【作曲に役立つ「耳コピ」のコツ】 vol.1 作曲・コード進行・メロディー予備知識編

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たとえば気に入った曲を耳コピして、コードをメモっておくというのは「耳コピ」の基本だと思います

イメージ・・・・下手な手書きでスミマセン

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こうしたコードや歌詞だけが書いてある楽譜(五線じゃない場合もあります)を「コードブック(コード譜)」と呼んだりします(他にもさまざまな呼称があるようです)

コードダイアグラム表記のコードブックも市販されていますが、ということは世の中には「耳コピ」が仕事の方もいらっしゃるというわけですね。

コードダイアグラム

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「イントロ」「Aパート」「Bパート」「Cパート」「サビ」「エンディング」といった曲構成も一緒に書き込んでおくと、いざバンドのみんなで合わせようといった時にドラマーも流れを把握できるし「じゃあサビの2つ前から・・」なんて会話ができるようになります。

下記のように歌詞、コードに加えメロディーや曲構成を書き込んだ簡易的な楽譜は「リード・シート」とよばれ、ジャズのセッションなどではよく使用されます。

ホント汚くてすみません(イメージです)

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バンドで演奏したい曲を耳コピ採譜する際は、こんな形で記録しておくとよいかもしれません。サックスなどの移調楽器はキーが変わるので別途作る必要があります。

ギタリストにはお馴染ですが、歌詞やコードネーム、コード・ダイアグラムが書いてあるような「ソングブック」等も役割としては同じようなものですね。なお、どんな楽譜を使うかは各自の自由。ケースバイケースで決まりはありません。

というわけで次にメロディーとコード進行が完成している曲に対して行われる編曲を考えてみましょう。

編曲

あるレベル以上のプレーヤーならリード・シートを見ながらバッキングを弾くということができますから、小編成のバンドであればリード・シートひとつでバンドメンバー全員で仲良く「ここはこうしよう」と相談しながら編曲していくこともできます。

しかし複数のキーボード、ストリングスやブラスが参加してくるような場合は、全員がコード進行にそってアドリブするというわけにはいきません。したがって各楽器がどのように演奏するかを指定する「アレンジ=編曲」をおこなう必要性が生じます。なお市販のバンドスコアは、大部分が耳コピして作られているものなんですよ~

↓はクラシックの場合のスコア

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大所帯バンドアレンジで生演奏の場合は、通常は譜面(スコア)を作り(または打ち込んで)パート譜を作成して各自に配るという事になります。メロディー、コード進行、編曲すべてを一人でやってしまう場合もあれば、編曲だけアレンジャーに委託する場合(主にプロ)もあると思います。そういえば中高のブラスバンドのアレンジはよく音楽の先生がやってたりしますよね。

なおドラム、ギター、ベース等「リズムセクション」のパート譜は、前述のリード・シートにキメやブレイクなどが書き込まれた程度の簡易譜面になる場合もあります。

ベタなキメだな~

KIME

「ここはゼッタイこのポジションのハモで弾いて!」というこだわりがない限り、演奏は基本プレーヤーにお任せするわけですね。

読譜はあまり得意でないけどグルーヴ感がスゴいベーシストに、バリバリの譜面で「これ演奏してー」とお願いするより自由に弾いてもらった方がおそらく良い演奏になるのではないでしょうか?上級者やプロの場合は言わずもがなですね。

したがってピアノのボイシングやドラムのフィルイン等々、リズムセクションに対して演奏を指定するケースはごくまれだと思います(フランク・ザッパは例外)

The Black Page #2 / フランク・ザッパ・バンド ~ スティーブ・ヴァイ、チャド・ワッカーマン若いですな。これはメンバー全員がクラシックのように楽譜通りに演奏しているわけですね。

フランク・ザッパのオーディションではドラマーに奇数連や32分、6連音符で真っ黒けになった譜面を渡し「これ叩いてみて」と初見でプレイさせたとらしいです。挫折していくドラマー達の中、テリー・ボジオは楽勝クリア(!)それを見ていた残りの応募者は皆帰ってしまったという逸話は有名です。

こんな感じですね。もはやスーパーマン!

なお編曲の過程や、実際メンバーで演奏してみて「やっぱりここはこれがよくね?」ということでコード進行はおろかメロディーすら変更になる場合も少なくないと思います(メロディーの変更は、あくまでオリジナルを作る場合に限ります)


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