こんにちは、梅田ロフト店DJ・デジタル楽器担当の阪口です。
今日はなんと発売前のパイオニアニューコントローラー「DDJ-RX」のプロトタイプをパイオニアDJの営業の方が梅田ロフト店に持ってきてくれましたので早速試奏レポートを掲載したいと思います。
今回新しく発売される「DDJ-RX」、皆さん既にご存知の通りREKORDBOX DJ初の専用コントローラーということですが、皆さんから「SERATO DJは使えるの?」といった質問を多く受けていましたが「今後対応する可能性はありますが、現状SERATO DJは使えません」との回答でした。(ちなみにTRAKTORは設定すれば使えるそうです。)
ですので今回は完全にREKORDBOX DJ専用のコントローラーということですが、新しいソフトということもありSERATO DJにはないプラスアルファの機能が多くありましたので早速ご紹介したいと思います。
と、その前にREKORDBOX DJについて少し補足をします。REKORDBOX DJは基本的にパイオニア製品全てのコントローラー、CDJ、ミキサーで使用することができます。ですので家ではDDJ-SX2でSERATO DJを使ってて、クラブではCDJ2000NEXUSしかないから家のSERATO DJでCUEポイントの設定をしてもクラブで同じCUEポイント設定でプレイできない、、といった問題が全て解消されるわけです!長期的に考えると絶対便利になりますよね~
あとDDJ-RXやDDJ-RZを購入するとREKORDBOX DJのニューバージョンは付いてきますが、それ以外でREKORDBOX DJのニューバージョンを使用する場合、大体¥15,000ぐらいで購入する必要があるそうですのでご注意ください。。
それでは早速REKORDBOX DJのニューバージョンの画面がコチラになります。
画面右上のタグをクリックすることで4通りの画面に切り替えが可能です。
2Deck Horizontal画面
2Deck Vertical画面
4Deck Horizontal画面
4Deck Vertical画面
画面はSERATO DJに非常に似てますね~
SERATO DJと比べてパワーアップした機能その1 PAD FX
DDJ-SX2では「ROLL」と表記されていたボタンが「PAD FX」という名前に変わっています。
機能としては8つのパッドの内の上4つはDDJ-SX2と同じROLLエフェクトになっていますが下4つのパッドはフェイザーやフィルター等別のエフェクトがそれぞれアサイン可能となりました!理由としてはDDJ-SX2のROLLモードにした時の下4つの1/1以上のROLLエフェクトはほとんど使わないから別のエフェクトを使えるようにしちゃえ!ということらしいです。
もちろん他のエフェクトの各パラメーターもPCの画面上で細かく設定を変えられますので、お好みのエフェクトをどんどん割り振ってボタン一つで様々なエフェクト効果を出せます。
PAD FXモードは2ページ目に切り替えができますので合計16種類のPADエフェクトを設定することができます。
SERATO DJと比べてパワーアップした機能その2 SOUND COLOR FX
DJM900Sシリーズ等に付いていた各チャンネルの下の方に付いているシルバーのツマミで簡単にエフェクトが掛けられるアノ機能が付きました。
更に今回は4つのボタンそれぞれのエフェクトも自由にアサインができます!
デフォルトではこのエフェクト達ですが、、
USERモードで色々なエフェクトをアサインできます!
SERATO DJからパワーアップした機能その3 RELEASE FX
エフェクトツマミの右側に付いているRELEASE FXツマミですが、これを押すとレコードの回転を止めた時のようなブレイク音が鳴って全てのエフェクトがリセットされるといったツマミです。ちょうどEFXシリーズやRFXシリーズの右側に付いていたあのツマミの効果が出せます!
もちろんPC画面上でエフェクトの数値も設定できます。
「VINYL BLAKE」「ECHO」「BACK SPIN」の3種類から選択できます。
SERATO DJからパワーアップした機能その4 QUANTIZEボタン
以前はSYNCボタンでBPMと小節の頭を一緒に合わせていましたが、このボタンを押すことで小節の頭だけをすぐに合わせてくれるそうです。生バンド等のBPMが不安定な曲をミックスする時に細かく押すことができて便利そうですね。
SERATO DJからパワーアップした機能その5 SEQUENCER
DDJ-SX2ではSERATO FLIPのコントローラーの部分でしたが、DDJ-RXではSAMPLERモードでPADを叩いた演奏データを記憶して繰り返しループ再生ができるようになりました。ちょうどSERATO FLIPのSAMPLERバージョンのような物ですが、実際CUEポイントで演奏するよりもSAMPLERパッドで演奏した方がデータの管理もしやすいと思いますので、より便利になった部分ではないかなと思います。
またSAMPLERスライダー上部にSYNCボタンが付いており、こちらを押すとマスターで流れている曲のBPMにSEQUENCERで演奏したデータが同期します。これは便利ですね~
発売が発表されてから情報が少なくていまいちよく分からない状態でしたが、今回実機を触ることができREKORDBOX DJやDDJ-RXの利点が非常に分かりやすく理解できました。発売はDDJ-RXが11月下旬、DDJ-RZが10月上旬とのことですので、ぜひ店頭に触りにいらして下さい!
梅田ロフト店ではDDJ-RX、DDJ-RZともに予約受付開始しております。気になられた方はぜひ担当の阪口までお気軽にお問い合わせ下さい。
DDJ-RX
発売日
2015年11月下旬
販売価格
(税抜)¥110,000 (税込 ¥118,800)
JANコード:4573201240125
DDJ-RZ
発売日
2015年10月上旬
販売価格
(税抜)¥220,000 (税込 ¥237,600)
JANコード:4573201240149
梅田ロフト店デジタル担当 阪口(さかぐち)
DJ歴20年、現在も現役DJで活動をしているDJ専門スタッフの阪口です。
今までクラブイベントや野外イベントでDJ、バンドのトラックメイカー、オーガナイザー等々色々と活動してきましたので、DJに関する事なら何でもご相談下さい。