音が良くなる!KRYNA(クライナ)社のスピーカースタンド「Stage」を試してみた

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「これを使うと音が変わる」と言われている、KRYNA(クライナ)社のスピーカースタンド「Stage」を試してみました。

さて、この「Stage」シリーズは、ダイアモンド・フォーメーションという技術により「スピーカーから発生する振動を自然な形で吸収・開放し、スピーカーの持つポテンシャルを限界まで引き出すことができる」という究極のスピーカースタンドなのだそうです。「ダイアモンド・フォーメーション」というのはKRYNA社が開発した、スピーカーの振動を吸収するインシュレーターを菱型に配置する方法で生み出された新技術です。

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上図のようにインシュレーターをダイアモンドのような形状で配置する「ダイアモンド・フォーメーション」によって「スピーカーの前後運動によって発生する振動」と「スピーカーキャビネットが共振して発生する振動(箱鳴り)」を減らし、本来スピーカーの持つポテンシャルを最大限に引き出すことができるのだそうです。

「ダイアモンド・フォーメーション」の原理詳細についてはこちらをご覧ください⇒http://www.diamond-formation.com/df/df2.html

というわけで「本当に音が変わるのか?」実際にためしてみました。

ハイレゾ音源等でチェック

さて、今回試聴に使用したのはADAM AUDIO (アダムオーディオ)の「A5X」というスピーカーです。

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試聴は、DAW(MOTU DP8)で音源を再生し、オーディオ・インターフェース(TASCAM UH-7000)経由でA5Xを鳴らすというセッティングをおこなっています。

あえて今回は場所はごく一般的なオフィス・ルームでテストしてみることにしました。この環境で音の差が顕著に感じられるのであればレコーディング・スタジオでの効果は言わずもがなでしょう。

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192kHz-24bit、96kHz-24bit 等のハイレゾや 44.1kHz、16bit のオーディオ・ファイルなどを片っ端から使って聴き比べしてみます。

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まずは「A5X」を無造作に机の上においた状態でチェック・・・すると・・・

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・・・おおっ、これで十分いい音!ではないですか・・・こんな乱暴なセッティングでここまでの音が出るとは思っておりませんでした、申し訳ございませんでした「A5X」様!TASCAMのオーディオ・インターフェース「UH-7000」も素晴らしいですね。

しかしこれで満足しては今回の検証の意味が無い・・というわけで、つづいてスピーカースタンド「Stage」をセッティングします。今回使用したのは「Stage」シリーズの中で最も小型の「S10-1416T」です。

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これで重量はズッシリ6kg。

底面はダイヤモンド上にスタンド専用スパイクインシュレーター「T-PROP」が配置されています。

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レンチを使用して接地面を微調整していきます。これで机とジャストフィットすることになり振動が軽減されるのですね。

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T-PROPの構造(内部に専用の特殊液体をいれることで更に高い制振性が期待できるとのことです)

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では再生してみましょう・・・・ワクワク・・すると・・

「ベースの音が・・・・変わった!」

まず最初に感じたのがそれ。低域の分離、特にキックとベースのメリハリの違いがハッキリとわかります。またオーケストラ楽曲の場合は、各パートの高さ、広がり、奥行き感がさらにクッキリと鮮明になった印象です。あらためて再度スタンド無しで聞いた場合これと比べてスタンド無しの場合は、確かに迫力はあるのですがモコモコした感じで、ビビリも気になってきました。

KRYNA社のサイト情報によれば「ダイアモンド・フォーメーション」を使用した場合は、4~8kHz周辺の音の再現度が向上するそうです。これにより立体感のある音像を再現することができるとのことです。

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今回試したのは一番小さいサイズの「S10-1416T」という型番だったのですが、Stageシリーズはスピーカーの大きさに合わせて最適な組合せを選ぶことができます。

天板・底板のサイズ

34サイズ:W340×D460×H10 (mm)

32サイズ:W320×D440×H10

30サイズ:W300×D380×H10

28サイズ:W280×D360×H10

26サイズ:W260×D340×H10

24サイズ:W240×D320×H10

22サイズ:W220×D300×H10

20サイズ:W200×D280×H10

18サイズ:W180×D260×H10

16サイズ:W160×D240×H10

14サイズ:W140×D220×H10

st7_p1

14サイズ ⇒ 34サイズ

支柱サイズ(長さ)

90サイズ:H880 (mm)

80サイズ:H780

70サイズ:H680

60サイズ:H580

50サイズ:H480

40サイズ:H380

30サイズ:H280

20サイズ:H180

10サイズ:H80

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というわけで、KRYNA Stage シリーズの特徴です。

  • 異種材の張り合せ構造でスピーカーの振動を直接吸収する「アルミ+スチール複合天板・底板」
  • 天板の振動を分散させて逃がす「VD-PROP」
  • 振動を熱変換で低減させる「超微粒砂」
  • 支柱の振動を砂へと逃がす「放振フィン」
  • 低重心に寄与する「ピラミッドバランス構造」
  • スタンド専用スパイクインシュレーター「T-PROP」
  • 音の解像度・広がりが大きく向上する「ダイアモンド・フォーメーション」

確かに音が変わる

今回の実験の結論から申し上げますと、確かに音が劇的に変わりました。この「Stage」シリーズは正直言って「お求めやすいお値段」ではありません。今回使用した一番小型のモデルでもペアで7万円します。その予算で高価なスピーカーを購入するという選択肢もあるわけですが・・これは非常に悩ましいですね・・・しかし、現在自分が使っているお気に入りのスピーカーのポテンシャルをさらに充実させたいという方にはうってつけのアクセサリーということができるのではないでしょうか。極上のサウンドを求める方はぜひ検討してみてはいかがでしょう?本当に音が変わりますよ!!

スピーカースタンド「Stage」:S10-1416T

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Digiland_chiba_kryna01

販売価格(ペア)

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スピーカー:ADAM AUDIO A5X

販売価格(一台)

(税込) ¥59,730 (税抜 ¥54,300)

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TASCAM UH-7000

販売価格

(税込) ¥43,780 (税抜 ¥39,800)

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DP9


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今回試聴で使用した楽曲

Random Access Memories

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Daft Punk

Sony (2013-05-21)

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Amore

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