話題のスピーカー、ヘッドフォンキャリブレーションソフト【Sonarworks】が凄すぎて感動!

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梅田ロフト店スタッフの南です。

今回は話題のSonarworksについてレビューさせていただきます。

Sonarworks(ソナーワークス)とは

現在のレコーディング、DTM環境で再生される音(ヘッドフォン、モニタースピーカー)ですが、本当の意味で完全フラットなサウンドというのは存在しません。

どんなに高級なスピーカー、ヘッドフォンでもちょっとした癖があります。

更に、自宅で聴いている環境から別の環境に移ったとき、『ミックスバランスが変』といった経験があると思います。

その差をなくし、理想的なモニター環境を作ることができるソフトがこのSonarworksです。

これがあれば、自宅の環境を気にすることなく、正確でフラットなリファレンス環境が整ってしまうわけですね。

測定用マイク

Reference 4 Measurement Microphone

モニタースピーカーを測定するときに必要なこちらのマイク。これがないと正確な測定ができないため、必ずセットのものを購入しましょう。

Reference 4 Studio Edition with Micを購入すればマイクとスピーカー、ヘッドフォン用のソフトが付属するのでこれ一択だと思います。

(ヘッドフォンだけでいいという方はReference 4 Headphone Editionを購入すれば問題ありません)

代理店の方に教えていただいたのですが、こちらの測定用マイクにはそれぞれシリアルナンバーが割り振られていて、Sonarworks社のデータバンクには一本一本これらのマイクの特性が記録されています。それを元にして音の補正を行うそうです。

どの環境でも正確でフラットなサウンドを得られるようにするこだわりが見て取れます。

ではヘッドフォンエディションの場合はどうでしょうか。

コチラの場合、測定はいりません。あらかじめプリセットとして様々なヘッドフォンが登録されているのです。

例えば、SonyのMDR-CD900ST。このヘッドフォンをメーカーが何台も測定し、そのアベレージをプリセットとして組んでいます。

 

今回は測定用マイクが手元にないため、残念ながらスピーカーのキャリブレーションはできませんが、代わりにヘッドフォンエディションをご紹介させていただきます。

(先日セールを行っていたときに購入した私物です笑)

ーHeadphone Editionー

こちらがヘッドフォンエディションの画面です。今回は私の持っているAKG K271mk2を使ってやってみたいと思います。

まずは画面上部にあるキャリブレーションプロファイルを選択

ここから、今自分が持っているヘッドフォンを選択します。(実装していないヘッドフォンは不可)

SonyはもちろんSHUREやSENNHEISER、FOSTEXにYAMAHAまでたくさんの種類がありました!

Beatsまであるのには正直驚きです・・今後もどんどん実装されていくようなので楽しみですね。

さて、ヘッドフォンのプリセットを持ってきました。

青の線がK271MK2本来のサウンドです。こうして見てみると低音がなく、凡そ500~800Hz、1kHz~2kHz、7kHz~9kHz辺りでしょうか。その辺りにピークがあるみたいですね。

さて、これを実際にSonarworksを通して聴いてみます。掛けるにはSR Studio Reference Enabledを押します。

今回は大げさに100%掛けてみました。

ー聴いてみてー

結論から言うと『音が全く違います』。通してみると分かるのですが、低音が苦手なこのヘッドフォンでもガンガン出るようになります。

無駄に出っ張っていた帯域も綺麗に抑えられますし、なによりすごいのがEQで無理やりいじったような感じがなく、本当に自然なんです。

ぶっちゃけてしまいますと20000円前後クラスのこのヘッドフォンでもここまでバランスよく鳴らせるのならもうSonarworksと手頃なヘッドフォン買えばいいんじゃないの?ってなっちゃいそうです。

