【2018年3月版】DTM、レコーディングにオススメのモニターヘッドフォン特集!

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こんにちは。梅田ロフト店の南です。

最近自分のモニターヘッドフォンを数年ぶりに買い換えました!

自分で色々試聴していて思ったのはモニターヘッドフォンってこだわりだしたらきりがないですね。

久々にしっかり自分に合ったものを吟味して選んだので時間もかなりかかってしまいました。。

その時試したことで改めてヘッドフォンの重要性を再認識できたので今回はその経験もふまえレビューをしていきます。

DTMをする上でヘッドフォンは欠かせない!

個人的に重要度が高いのはヘッドフォンです。ここをケチってしまうと今後の成長に大きな差が生まれてきます。基本的には一般で販売しているオーディオ用ではなく、スタジオモニター、モニターヘッドフォンと呼ばれるものを購入しましょう。

ヘッドフォンの選び方その1:ある程度お金をかけよう!

まず揃えるなら質のいいヘッドフォンにお金をかけましょう。

実体験ですがヘッドフォンってだんだんその音に耳が慣れてきてしまいます。普通のリスニング用ヘッドフォンやイヤフォンは音がチューニングされているためそれで慣れてしまうと他のところで音を再生した時に出音の差が生まれやすいです。

また、質の低いヘッドフォンは低音が無駄にボンボン響いて楽器別にしっかり聴けない!なんてこともあります。それで耳が慣れてしまうと本来聴こえているはずの音も聴こえず、一向に音作りも上手くなりません。

逆にクオリティの高いヘッドフォンを普段から使用し、プロがミックスする音楽をしっかり聴きこめばどんな音作りをしているのか。イメージもつかみ易く今後の成長が期待できます。

予算は最初20000円~40000円くらいがオススメです!

ヘッドフォンの選び方その2:装着感で選ぶ

これも重要です。いくら音が良くてもDTMは長時間作業になりがちなので、長くつけていても疲れにくいヘッドフォンを選ぶということも重要です。付け心地はメーカーによって全然違うのでここは実際お店に行って確かめてみるといいでしょう。

ヘッドフォンの選び方その3:密閉型、開放型の違い

密閉型:SHURE SRH1540

開放型:SHURE SRH1440

ヘッドフォンには密閉型と開放型があります。構造上開放型のほうが実際聴く音はいいのと、聴き疲れしにくいという利点がありますが、音漏れします。無難に行くなら密閉型のヘッドフォンを購入することをオススメします。音漏れがしにくいのと回りの音をシャットアウトできるので作業に集中できます。

※:ボーカルレコーディングをする方は密閉型を選びましょう!マイクにヘッドフォンの音漏れが録音されてしまいます。

ヘッドフォンの選び方その4:小さい音量、大きい音量の両方で音を聴く

ヘッドフォンは小さい音量にした時と大きな音量にしたときに出てくる帯域が変わってきます。

その変化もしっかりと聴いてみて判断します。

意外と見落としがち:インピーダンス(Ω)

ヘッドフォンにはよくインピーダンスという項目があります。これはヘッドフォンの電気抵抗値のことです。

この数値が高くなるとiPhone等ではベストな音量が出せなくなってきます。なので気軽に普段使いもしたい!という方は抵抗値低めのものを探すのがオススメです。最初の目安は50Ωくらいを境目で選ぶといいでしょう。

梅田ロフト店展示のオススメヘッドフォン

SONY:MDR-CD900ST

言わずと知れた超ド定番のモニターヘッドフォン。全体的に音はしっかりと再生されていますが、高音に特徴があります。しっかりと前に音が出てくるのでライブやレコーディングでとても重宝されている、楽器、ボーカル用モニターとしてオススメのヘッドフォンです。

■ インピーダンス:63Ω

■ 最大入力:1000mW

■ 再生周波数帯域:5~30,000Hz

■ 感度:106dB

Sony『MDR-CD900ST』

梅田ロフト店販売価格 (税込) ¥17,295 (税抜 ¥15,723)
JANコード:4901780586080

SOUND WARRIOR SW-HP10S

こちらのSOUND WARRIOR SW-HP10Sは楽器用モニターヘッドフォン、ミックスのリファレンス(比較用)としてとてもオススメ!

