こんにちは、現在ボカロPとしても活動中のみなみです。
今回は、キューベースのプラグインのみを使ってボカロ曲の調教の仕上げ、MIXを行いたいと思います。
※編曲に関しましては、外部音源を使用させていただきました。
個人的にはボカロ調教の出来の8割はこのMIXにかかってると思ってます。
いくら歌わせ方が良くてもMIXで印象が全然違ってきますので、(WAVES等)の有料プラグインはまだ持っていないけれど出来る限りDAWソフトでがんばりたいという方は是非参考にしてみてください。
まずは第一回目ということで、エフェクト前の下処理まで行っていきます。
使用するボーカロイド
結木ゆかり(純)
まずは下準備
ノーマライズで波形を大きくします。
波形の大きさがバラバラだと、ボリュームフェーダーによるミックスがやりづらいため、ここは一度ミックスする全ての波形を最大値まで上げましょう。
こうすることでミックスがしやすくなります。
ノーマライズ方法:処理したいトラックを選択後、Audio→処理→ノーマライズを選択
次にボーカルトラックにボリュームのオートメーションを書いていきます。
コツは小さい音を大きくすることを意識して書いていくのがいいかと思います。
どうしても言葉ひとつひとつの音量が変わってしまうので一言ずつ確認しながらオートメーションを書いていきましょう。
少しぐらい滑舌の悪いところ(あまりに滑舌がひどい箇所に関してはエディターにて修正)はこのオートメーションで直すことができます。
今回はざっくりと書いてみました。
比較用音源
オートメーションありver
オートメーションなしver
本当に微妙な変化ですが、この処理一つで後のエフェクターを掛けるときの掛り具合が変わります。
これだけで聴くとなかなか機械的な歌い方をしていらっしゃる。。。。。。しかしこれをオケと混ぜてみると
オケ(inst)と混ぜてみたver(オートメーションあり)
オケ(inst)と混ぜてみたver(オートメーションなし)
とりあえずオートメーションを書いてインストデータと合わせてみました。機械的な印象が薄れましたね。
ただ後ろの楽器に声が負けていますね。なかなか力強く抜けてこないです。
これで下処理完了!これだけではまだまだ調教完了とはいかないのです。
次はいよいよボーカルにエフェクト処理を施していきます。次回お楽しみに!
第二回:【ボカロ調教】Cubaseのプラグインのみを使ってミックスしてみた その2~コンプレッサー、EQをかけてみる~
梅田ロフト店デジタル担当 南(みなみ)
現役ボカロPとしても活動している南です。ボカロ、作曲に関することならお任せ下さい。
DTMを始めるにあたって、あなたに合う作業環境の構築を全面的にバックアップ致します!