ヘッドフォンでこれならモニタースピーカーはどれだけ変わるんだ!って話ですね。これは予想以上でした。

一度バイパスに変えると『あれ?このヘッドフォンこんな音だっけ』となんとも微妙な気持ちに・・・

ほかにも本来の性質を失わないようDry-Wetの調整もでき、更に低音、高音を上げたいときはブースト機能も付いています。

ヘッドフォンエディション単体は通常13800円で購入できます。定期的にキャンペーンも開催していますのでそのタイミングで購入するのがいいかもしれません。

梅田ロフト店展示中のSonarworksが使えるイヤフォン、ヘッドフォン一覧

Sony MDR-CD900ST

Sony MDR-7506

Audio-Technica ATH-M30x

Audio-Technica ATH-M40x

Audio-Technica ATH-M50x

Audio-Technica ATH-M70x

Audio-Technica ATH-R70x

AKG K141mk2

AKG K121Studio

AKG K271mk2

Beyerdynamic DT 990 PRO

Beyerdynamic DT 250 80 ohm

Beyerdynamic DT 770 Pro 80 ohm

Beyerdynamic DT 1770 Pro

Focal Listen Professional

Sennheiser HD 25

Sennheiser HD 650

SHURE SE215

SHURE SRH440

SHURE SRH840

SHURE SRH940

SHURE SRH1540

SHURE SRH1840

Ultrasone PRO580i

YAMAHA HPH-MT8

定番モニターヘッドフォンの音響特性

Audio-Technica ATH-M50x

 

Sony MDR-CD900ST

 

SHURE SRH-440

Ozone8、Neutron2やPC-DJ機材然り、今まで敷居の高かったものがどんどん下がってきています。

モニター環境も今まではフラットで聴きやすいスピーカーやヘッドフォンを探し、自宅で吸音材や防音室を揃えたり、置き場所に苦労したりと問題は山積みでした。

ですがSonarworksがあれば低予算でフラットな環境を構築しやすくなり、理想の環境を手に入れるという目標がグッと近づきます。

どうしてもモニターの置く場所がなく、理想的な配置ができなくても高ささえ合わせてキャリブレーションで測定、設定しておくだけでOK!

更に自分がどういう環境でモニターしているか、そのデータも他者と共有できます。(相手もSonarworksを持っている場合)

いいスピーカー、いいヘッドフォンを持つ、という事は大前提ですが、持ち合わせがなく歯痒い思いをしている方にこそ、このソフトはうってつけではないでしょうか。

スピーカーが鳴らせない環境で作業をしている場合は、いいヘッドフォンとsonarworksのヘッドフォンエディションをまずオススメしたいですね。

※現在対象のEVE AUDIOのスピーカーをペアでご購入いただくとReference 4 Studio Edition with Mic(最上位モデル)プレゼントのキャンペーンも開催中です。キャンペーン終了期間が未定なため、突然終了してしまう可能性がございます。ご注意ください。

ダウンロード販売もあります!

Reference 4 Headphone Edition DL

梅田ロフト店販売価格 (税込) ¥14,055 (税抜 ¥12,778)
JANコード:4533940076225

Reference 4 Studio Edition DL

梅田ロフト店販売価格 (税込) ¥36,463 (税抜 ¥33,149)
JANコード:4533940076232

ともにダウンロード販売も可能です。(※Studio Editionご購入の方は、スピーカー測定マイクが別途必要になります)

 

Reference 4 Headphone Edition  BOX

梅田ロフト店販売価格 (税込) ¥14,055 (税抜 ¥12,778)
JANコード:4533940076270

Reference 4 Studio Edition BOX With Mic

梅田ロフト店販売価格 (税込) ¥43,593 (税抜 ¥39,630)
JANコード:4533940076294

 

 

 


梅田ロフト店デジタル担当 南(みなみ)
この記事を書いた人
梅田ロフト店デジタル担当 南(みなみ)

現役ボカロPとしても活動している南です。ボカロ、作曲に関することならお任せ下さい。
DTMを始めるにあたって、あなたに合う作業環境の構築を全面的にバックアップ致します!

梅田ロフト店
梅田ロフト店

大阪府大阪市北区茶屋町16-7 梅田ロフト8F

電話番号:06-6292-7905

営業時間:10:30~21:00

HP:http://www.shimamura.co.jp/umeda/

 

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