こんにちは、梅田ロフト店スタッフ,ボカロPの南です。
今回は、あの話題のボーカロイド「sachiko」に歌っていただきました。
ボーカロイド VOCALOID4 Sachiko 日本を代表する歌手「小林幸子」氏の声をもとに開発したライブラリ
早速始めていきます。
曲はバラード調をサビだけ作ってきましたのでこれから調教していきましょう。
あらかじめ打ち込んでおいたガイドメロディーをV4エディターで開いてみます。
これがV4エディターです。私用ではまだスタンドアローンのV3エディターでセッセと打ち込んでますが今回はボカキューを使います。
Cubaseユーザーは推奨ですのでまだ持っていない方は是非!
さて、まずはざっくりと歌詞を打ち込んで行きましょう。
一音一音打ち込んでいくのもアリですが私、ちまちましたのがすごく苦手です。
そこで「歌詞の流し込み」機能を使っていきましょう。
流し込みを開始するノートを右クリック→リストから歌詞の流し込みをクリック
こんな画面が現れます。ここにひらがなで歌詞を入力していきます。
漢字はNGですのでご注意を!
上の画像のように打ち込んでいきます。一つのノートに一文字ずつ入力されていきます。
ここで注意したいのが、「思い出すのは」の部分です。
ボーカロイドは入力した文字をそのまま再生します。
この場合は「おもいだすのは」ではなく「おもいだすのわ」と入力します。
歌詞の流し込みが終わりました。
これから調教に入ります。
普段から私はこのエディター画面ではそこまで凝った調整はしません。今のエディターは性能もかなり上がってますのであまりいじらなくてもそれなりに歌ってくれます。
今回はベロシティを重点的に設定しました。
普段ベロシティと聞くと音の強弱を設定するイメージがありますが、ボーカロイドに関しては意味が違ってきます。
ボーカロイドのベロシティは「音の立ち上がり」を早くする効果があります。
設定すると、前の音が早く切れるようになるので少し歯切れのいい歌い方になります。これで機械的な歌い方の部分を処理していきましょう。
ベロシティ設定なし
ベロシティ設定あり
「sachiko」に歌ってもらいました
感想
声が非常に個性的なので他のボーカロイドとの住み分けもきちんとできそうですね。
この曲は最高音がD#4まで出してますが、全然問題なく声が出せてます。ですがこれ以上はさすがにきつそうです。ミクのようにガンガン高い音は出さないほうがいいでしょう。
ただ「sachiko」に関しては低音まで幅広く使えるというところが大きいですね。この曲、オクターブ下で歌わせても全然問題なく歌えてしまいます。
今まで発売しているボーカロイドは中性的な声が非常に多く低音はなかなか使うことができませんでしたが、「sachiko」はそれが可能です。
声質は非常に太く、パンチのある声がでます。ボカロだけで聴くと声が自然としゃくっているので変な感じはしますがオケと合わせるとその違和感もなくなります。
アタックも早いので激しいロックやアップテンポの曲が一番使いやすそうです。ボーカルの力強さを求めるなら間違いなく「sachiko」は候補に入るでしょう。
皆さんに「sachiko」の魅力を伝えられたでしょうか。
梅田ロフト店の店頭にてお試しもできます。大阪、梅田に来られた際は是非お越しください。
SACHIKOJP
(税込) ¥13,200 (税抜 ¥12,000)JANコード:4513744069449
V4EC
(税込) ¥11,000 (税抜 ¥10,000)JANコード:4513744067674
梅田ロフト店デジタル担当 南(みなみ)
現役ボカロPとしても活動している南です。ボカロ、作曲に関することならお任せ下さい。
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