耳元でボーカルが歌ってくれているような感覚、装着しても圧迫感を感じないイヤーパッド、重量も軽めで扱いやすいヘッドフォンになっています。

■ インピーダンス:40Ω

■ 最大入力:300mW

■ 再生周波数帯域:20~20,000Hz

■ 感度:103dB

SOUND WARRIOR『SW-HP10S』

梅田ロフト店販売価格 (税込) ¥15,180 (税抜 ¥13,800)
JANコード:4522425050478

Audio Technica:ATH-M50x

比較的リーズナブルな価格で手に入るモニターヘッドフォン。

ベースの音がしっかりと聴こえ、音を大きくするとスネア、シンバルの存在感がでてきます。

2万円を切る価格帯では分離、定位がしっかりしてて、音量も出るのでオススメです。

■ インピーダンス:38Ω

■ 最大入力:1600mW

■ 再生周波数帯域:15~28,000Hz

■ 感度:99dB

Audio Technica『ATH-M50x』

梅田ロフト店販売価格 (税込) ¥19,580 (税抜 ¥17,800)
JANコード:4961310125431

Audio Technica:ATH-M70x

M50xの音をベースにクリアなサウンドにしたようなヘッドフォン。音量を下げて聴くとボーカルがクッキリと浮き出てきて、逆に大きな音で聴くとスネア、シンバルのハイの部分がかなり出てきます。

結構固い音だと思いました。モニタースピーカーならHS5と相性が良さそうです。このヘッドフォンが合わないという方はM50Xをオススメします!

■ インピーダンス:35Ω

■ 最大入力:2000mW

■ 再生周波数帯域:5~40,000Hz

■ 感度:97dB

Audio Technica『ATH-M70x』

梅田ロフト店販売価格 (税込) ¥35,200 (税抜 ¥32,000)
JANコード:4961310125462

SHURE:SRH840

全体的に定位、分離が良く、ミックスがしやすいヘッドフォンです。

高音は刺さるような音ではなく、ちょっと丸みのある音で、音量を小さくしてもベース音がしっかりと聴こえてきます。

もう少し柔らかくて分離がいい音をお求めならSRH940にグレードアップがオススメです。

■ インピーダンス:44Ω

■ 最大入力:1000mW

■ 再生周波数帯域:5~25,000Hz

■ 感度:102dB

SHURE『SRH840』

梅田ロフト店販売価格 (税込) ¥21,780 (税抜 ¥19,800)
JANコード:0042406168663

SHURE:SRH940

中低域の処理がしっかりとされていて、各楽器がしっかりと聴こえます。

音量が低くても前に出ている楽器の音はわかるし、音量を上げても耳が痛くなく、柔らかいサウンド。

音の定位が良く、リバーブの処理の感じがわかりやすい。パッドもいいものなので長持ちします!

余談ですがこのヘッドフォンと合わせるならモニタースピーカーはGENERECやKRKがいいと思います!(ボーカルが見えやすいため)

■ インピーダンス:42Ω

■ 最大入力:1000mW

■ 再生周波数帯域:5~30,000Hz

■ 感度:100dB

SHURE『SRH-940』

梅田ロフト店販売価格 (税込) ¥31,680 (税抜 ¥28,800)
JANコード:0042406199742

AKG:K271MKⅡ

高音、低音含めて全体の出力が抑えめのため、あまり大きな音は出せませんが、各楽器の音がクリアで分離感が良く、付け心地が抜群なのが特徴です。音量を上げるとスネアのバチっとした音やクラップ音辺りの帯域が持ち上がってきます。価格が2万円以下で購入できるところも大きいです!この値段のヘッドフォンではピカイチの性能を誇ります。

■ インピーダンス:55Ω

■ 最大入力:200mW

■ 再生周波数帯域:16~28,000Hz

■ 感度:91dB

AKG『K271MKⅡ』

梅田ロフト店販売価格 (税込) ¥19,250 (税抜 ¥17,500)
JANコード:9002761021202

YAMAHA:HPH-MT8

去年の12月に発売したYAMAHAの新しいモニターヘッドフォン。最初聴いた感想が『すごい!』

でした。前回のHPH-MT220の時は音がタイトで固い感じだったのですが、今回のヘッドフォンは全く別物の音がします。

小さい音からかなり大きな音まで再生でき、全帯域にしっかりと音が詰まっています。立体感が素晴らしく、ヘッドフォンのパッドが振動するぐらいの低音も体感できます。(そんなヘッドフォンは初めてでした)

たぶんこれで慣れてしまうと他のヘッドフォンには移れないだろうな~という中毒性がこのヘッドフォンにはあります。それくらい再生する音が独特なので一度お試ししてみることをオススメします!

■ インピーダンス:37Ω

■ 最大入力:1600mW

■ 再生周波数帯域:15~28,000Hz

■ 感度:102dB

YAMAHA『HPH-MT8』

梅田ロフト店販売価格 (税込) ¥27,500 (税抜 ¥25,000)
JANコード:4957812607957

今後も新しいヘッドフォンが入り次第随時レビューをしていきます!他にもいろいろなヘッドフォンがあるので購入の時はじっくりと試聴してから検討してみましょう。



梅田ロフト店デジタル担当 南(みなみ)
この記事を書いた人
梅田ロフト店デジタル担当 南(みなみ)

現役ボカロPとしても活動している南です。ボカロ、作曲に関することならお任せ下さい。
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