますね。
こんなラックスタンドも発売されそうですね「Rack-Stand for 104 HP」